レポート:化物語から見ている人にはたまらない作品「続・終物語 初日舞台挨拶」レポート

2018年11月10日、東京・新宿にある新宿バルト9において、「続・終物語 初日舞台挨拶」が行われました。こちらの舞台挨拶では、阿良々木暦役の神谷浩史さん、老倉育役の井上麻里奈さん、MCとして阿良々木火憐役の喜多村英梨さんと阿良々木月火役の井口裕香さんが登壇されました。

早朝の舞台挨拶にもかかわらず、多くのファンが会場に詰めかけ、作品の期待度の高さが伺えました。

今回の劇場版では阿良々木火憐と阿良々木月火の「ファイヤー・シスターズ」が宣伝隊長として務めていると言うことで、喜多村さんと井口さんが今回の舞台挨拶もMCとして登場されました。

そして、神谷さんと井上さが登壇され、MCの二人から井上さんは物語シリーズでは、今回の舞台挨拶がイベントでの初めての登壇では?と言う事で、井上さんも初めてかも?と話していました。

ここからは、いくつかの質問を通じて、物語シリーズについて、掘り下げていこうという「続・終物語Q&A」が行われました。

「完成した終物語を(キャスト陣は)事前に見ていると思いますが、ネタバレの無い範囲での率直な感想」という質問が神谷さんと井上さんにされ、神谷さんは率直に「(上映時間が148分と)長いな」と感じられた事と、井上さんは「(育の話が)幸せだった。」と話していました。

次に「続・終物語は鏡の世界を描いているが、鏡の世界にいたら、どんな自分がいると思いますか。」については、神谷さんはステージに立っている時の姿は「裏」と話し、鏡に映っているのが本当の姿では?という話をされていました。

井上さんは正反対の自分が分からないと話し、神谷さんも井上さんは「隙が無い」と話し、裏と表が分からないという話をされていました。

今回の「続・終物語」はTVシリーズで6話分を凝縮して、劇場版として上映されているそうです。アフレコも全6話と言う事で行われたそうで、上映時間が148分という長尺になったそうです。

神谷さんは物語シリーズは、偽物語以降、物語シリーズはある文法に則ってアニメが作られているそうですが、最初から最後まで繋げて見ると、一本の作品として、見られるのでは無いかと話していました。

井上さんはアフレコで1,2話を録った後に劇場版になるというのを知って、1話ずつ上映するのかと思ったら、6話まとめて上映という事で、驚かれたそうです。

これから作品を見る方へのコメントとして、神谷さんは「物語シリーズでは、普段ヒロインがOPを歌うが、今回は暦が歌っているので、聞いてみて下さい。」と話し、井上さんは「今回は育で無い育が見られるので注目して欲しい。」と話されました。

最後に作品の注目点として、井上さんは「鏡の世界という事で、鏡物語では無いのかと思うのですが、話を見ると、なるほどだから続なんだなとスッキリすると思います。」、神谷さんは「続・終物語から見るのはハードルが高いですが、化物語から見ている人にはたまらない作品だと思います。」、喜多村さんは「色んなキャラクターもスポットが当たってきて、奥深いキャラクターが見られたのでは無いか。」、井口さんは「瞬きをしない勢いで見て下さい。」とコメントされ、舞台挨拶が終了しました。


『続・終物語』
全国劇場にてイベント上映中
配給:アニプレックス

©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト