レポート:自然と役作りにリアルさが溢れていた!映画「洗骨」公開直前舞台挨拶レポート

2019年1月17日、東京・銀座にある丸の内TOEI①において、映画「洗骨」の公開直前舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶では、奥田瑛二さん、筒井道隆さん、水崎綾女さん、坂本あきらさん、鈴木Q太郎さん、古謝美佐子さん、筒井真理子さん、照屋年之監督が登壇されました。作品は今でも沖縄の一部地域で行われている葬儀の風習を映画化したもの。

今回の舞台挨拶では、1か月に及ぶ沖縄ロケの内容について掘り下げて話をされていました。今回の作品では、奥田さんは「無になろう」と思い、役作りをされたそうです。撮影後の宴会で飲みすぎた事が多く、沖縄ロケの間の記憶が無いというエピソードも披露されていました。実際に奥田さんの演じる役と筒井(道)さんの役が映画中では仲が悪いという事で、役作りの一環として収録外でも実際に話しかけないことによる空気感に照屋監督も本当に仲が悪いのだろうかと心配になるくらいビックリされたそうです。

水崎さんについては、今回は妊婦役という事で沖縄ロケの間は風呂以外ずっと妊婦の格好をして過ごし、その自然さから現地の人にも臨月の近い妊婦と間違われていたそうです。坂本さんも沖縄弁を習得するのが難しいと話していましたが、照屋監督から「現地の人になりきっていた。」と太鼓判を押されていました。

鈴木さんは今回が役者デビューだったそうですが、お笑いと芝居の違いに戸惑われたそうですが、鈴木さんの役者ぶりには奥田さんからも「役者になったら?」と促されたそうです。筒井(真)さんについては、奥田さんも実際の奥さんよりも奥さんと思わせるくらいの役作りに絶賛されていました。そして、照屋監督の手荒いながらも愛のある突っ込みで会場を和ませていました。

映画「洗骨」は、1月18日から沖縄先行上映、2月9日から全国公開される。