公式レポート:伝説的アニメ“コードギアス”が新作映画として遂に公開!!初日舞台挨拶に福山潤、櫻井孝宏、村瀬歩、谷口悟朗監督、OP主題歌の家入レオも登壇!

「コードギアス」シリーズを支え続けた主人公ルルーシュ役 福山潤、ルルーシュの親友スザク役 櫻井孝宏、そして、本作の舞台となるジルクスタン王国の若き国王で、謎多きキャラクターシャリオ役 村瀬歩、本シリーズを常に牽引してきた監督 谷口悟朗が登壇した。

満員の客席の前に登場したキャスト・監督は、都内でも雪が降る悪天候にも関わらず公開初日の初回上映に足を運んでくれた観客に感謝を述べた。福山が本作の公開を祝してコードギアスシリーズお馴染みの掛け声「オールハイルブリタニア!」と乾杯の音頭をとり、イベントがスタート。

プロジェクトの製作発表から2年、ついに公開初日を迎えた心境を「ファンとの約束が果たせた」と語る谷口は肩の荷が下りたと安堵の表情を浮かべた。福山は「今までのキャリアの中でも、どう表現していいのか分からない」と12年続いたシリーズのひとつの“けじめ”のような作品が公開を迎えたことに感慨深い様子。続く櫻井は、“復活”と銘打っているが全貌が見えないまま公開を迎えた本作に対して「皆さんを巻き込むような形でコードギアスの世界に浸れたことが嬉しかった」と語った。

本作でコードギアスシリーズに初出演した村瀬。自身が高校生の時にコードギアスのテレビシリーズを観ていてファンだったという村瀬は、福山演じるルルーシュや櫻井演じるスザクなど、「自分が観ていたキャラクターと一緒の場にいられたことが今でも信じられない」と出演の際の感激を振り返った。また「ファンとしても劇場の大画面でも観たいです」と一人のコードギアスファンの目線からも語った。

今回鑑賞した観客に対し2回目以降のみどころについて、福山は全部の情報を知ったうえでみると「印象が変わる、考察できるところが沢山ある」とし、自身が2回目の鑑賞をした際の感想を踏まえて語った。続く櫻井も今作を「掘り下げられる作品」と印象を語り、今まで見られなかったキャラクター同士のつながりにも注目してほしいとアピールした。村瀬は自身の演じたシャリオの視点から、「姉のシャムナの台詞を意識して観てみると意図が理解できる」と語った。谷口は、各キャラクターの行動や表情のこだわりを吐露し、その魅力を存分にアピールした。

谷口監督の印象について、2016年のイベントぶりに谷口監督と一緒に登壇した福山は、「今回のプロジェクトがひとつの区切りとして谷口監督が本作を大事に考えていると思った」と監督の想いを汲んだ。またテレビシリーズの時は怖い印象をもっていたが、今回はずっと笑っていた監督をみて「逆に怖かった」と冗談めかしながら会場の笑いを誘った。谷口監督に哲学を感じたという村瀬は、「本能に任せて演じることが多いため、熱の持ち方など勉強になった」と印象を語った。

今回オープニング曲「この世界で」を担当した家入レオは、本作を鑑賞した際に「“退廃的”や“世界の果て”というイメージが湧きそのスケール感に圧倒された」と語り、そのイメージから「スケール感のある無駄なものを一切省いた音数の少ない曲でいこうと決めた」と本作に込めた想いを語った。

今回女性の立ち位置から歌を歌ってくれる方を探していたという谷口監督。そんな中、白羽の矢が立ったのが家入だったという。画をみながら曲のスピード感の調整など、家入とキャッチボールしながら作り上げていったと、オープニング曲に対する監督からのオーダーも明らかとなった。

今作を楽しみに待っていてくれた、テレビシリーズそして劇場総集編3部作から全てのファンに対し、谷口監督は、「これからのギアスを一緒に作り上げていく仲間だと思っています」と感謝の想いを述べた。

また、今作が初の映画オープニング主題歌となった家入は「こんなに愛されているアニメに関われてうれしかった」と改めて、本イベントでファンの熱量の高さを感じた様子。そんな家入の曲について櫻井は「すごく大事な部分を担っている」とし、本作については「ともに歩いた年月分の想いは届いているのではと思う」とシリーズに携わった12年分の想いも含めて熱く語った。

最後に福山は、オリジナルコンテンツとして始まったコードギアスが12年という時を経て、新しい物語がはじまることに対し、「すべてを出し尽くした完全新作」と本作を自信満々にアピール。「どういった言葉で、どういった気持ちで皆さまが語っていただけるのか楽しみでなりません」と語り大盛況のなかイベントは幕を閉じた。


日程:2月9日(土) 10:30~11:00
場所:新宿バルト9
登壇者:福山潤、櫻井孝宏、村瀬歩、谷口悟朗監督、家入レオ


『コードギアス 復活のルルーシュ』
大ヒット上映中
配給:ショウゲート
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