レポート:学生時代の好きな作品に出演出来たのが嬉しかった!劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』完成披露上映会レポート

2019年11月2日、東京・六本木にあるEXシアター六本木において、劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』完成披露上映会が行われました。今回の上映会では、柊美子役の花澤香菜さん、監督の木﨑文智さん、ストーリー原案・脚本の冲方丁さんが登壇されました。

劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』が上映された後、花澤さん、木﨑さん、冲方さんが登壇され、トークショー形式で映画についての振り返りが行われました。

今回の作品「HUMAN LOST 人間失格」は太宰治の「人間失格」を登場人物はそのままに、キャラクターもそこに寄せて、人間の葛藤を描いた作品と言う事で、MCの方からは、「今回の作品について、原作を読んで役作りをされたのか?」という質問が花澤さんにされました。

花澤さんは大学で日本語日本文学科に通っていたと言う事で、大学の周りの友達も太宰治の作品好きが多く、実際に太宰の聖地巡礼をするなど、花澤さん自身も個人的に太宰治の作品が好きで、役作りのアプローチというより、元々好きな作品に今回声がかかったと言う事で、嬉しかったし、ビックリされたそうです。作品がどうなるのかが全く分からなかったので、馴染みのあるスタッフの人と太宰治の「人間失格」をどう結びつけるのか、ワクワクしたと話していました。

そして、今回の作品で気になるシーンについて、花澤さんは「老人達の怖さ」や、「私がおばあちゃんになったら、こうなりたくないな」、「もっと生きようとしていた。180歳まで」と「HUMAN LOST 人間失格」の独特の世界観について、強く印象に残った様子でした。

トークパートが終わった所で、最後に新キービジュアルが発表され、より世界観が強く出たビジュアルに、会場からも声が挙がって、上映会が終了しました。


劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』11 月29 日(金)全国公開
配給:東宝映像事業部

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