レポート:ベタな物語が苦手な主人公が、ベタな展開で心を激しく揺さぶられる瞬間!舞台「ひとりしばい vol.5 糸川耀士郎 LA・LA・LA・LIBRARY」ゲネプロレポート

新型コロナウイルス感染症の影響により、大小問わず様々な演劇の興行が中止になっている中、最大限「NO!!3密」を意識した上で、「キャスト・スタッフらに活動の場を作りたい!」「舞台に立つキャストの姿をお客様に観てもらいたい!」という想いから立ち上げられた講談社とOffice ENDLESS の共同プロジェクト「ひとりしばい」。人気舞台俳優が人気演出家とタッグを組み、今回は一日一人が「ひとりしばい」をする。

今回の「ひとりしばい」の作品は、「ひとりしばい vol.5 糸川耀士郎 LA・LA・LA・LIBRARY」が上演されました。

舞台はとある図書館。そこでアルバイトをする17歳の主人公が、そこの図書館で本を借りに来ている女の子に一目ぼれをした。しかし、女の子の事が気になってはいたものの、声をかけるわけでもなく、時間は過ぎていく。主人公は「物語がベタなのは苦手だが…。」と自分の性格を披露しつつも、ある日突然女の子から話しかけられ、女の子に自身のお薦めのベタではないオリジナリティのある書籍を薦め、女の子に図書館の本を貸し出し、徐々に繋がりが出来ていく。

そして、貸し出した本の中身の物語が始まり、コメディタッチのラブストーリーの「翼をよこせ」、ベタが嫌いでオチに意外性や必然性を求めた「ベタ殺しのジョニー」、「四月は二度盗まれる」、「リングイネ」…など、様々な本の中の物語が舞台上で展開されていく。

主人公と女の子の間で、図書館の本の貸し借りが続いていくと、女の子の方から突然映画館に行く誘いを主人公にし、主人公も一緒に行く約束をした。そして、主人公は女の子と一緒に映画館に行くのをとても楽しみにしていたが、何故か女の子は主人公の前に現れない。

約束した日から一週間経って、女の子の母親が主人公に会いに、図書館にやってくる。そして、主人公に女の子の書いた手紙を女の子の母親から主人公に手渡される。主人公は手紙を読み、一緒に手渡された本「私の天使くん」の話を読むと…。

という、ベタな話は苦手とは言いつつも、主人公がベタな展開に巻き込まれた際の心情の変化は思春期の少年ならではの描写だと思います。見ると心が優しくなれる一作だと思います。


「ひとりしばいvol.5 糸川耀士郎」アーカイブ配信、舞台写真販売決定!
アーカイブ配信販売:
販売期間 :
2020年8月1日(土)21:00~2020年8月10日(月) 20:00
価格:3,000円
受付期間:
8月1日(土)21:00~8月10日(月)20:00
配信期間:
8月3日(月)12:00~8月10日(月)23:59
※配信期間中は何度でもご視聴いただけます。
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=28859

出演者:糸川耀士郎
チケット:3,000円(税込)


舞台写真販売:
3枚組A/Bセット(各600円)
8月7日(金)12:00~より
Office ENDLESSのオンラインショップにて販売開始
https://officeendlessshop.stores.jp/


<「ひとりしばい」公演概要>
タイトル:ひとりしばい vol.5 糸川耀士郎
公演日程:2020 年 8 月 1 日(土)18:00
出演:糸川耀士郎
演出:松崎史也
作:ほさかよう

タイトル:ひとりしばいvol.6 大平峻也
公演日程:2020年8月30日(土)18:00
出演:大平峻也
作・演出:川本成

会場:Zoom
チケット料金:各回 3,000 円 税込
主催:舞台「ひとりしばい」製作委員会
企画・制作:講談社/ Office ENDLESS


公式サイト:
http://officeendless.com/sp/hitorishibai/

公式ツイッター:
https://twitter.com/hitoshiba2020
ハッシュタグ「#ひとしば」

©舞台「ひとりしばい」製作委員会