レポート:生きるとは?考えてみよう!舞台「ひとりしばい vol.8 植田圭輔 50%」ゲネプロレポート

今回の「ひとりしばい」の作品は、「ひとりしばい vol.8 植田圭輔 50%」が上演されました。

今回の芝居は、全体で言うと、「生きるとは?」という事から、様々な事を考えさせられる舞台だったと思います。

物語の始まりは、2月9日、主人公が「がん」と告知されることから始まります。医者の機械的な告知の対応に主人公も当初は戸惑いや困惑を見せていました。

主人公は今回、「がん」と告知される前に、とある舞台のオーディションを受けており、そのオーディションも最終審査まで行っていたという事で、「がん」と告知はされたけど、受かったらどうしようかと悩みます。

2月10日になると、オーディションの最終結果が出て、他の人が受かった話を聞くのと、落ちた理由も聞かされるが、それだったら主人公を残さなくても良いのにという話で、舞台のあるある話が披露されていました。

3月5日、入院するベッドに空きが出て、入院しますが、6日後の3月11日、大きな地震が起こります。しかし、主人公も病院にいたことで、大きな揺れがあった事は実感しましたが、大きな災害になったという実感が沸かず、テレビを通して、災害の大きさを実感します。

大きな災害を乗り越えて、主人公も3月20日から、本格的な治療が始まります。抗がん剤の副作用で悩まされる日々になりますが、治療を続けていきます。

小さな頃に抱く疑問の事や、病院の食事が美味しくなかったり、病院外を地上と読んだり、話は色々進みますが、5月になると、マネージャーがお見舞いに来て、主人公が受けていたあの舞台が中止になった事も聞かされます。

主人公は、マネージャーが神は乗り越えられる試練しか与えないというが、オーディションに落ちたことが一番キツイと舞台人ならではの気持ちを吐露します。

そして、自分の身を振り返って、生きるって思ったより死と隣り合わせだったんだな。という事や、自分が辛いかどうか、幸せかどうかの50:50の状態の事を考えます。

もう生きたくないな…。このまま家に帰って、病院からの連絡も断って、貯金と寿命が尽きるまで、遊んで終わる。と心が弱くなっていたところ、自分の心と身体からの反応で、「俺の身体が生きたいと言っている?」という自分自身の生への執着や気持ちを実感し、気持ちを入れ替え、新たな気持ちで抗がん治療を受けて、病気に打ち勝とうとする所で終わります。

最後の結末は是非舞台を見て頂きたいと思います。


<「ひとりしばい vol.8 植田圭輔50%」アーカイブ配信、舞台写真販売決定!>
アーカイブ配信販売:
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=30656
販売開始:10月 31日(土)21:00
視聴期間:11月 2日(月)12:00~11月9日(月)23:59

舞台写真販売:
3枚組 A/Bセット(各600円)
10月30日(金)12:00~より
Office ENDLESSのオンラインショップにて販売開始
https://officeendlessshop.stores.jp/


<「ひとりしばい」公演概要>
タイトル:ひとりしばい vol.8 植田圭輔
公演日程:2020年10月31日(土)19:00~
出演:植田圭輔
作・演出:松崎史也

会場:Zoom
チケット料金:各回3,000円(税込)
主催:舞台「ひとりしばい」製作委員会
企画・制作:講談社/Office ENDLESS


公式HP:
http://officeendless.com/sp/hitorishibai

公式ツイッター:
https://twitter.com/hitoshiba2020
ハッシュタグ「#ひとしば」

© 舞台「ひとりしばい」製作委員会