2020年11月15日、東京・六本木にあるTOHOシネマズ六本木において、「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」公開記念舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶では、武藤歩役の上田麗奈さん、武藤剛役の村中知さん、カイト役の小野賢章さん、湯浅政明監督が登壇されました。
時間となり、4人が舞台に登壇すると、会場からは温かい拍手で迎えられました。
最初に、「作品に関わっての感想や、劇場版を見ての感想」については、上田さんは、「(日常生活でも)気付かずに通り過ぎていたことを見直すきっかけになった。」と話し、今回の作品を見るに当たっても、「今と10年後と20年後で見たのでは感想が違うのでは無いか」と話していました。また、NETFLIX版と劇場版の違いについては、「違和感が無かった。」と劇場版の完成度の高さをに驚かれていました。
また、監督から音響について劇場版に再編集されているという話をされ、キャスト陣が驚く場面も見られました。
次に、「自身が演じた歩について」は、「（自分を）守ると言うより、怒りという感情が多くあった。」と話し、子供の面もあったし、共感しにくい面もあったかもしれないが、「普通の女の子を自分も頑張りながらちょっとずつ変わる歩に意識して近づいてきた。」と話していました。
村中さんも、「収録は情報が無い状態で、思った通りに演じて、違った時に駄目だしを受けて収録」をされたそうです。NETFLIX版は無駄がある訳では無いが、劇場版はより洗練された、削られたシーンがあるが、物語に没頭出来る作品になったのでは無いかと話していました。
「剛について」は、「あの両親あっての子だな。」と感じられたそうです。頑張った所についても、「子供ならではの分かっていないようで理解している。」所の演技を見て欲しいと話していました。
小野さんは湯浅監督の作品に参加出来たことが嬉しいと話し、今回の日本沈没について、「フィクションじゃないけど、今ここで起こりうる事だなと思った」そうです。今回演じたカイトを振り返り、縛られないキャラだったので楽しく演じれたと振り返っていました。
ちなみに、日本沈没の収録のジンクスとして、「ちょっと良いセリフを言うとヤバイ（出番終了）。」とも話していました。
ここで、4人に対しての質問として、「この作品は日本が沈むという作品ですが、これだけは持って行こうと思っているものは？」という質問については、湯浅監督は避難袋もあるが、耳かきを挙げると、村中さんも耳かきで共感されていました。また、村中さんについては、姉妹で揃って持っている5歳から大切にしているあざらしのぬいぐるみを挙げていました。小野さんはこの作品を見てて、携帯電話が大事だなと痛感されたそうです。それに加えて、小野さんは視力が悪いらしいので、眼鏡も挙げていました。上田さんは家に猫が2匹いるので、災害用の猫グッズも持って行くが、もしもの時、ふたり抱えてどうしようかと真剣に悩まれていました。
最後にキャストを代表して上田さんから一言コメントとして、「本当にみんなが前を向いて生きていく中で、私たちが感じられる事がきっとあるはずだと思います。素敵な作品なので、見届けて欲しいなと思います。」
湯浅監督は「ちゃんと義務を果たせているかをいつも考えるように作品を作るようになりました。そういう事を考える時間になれば良いなと思います。日本沈没を楽しんで下さい。」とコメントされ、後悔記念舞台挨拶が終了しました。
【「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」超解説 副音声上映】
公開中の映画館で、制作陣による“イヤホンで聴く副音声付き上映”を実施中です。
＜期間＞
11月13日（金）～
＜コメンテーター＞
湯浅政明（監督）、牛尾憲輔（音楽）、吉田尚記（ニッポン放送 アナウンサー）
＜「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」＞
＜STORY＞
2020年、日本を襲った突然の大地震。歩たち武藤家と近隣の２人を合わせた６人は東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく。日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。幾多の生と死、出会いと別れの果てに、生き残った彼等が見る“未来”とは？
＜スタッフ＞
原作：小松左京『日本沈没』
監督：湯浅政明
音楽：牛尾憲輔
脚本；吉高寿男
＜キャスト＞
上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさき、吉野裕行、森なな子、小野賢章、佐々木梅治
アニメーション制作:サイエンスSARU
配給：エイベックス・ピクチャーズ
公式サイト：
https://japansinks2020.com
公式Twitter：
https://twitter.com/japansinks2020
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