レポート:多彩な才能を魅せつけたバースデー。「下野紘バースデーライヴイベント 2017~Running High~」イベントレポート

2017年4月30日、東京・渋谷にあるNHKホールにおいて、「下野紘バースデーライヴイベント 2017~Running High~」が行われました。今回はこちらのイベントをレポートします。

今回のイベントは、声優アーティストとして活躍する下野紘さんの誕生日イベントで、クイズコーナーあり、朗読劇コーナーあり、ライブコーナーありの充実した内容で、時間も蓋を開ければ2時間を余裕で超える構成となっており、ファンの人もとても楽しめる内容でした。

開演時間となり、イベントが始まり、会場は青と赤のペンライトが揺らぎ、今や遅しと待ちわびるファンの雰囲気が会場中に広がります。そして、Running Highの音楽とともに下野さんが登場し、会場は一気にオールスタンディングとなり、下野さんの伸びやかな歌声に聞き入ります。

下野さんがRunning Highでさわやかに登場したところで、さわやかな笑顔で37歳になりましたとファンの皆さんに報告し、下野さんのイベントでは既に同じお馴染みとなった「いつもいるあんちくしょう」こと伊達忠智さんが登場し、伊達さんにも温かい声援が送られていました。

下野さんと伊達さんの話では、今回はNHKホールということで、あの歌番組で使われている会場という事や、楽屋が凄いということで、「あれがあれば…。」という話題になるなど、予想以上に凄い所だったようです。

楽屋の話がひと段落したところで、一つ目のコーナー。「下野紘バースデークイズ!天国と地獄」ということで、「下野さんのほしいもの、やりたいもの、行きたいところ」の希望を、クイズを正解することで叶えるコーナーですが、こちらは大阪公演から引き続いてのコーナーになります。

ちなみに、下野さんの希望の品物は
・ニンテンドー Switch
・鉄アレイ(5kg×2)済
・恐山に行きたい
・東北地方に行きたい
・四国八十八か所をめぐりたい
・温泉にゆっくり浸かりたい
の六つを希望されていました。そのうち、鉄アレイについては、大阪公演でプレゼントをされていましたが、商品がまだ事務所から受け取っていないということで、「早く受け取らないと」と仰っていました。

クイズについては、下野さんは現在声優歴16年目ですが、過去に下野さんが雑誌などで自分が話した言葉なので、覚えていれば答えられる内容のはずですが、10年前の問題が比較的多く、回答するのに苦戦されていました。ちなみに問題に答えられなかった場合は、罰ゲームで「イケヴォ」でセリフを読んだり、「苦にがの刑」という苦いけど喉に良い飲み物を飲んだりと、身体を張った罰ゲームが多めでした。おまけ問題として、下野さんがOPを歌っているTVアニメ「カブキブ!」の問題が出て、こちらの問題は正解し、その縁で、VTRでカブキブロックスからのバースデービデオレターが流れました。

また、「下野紘 × シナモロール」の縁で「シナモロールの将来なりたいもの」という問題については、こちらも下野さんは見事正解し、サプライズでシナモロールが会場に駆けつけてくれました。思わず下野さんも会場もあまりのサプライズに喜んだものの、後から下野さんが「はしゃぎすぎたかな?」と冷静になるなど、思わず我を忘れてしまうプレゼントがたくさん贈られていました。

最後の「下野さんが着てみたいと答えた制服は?」という問題については、下野さんは自信を持って「警察官」と答え、見事正解し、欲しかった「ニンテンドーSwitch」を手に入れました。知り合いに勧められたゲームをやってみたいと感想を述べていました。

続いてのコーナーは、声優としての下野紘の魅力が全面に押し出されたコーナーで、下野さんが一人で20分以上の「朗読劇」を演じると言うもの。このイベントのために書き下したオリジナルのストーリーでした。下野さんが複数の役を見事に演じ分け、舞台となった街の劇場が目の前にあるような空気感だったと思います。下野さんの演じる芝居は、とにかくその場に風景が広がり、臨場感が凄かったと感じられました。声優・下野紘を存分に魅せた舞台だったと思います。朗読劇パートで「魅せる下野紘」でしたが、次はライブパートで「聴かせる下野紘」の時間になります。

そして、朗読劇の終わりと続くように曲の「Running High」が始まり、全員が立ち上がり、朗読劇で暗闇だった会場が赤と青のペンライトに一瞬で染まります。会場も先ほどまでの静寂とは一変し、曲が終わるとファンがコールを入れて一気に盛り上がりました。
MCも下野さんが格好良く決めたり、ユーモアを交えて決めたりと、まさに下野さんらしさが垣間見え、このギャップがファンの人も下野さんの魅力だと感じるのだと思います。

二曲目は「ONE CHANCE」。会場とのコールアンドレスポンス、緑と赤のペンライトが揺らぎ、下野さんのテンションも会場のテンションも高まっていきます。続いて、「COLORS」は先ほどとは一変し、メロディアスに歌い上げ、会場を聴かせます。そして、「約束」でもバラード調でさらに下野さんの伸びやかな歌声が会場に響き、下野さんの頭上からも花吹雪が降ってきて、目の前に歌の世界の風景が広がってきます。

3曲連続で歌ったところで、ここからは少し趣向を変え、「アコースティックコーナー」として、下野さんの曲を今回特別にアコースティックバージョンで歌うというもの。一曲目は「beyond…」。しっとりと下野さんが歌い上げ、会場も黄色のペンライト一色に染まっていましたが、じっと聞き入っている人が多かったです。下野さんが黄金の波に揺られながらしっとりと歌い上げていました。歌い終えた後も下野さんも「しんみりした。」という位、気持ちを込めて歌い上げていたようです。

アコースティック二曲目は「リアル-REAL-」。今度は、リズムよく、伸びやかにグルーヴ感を出しながら、下野さんも歌い始めます。会場からも自然と手拍子が沸き起こり、会場全体で歌を歌っている雰囲気でした。下野さんもこのアコースティック二曲を歌い終えて、思わず「緊張した!」と気持ちを表現するも、表情は充実した感じでした。

ここで、下野さんがタオルを持った…と言う事で、タオルを持つ曲と言えば?と言う事で、次の曲のための練習と言う事で、下野さん自らが「Pleasure」でのタオルの振り方をレクチャーし、「(練習一度だけだけど)出来る?」と質問するも、会場からは頼もしい「出来る!」と言う回答で、次の曲に。

「Pleasure」では、会場全体がタオルを振って、下野さんと一緒に盛り上がり、一体感が生まれていたと思います。会場全体で、下野さんとファンのみんなで同じ事をして楽しい時間を共有出来るというのも今回のバースデーライヴの一つの楽しみだったと思います。
今回のライヴ最後の曲は「リアル-REAL-」。下野さんの疾走感ある歌声が会場に響き渡り、会場も青一色に染まりました。そして、下野さんは歌い終えると会場を静かに後にしました。

曲が終わると、会場からは拍手とアンコールのコールが響き渡り、数分後にアンコールに応え、下野さんがライヴTシャツを着て再度登場します…が、再入場と共に、Happy Birthdayの曲が会場内に流れ、下野さんの誕生日を祝うことに。このサプライズには下野さんも笑顔を見せ、とても嬉しいサプライズに喜ばれている様子でした。

そして、ケーキならぬ唐揚げタワーを持ってきたスタッフ…と思いきや、浅沼晋太郎さんがサプライズ登場し、下野さんにプレゼントを渡されていました。

ここからは、アンコールと言う事で、下野さんも更にテンションを上げ、「ONE CHANCE」を熱唱し、歌の後に今回のイベントを振り返り、ファンやスタッフなど多くの人に支えて貰っていることに感謝の言葉を述べ、下野さんらしく次にまた会えるからと約束をして、最後の曲「Running High」へ。曲名通り、下野さんがこのバースデーライヴイベントをフィナーレまで全力で駆け抜けていくことを象徴しているようでした。

最後に下野さんの生声で「本日はありがとうございました。」と三階席にまで聞こえる大きな声でイベントが締められました。しかし、会場からは、再度のアンコールが沸き起こり、下野さんがそのアンコールに応え再再登場し、ダブルアンコールが実現します。ダブルアンコールでは、会場全員が一体感を得られるあの曲、「Pleasure」で、全員がタオルを振りながら、下野さんと会場が大熱唱しました。

そして、下野さんが歌い終えた後、再度、生声で「本当にありがとうございました。」と深々とお辞儀と先ほどのアンコールの時もされていましたが、下野さんが舞台の隅々まで行って、会場の至る所に手を振って、舞台を後にし、イベントは終了しました。

イベントを取材しての感想ですが、下野さんのファンに寄り添う姿勢が至る所で見られ、厳しいと言われる声優業界で、15年以上も第一線で活躍出来る秘訣を垣間見た気がしました。