レポート:「ニル・アドミラリの天秤」先行上映会第1部イベントレポート

2018年3月3日、東京・台場にある「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」において、4月からTVアニメとして放映開始する『ニル・アドミラリの天秤』先行上映会が行われました。今回は、第1部のイベントをレポートします。今回のイベントでは、久世ツグミ役の木村珠莉さん、尾崎隼人役の梶裕貴さん、星川翡翠役の逢坂良太さんが登壇されました。上映が終わると三人が登壇し、全員が一言挨拶をして、トークショーが始まりました。

最初は、今回上映した1,2話の話になり、登壇者も今回の上映会を見た人とほぼ同じタイミングで1,2話を見ているので、感想は同じ感覚なのでは?と話し、出来上がったものについては、今回の上映会で初めて見たそうです。

アニメについては、作品が大正時代を舞台にしているという事で、作画や音楽、背景が良いという話になり、色合いが独創的だという話が出ていました。そして、キャラクターの魅力の話となり、キャラによって、スタイルが違うのが格好良いという話になりました。
今回の上映話数で気になる箇所として、シリアスな展開の中で、梶さんは食事のシーンが良く描かれていて、そこのシーンを見ると「ほっこりする。」と話し、逢坂さんは「フクロウの大人数が凄い。」という話をし、その他ではキャストからはいきなり「フクロウです。」と呼ばれても、動物の梟と勘違いされているのではないかと話していました。

そして、この作品のナレーションは下野紘さんが担当しており、今回のナレーションでは、演出でこの時代の堅い読み方をされているそうです。ナレーション以外の場面でも下野さんが出ているそうなので、楽しみにして下さい。モブでもキャラ名がキャラの特徴をもじってつけれているそうで、キャストからは遊び心があり、設定が凝っていると話していました。

続いて、演じられているキャラクターについての話となり、木村さん、梶さん、逢坂さんキャスト陣が自ら演じるキャラクターを紹介し、他に登場するキャラクターについても、各人それぞれで印象が異なる話など、キャラクターの紹介でも演者視点と他者視点では違うという話で盛り上がりました。

アフレコ現場の雰囲気については、既にかなりの話数の収録が進んでいるそうです。原作であるゲームは一人で収録するのが普通ですが、アニメの場合は集まって、キャストの年齢層も近く、和気藹々とやっているそうです。木村さんについては、一話についてはセリフが多いのがプレッシャーだったという話でした。

プライベートで読書をするか?という話については、梶さんは「(自分の仕事に関係する)原作を読んだ」りしているそうです。逢坂さんは「辞典を見るのが好き」と話し、木村さんは「エッセーを見開き1ページ読む」そうです。三人とも今の流行としては、人気アニメの原作を読んでみたり、アニメの設定資料集を読んだり、人気タレントの作品を読むなど、バラエティに富んでいました。

最後の挨拶として、逢坂さん「(それぞれのキャラクターのルートも)ちゃんと描かれていたりするので、最後までお見逃しなく。」、梶さん「どのキャラクターのファンも楽しんで貰えるのでは。」、木村さん「(ツグミの)成長を最後まで見守って頂ければと思います。」とコメントをされ、イベントが終了しました。


<あらすじ>
時は大正25年。帝都トウキョウ。華族出身の久世ツグミは、傾きかけた家を守るための結婚を決意した矢先、弟のヒタキが「稀モノ」と呼ばれる、読んだ者に大きな影響を及ぼす本が起こした事件に巻き込まれてしまう。
ツグミはこれをきっかけに「アウラ」と呼ばれる、稀モノに宿った情念の輝きが見えるようになるが、混乱する彼女の前に「帝国図書情報資産管理局」通称「フクロウ」と呼ばれる「稀モノ」を保護・管理する組織の人間が現れ「稀モノ」に関する調査協力を依頼される。
ツグミは戸惑いながらも「フクロウ」での「稀モノ」調査に取り組むことを決意するのだが――。
天秤のように揺らぎうつろう一人の少女の運命の物語。


<CAST>
久世ツグミ(クゼツグミ):CV木村珠莉
尾崎隼人(オザキハヤト):CV梶 裕貴
鴻上 滉(コウガミアキラ):CV岡本信彦
星川翡翠(ホシカワヒスイ):CV逢坂良太
鵜飼昌吾(ウカイショウゴ):CV木村良平
汀 紫鶴(ミギワシヅル):CV鈴村健一
鷺澤 累(サギサワルイ):CV櫻井孝宏
久世ヒタキ(クゼヒタキ):CV村瀬 歩
朱鷺宮 栞(トキミヤシオリ):CV夏樹リオ
鴬地啓三郎(オウチケイザブロウ):CV小林範雄
隠 由鷹(ナバリユタカ):CV緑川 光
杙椰(クイナ):CV宮下栄治
猿子基史(マシコモトフミ):CV興津和幸
燕野太郎(ツバメノタロウ):CV榎木淳弥
四木沼 喬(シギヌマタカシ):CV遠藤大智
四木沼 薔子(シギヌマショウコ):CV眞田朱音
柾 小瑠璃(マサキコルリ):CV高橋未奈美
葦切拓真(ヨシキリタクマ):CV利根健太朗
笹乞藤一郎(ササゴイトウイチロウ):CV石井 真
雉子谷 新(キジタニアラタ):CV西田雅一
百舌山識郎(モズヤマシロウ):CV荻野晴朗
尾鷲英樹(オワセヒデキ):CV桜木章人
ナレーション:下野紘


<放送情報>
TOKYO MX
4月1日(日)より毎週22時~
サンテレビ
4月1日(日)より毎週日曜23時30分~
BSフジ
4月3日(火)より毎週火曜24時~他にて放送
dアニメストアにて4月9日(月)昼12時より最速配信予定!


<Blu-ray&DVD>
全4巻 2018年6月29日(金)より毎月第4金曜日発売予定
アニメイト限定版
Blu-ray:7,000円+税
DVD:6,000円+税
<アニメイト限定特典>
・原作イラストレーター:さとい氏描き下ろしカバー
・描き下ろしカバーイラスト缶バッジ2個
・原作イラストレーター:さとい氏描き下ろしミニキャライラスト アクリルキーホルダー2個
・全巻購入特典ドラマCD
<通常特典>
・見開きブックレット
・イベント応募券
・「放送直前特別番組~ようこそ帝国図書情報資産管理局へ~」 ディレクターズカット版
通常版
Blu-ray:5,800円+税
DVD:4,800円+税
<通常特典>
・見開きブックレット
・イベント応募券
・「放送直前特別番組~ようこそ帝国図書情報資産管理局へ~」 ディレクターズカット版


<音楽情報>
・オープニングテーマ
「耽溺ミラアジュイズム」kradness
2018年6月6日(水)発売予定
・エンディングテーマ
「Black Thunder」下野 紘
2018年3月14日発売予定

©IF/Nil Admirari PROJECT