レポート：アニメ「風が強く吹いている」先行上映会イベントレポート – Voice Media

2018年9月23日、東京・日比谷にあるTOHOシネマズ日比谷において、日本テレビ、BS日テレ、読売テレビ、静岡第一テレビで2018年10月放送スタートの「箱根駅伝」を舞台にしたアニメ「風が強く吹いている」先行上映イベントが行われました。

今回のイベントでは、蔵原走（カケル）役の大塚剛央さん、清瀬灰二（ハイジ）役の豊永利行さん、岩倉雪彦（ユキ）役の興津和幸さん、ムサ・カマラ（ムサ）役の株元英彰さんが登壇されました。

今回の先行上映会では、第1話と第2話の先行上映と、上映終了後にキャストトークショーが行われました。風のように颯爽と大塚さんがステージに登場し、続いて同じく風のように豊永さん、興津さん、株元さんが登場されました。

トークショーが始まると、早速1話のムサの裸のシーンの話題になり、ムサ同様に株元さんも他のキャストに弄られていまいした。株元さんは、「自分自身が外国人のキャラが演じられるのは声優ならでは」という話をされ、外国語を操る日本人キャラという感じを意識して、演じられたそうです。

興津さんは、ユキは大学生にも関わらず難しい試験で有名な司法試験を受かっていて、遊びたい盛りにも関わらず、「何故、陸上部？」と思われたそうです。他のキャストからは、ユキを演じている興津さんについては、普段の他の収録現場とは違って大きな声で演じているのが印象的に映っているそうです。

株元さんは「ユキのキャラクターが一番普通なのでは？」と話し、周りのキャラクターが「箱根駅伝」にすんなり入る中、まともなキャラクターだと話していました。

豊永さんはハイジについて「周りは策士と思っているが、本人は策士と思ってないのでは？」と話し、好奇心旺盛な所や、子供っぽさ、リーダーシップを取る所など、様々な点で自身が演じるハイジを絶賛していました。

大塚さんはカケルについて、万引きのシーンからハイジと出会うシーンになり、「あのシーンが無ければ出会わなかったんだな」とアニメの映像を初めて見た時にその出会いに感動されたそうです。ハイジは原作より心を閉ざしていますが、ハイジもカケルの過去を知っているようだが、ハイジの光と陰の部分が描かれていて、アニメだと表現がこうなるんだと凄く意識されたそうです。

カケルは今回上映された1話、2話ではまだあまりセリフはないそうですが、カケルについては今後の展開を楽しみにして欲しいと話していました。そして、興津さんからは、カケルのセリフがまだ少ないので、今回の上映会で初めて大塚さんの長い話し声を聞いたという話をされていました。

収録時のエピソードとして、株元さんが収録スタジオで座った席の隣に坂口洋平（キング）役の北沢力さんと徐々に打ち解けていき、平田彰宏（ニコチャン）役の星野貴紀さんにそうめんで有名な「揖保乃糸」の話を収録現場でしたら、株元さんが北沢さんと星野さんの二人から「揖保乃糸」をプレゼントされたという仲が良すぎる収録現場のエピソードを披露されていました。

そして、内山さんと入野さんと豊永さんのグループは静かなのに対して、株元さんと北沢さんと星野さんは賑やかだとアフレコ現場でもカラーがあると話されていました。

興津さんは「箱根駅伝」の世間の興味はどんなものか？と思っていたそうですが、この作品に携わって、駅伝の面白さを感じ、興味を持たれたそうです。株元さんは来年の正月の「箱根駅伝」が今から楽しみであり、「（『風が強く吹いている』で箱根駅伝の）見方も変わるのでは？」と話していました。

次に駅伝で襷を渡すような形式で、お互いの印象について話すという質問については、「株元さんは興津さん」、「興津さんは豊永さん」、「豊永さんは大塚さん」、「大塚さんは株元さん」の良いところを話す事になり、4人とも印象を話す方は相手を褒めちぎり、話される方は照れたり痒がったりと、「逆に本音はどう思っているんだろう？」とキャスト陣に思わせる回答が行われました。

キャスト全員がお互いの褒め合いで汗をかいた所で、アニメ「風が強く吹いている」の放送情報と、今回初公開のPVが上映されました。PVが上映されると、会場からは暖かい拍手が送られ、キャスト陣も作品の展開が楽しみと語っていました。

また、フォトセッションでは、写真撮影の時のかけ声で「風が強く吹いている」の声かけから、キャスト陣の中のマイブームで、実際に風が強く吹いている時に「風が強く吹いている！」という裏話をされていて、収録現場の雰囲気の良さが伝わってきました。

最後にキャストからアニメ「風が強く吹いている」のコメントとして、株元さんは「僕ら一人一人のキャラを愛してくれたら嬉しいなと思います。」。興津さんは「『僕は絶対、箱根には行きません！』是非とも最終回まで駆け抜けていきたいので、よろしくお願いします。」。豊永さんは「スポ根の作品と思うかもしれませんが、割とヒューマンドラマで、大学生の青春の話ではないかなと思います。」。大塚さんは「一場面、一場面をこの先楽しみにして頂ければと思います。」とコメントされ、イベントが終了しました。