ニュース:ラテンビート映画祭の番外編となる特集上映が決定!!『フラメンコ!フラメンコ!フラメンコ!』新旧フラメンコ作品から話題のラテンビート作品まで全4作品を12月17日(土)18日(日) ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田にて上映!

スペイン&ラテンアメリカ映画の祭典「ラテンビート映画祭(LATIN FILM FESTIVAL)」の番外編を『フラメンコ!フラメンコ!フラメンコ!』と称して、2022年12月17日(土)~18日(日)にヒューマントラストシネマ渋谷とシネ・リーブル梅田にて新旧フラメンコ作品から話題のラテンビート作品まで4作品の特集上映を開催。

“今世紀で最も偉大なフラメンコ・ダンサー”と絶賛を浴びるファルキートによるパフォーマンスを映像化した『ファルキート in テアトロ・レアル』、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで知られるフランシスコ・ロヴィラ・ベレタ監督が脚色も手掛けて描いた悲恋のミュージカル・ラブストーリー『ロス・タラントス ~バルセロナ物語~』、1953年のカンヌ国際映画祭に出品されて特別賞・ダンス賞を受賞したドキュメンタリー作品『フラメンコの魔性と神秘』、そして、1985年にアルゼンチンで実際に行われた、軍事独裁政権の弾圧に対する裁判を基にしたリーガル・サスペンス『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』の全4作品を上映。


<ラテンビート映画祭 presents『フラメンコ!フラメンコ!フラメンコ!』 映画4作品紹介>

『ファルキート in テアトロ・レアル』(2021)
スペイン/114分/カラー
原題:Farruquito en el Real
製作:マドリード王立劇場
出演:ファルキート、アントニオ・カナレス、フアン・“エル・モレーノ”、ラ・ファルーカ
作品詳細:“今世紀で最も偉大なフラメンコ・ダンサー”と絶賛を浴びるファルキートが、2021年7月にマドリードの王立劇場(テアトロ・レアル)で上演したフラメンコ舞台の映像化作品。アントニオ・カナレス、ペペ・デ・ルシアら盟友たちに加え、母であり名ダンサーであるラ・ファルーカとわずか9歳の息子フアン・“エル・モレーノ”と共演し、非常にパーソナルかつスペシャルなパフォーマンスを披露する。ファルキートはフラメンコ歌手の父、エル・モレーノとフラメンコ・ダンサーの母、ラ・ファルーカのもとに生まれ、4歳でブロードウェイのショーで国際デビュー。フラメンコの創始者ともいえる偉大な踊り手であった祖父エル・ファルーコが築いたフラメンコ舞踊の純粋な様式を15歳で継承し、ダンサー、振付家、作曲家として世界的に活躍してきた。

『ロス・タラントス ~バルセロナ物語~』(1963)
スペイン/83分/カラー
原題:Los Tarantos
監督・脚本:フランシスコ・ロヴィラ・ベレタ
出演:カルメン・アマジャ、ダニエル・マルティン、サラ・レサーナ
作品詳細:シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に影響を受けたアルフレード・マニャスの同名小説を、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで知られるフランシスコ・ロヴィラ・ベレタ監督が脚色も手掛けて描いた悲恋のミュージカル・ラブストーリー。1963年度アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた(ロヴィラ・ベレタ監督はその後1967年の『恋は魔術師』で2度目のノミネートを果たす)。バルセロナに暮らすロマのソロンゴ家とタラント家。タラント家の息子ラファエルは、ある結婚式に赴き、そこで踊っていた若い娘に心を奪われる。ふたりは浜辺で永遠の愛を誓い合うが、彼女がソロンゴ家の娘ファナであることが判明。決して結ばれることはない悲しい宿命に、ラファエルとファナはがく然とする。当初は反対していたタラント家は、やがてふたりの関係を祝福することに。だがソロンゴ家は猛反対し、ファナを強引に身内のクーロと婚約させてしまい……。日本では、1991年に東山紀之、牧瀬里穂の共演で舞台版も上演されている。

『フラメンコの魔性と神秘』(1952)
スペイン/73分/カラー
原題:Duende y Misterio del Flamenco
監督・製作・脚本:エドガー・ネヴィル
出演:グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、ベルナルダ・デ・ウトレーラ
作品詳細:スペイン南部・アンダルシア地方で暮らす人々の姿を織り交ぜながら、フラメンコの様々なスタイルを紹介していくドキュメンタリー作品。当時のスペインを代表するフラメンコ・ダンサー=グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、マリア・ルスらとバレエ・エスパニョールのメンバーによる珠玉のパフォーマンスが、アルマデン、アントニオ・マイレーナ、ベルナルダ・デ・ウトレーラほかによる演奏とともに、壮大な景色に彩られて映し出される。1953年のカンヌ国際映画祭に出品されて特別賞・ダンス賞を受賞。当時失われてしまっていた尊厳をフラメンコに再び与えた傑作として、“史上最高のフラメンコ映画”との世界的評価を集めている。

『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~」(2022)
アルゼンチン・アメリカ/141分/カラー
原題:Argentina, 1985
監督:サンティアゴ・ミトレ
脚本:サンティアゴ・ミトレ、マリアーノ・リナス、マルティン・マウレギ
出演:リカルド・ダリン、ピーター・ランサーニ、アレハンドロ・フレッチナー
作品詳細:1985年にアルゼンチンで実際に行われた、軍事独裁政権の弾圧に対する裁判を基にしたリーガル・サスペンス。フリオ・ストラセラ検事、ルイス・モレノ・オカンポ副検事、そして法を信じる若者たちが一丸となり、強大な相手との裁判に挑む。2022年のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞とSIGNISアワードに輝いた。クーデターで発足したアルゼンチンの軍事独裁政権は、国民に過剰な弾圧を行っていた。その犠牲者たちに正義をもたらすため、ストラセラ検事たちは限られた準備時間の中で、脅しや困難に屈せず、軍事独裁政権の幹部らの責任を追及していくが……。メガホンを執ったミトレ監督と主演のリカルド・ダリンは、ラテンビート映画祭でおなじみの顔ぶれ。タッグ作の『サミット』(17)を筆頭に、『パウリーナ』(15)、『Estudiante エストゥディアンテ』(11)のミトレ監督作、『ホワイト・エレファント』(12)、『瞳の奥の秘密』(09)のダリン主演作が過去に上映されている。


ラテンビート映画祭 公式サイト:
https://lbff.jp/

公式SNS:
https://twitter.com/LATINBEAT_FF

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