レポート:本西「作品を劇場からお客様に届けるのが私たちの仕事!」舞台「リコリス・リコイル」公開稽古レポート

2023年1月7日~15日まで、東京・天王洲にある銀河劇場において、舞台「リコリス・リコイル」が行われます。今回は舞台の公開を前に公開稽古が行われました。

今回、公開稽古を前に河内美里さん、本西彩希帆さん、仲田博喜さんがインタビューに応じていただけました。

左:本西彩希帆さん、中:河内美里さん、右:仲田博喜さん

Q.開幕に向けての意気込みについて

河内美里さん:
情報解禁したタイミングでも、本当に各方面から反響がすごく多くて、それだけ注目されてる作品でもあることを今すごく実感してるんですけども、舞台が好きな方も、今回この作品を機に初めて舞台を見るよって方も『リコリス・リコイル』の良さと同時に舞台の良さも存分に味わっていただけるように、本番に向けて頑張っていきたいと思っております。

本西彩希帆さん:
舞台になるよっていうのがわかった瞬間からすごくいろんな方々からの反響だったり、反応だったりをいただいて、稽古をしている段階でも、『リコリス・リコイル』の世界観をどうやってみんなでお客様に伝えていこうかと稽古期間を通して真摯に向き合ってきたので、アニメファンの方にも舞台ファンの方にも愛していただけるように、残りの稽古もがんばっていけたらな、と思っています。

仲田博喜さん:
原作が沢山の人に愛されている作品で、今回は舞台ということで、勿論アニメ自体の魅力を最大限に役者が届けるのも大事なんですけど、なんか色々な感情だったり関係性だったりをしっかり意識して、舞台で、新しい『リコリス・リコイル』の世界を届けられたらな、と思っております。

Q.今回の舞台『リコリス・リコイル』で、アニメのファンの方とか舞台のファンの方とかに訴求していきたいと仰っていましたが、どのようにアプローチをしてファンの方に伝えていきたいですか?

河内さん:
舞台は劇場に足を運んで頂かないと届けられない部分があるので、そこは私たち自身でも見に来てねってお知らせすることは出来ると思います。もちろん、見に来ていただいた方の口コミがあったりもすごく有り難いです。私の過去の経験上でも、口コミで初日開けてから、すごく伸びた作品もあって、初めて舞台を見て、舞台の良さに気付いて、そこからリピーターやいろんな方にお勧めしていただいたり、とても大きな力になります。それ以外にも私たちが、舞台の上で皆さんに見たいと思ってもらえる作品を作っていけたらな、と思っております。

本西さん:
舞台は足を運んで見に来て頂くことで始まるので、足を運んで見に来てくださった出演者のファンの方だったり、『リコリス・リコイル』のアニメのファンの方、そういったお客様の口コミが広がるような、作品を劇場からお客様に届けるのが私たちの仕事だなと思います。なので、それを目標に、というとちょっと違うかもしれないですけど、見た後に何か、お客様が受け取って帰ってくださるものを私たちが作るのが一番の仕事というか、それが私たちにできる事かなと、そこをみんなで頑張っていけたらと思っています。

Q.今回の作品を作っていく上で、稽古ももう終盤になってきてたと思うんですけど、関係性が変わったキャストや共演者との関係値など、作品を作る上で、役を作る上で何か意識したという点があれば教えいただきたいな、と。

仲田さん:
役者って関係性の作り方は色々あると思うんですけど、僕はコミュニケーションが元々あんまり得意な方ではなく、役柄的にも他の人と関係性が、敵対している役柄で、あまりコミュニケーションをとらなくても、それはそれでいいのかな、という気持ちでいたんです。でも、お二人を始め、稽古場が和気藹々としていて、いい意味で、仲間に入りたいという気持ちになる稽古期間だったんです。そういう意味では、すごく寄り添うというか、いいな、愛おしいなと思い始めている段階です。ここから、終盤、残り数日間ですけど、そこはおいといて、役にちゃんと入り込めるように、年内中に稽古をしっかりと納めて、年始からまた稽古を始めて、自信を持った状態で、お客様が楽しんで、良いものをもって帰れるように、挑戦していけたらと思います。

河内さん:
相棒の彩希帆ちゃんはビジュアル撮影の時に初めてお会いして、第一印象で、すごい気が合いそうで良きパートナーになりそうだなって思って、やっぱり稽古を重ねていく中でほんとにたきなと千束の関係性に近い、信頼してお芝居を一緒にできるような関係性を築けてきているので、そうですね、仲はいいなあって思います。(笑)それこそ仲田さんと戦うところが私はあるので、最初はね、どうしようって。大きい、怖いって思ってて…。

仲田さん:
大きい、怖いって印象がそれだけ?(笑)

河内さん:
思っていたんですけど!でも稽古を重ねる中で寄り添っていただいて、話をしながらシーン作りを出来て、すごく、いい空気感というか、いい熱量の通し稽古が出来ているので、このまましっかりと積み上げて本番やれたらと思っています。

本西さん:
ほんとにこう、千束とたきなの関係性っていうのが、私もビジュアル撮影でお会させていただいた時に、優しいお姉さんだ、と思って、沢山の作品に出演してらっしゃるし、もう一生懸命ついていこうって、稽古した帰りもたくさん相談させていただいたりとか、そういうことがあるので、関係性をすごく作れてるなと思ってて、個人的には最初二人のところから、喫茶リコリコの人たちと絡んでって、どんどん成長していくたきなとっていうのも、稽古初日の時と今を比べるとやっぱり成長して変わってきているし、あと個人個人のキャラクターが全員すごく魅力的で、愛おしいキャラクターが沢山いるので、フキちゃんだったりロボ太だったり、出てきたときにどういうことをやってるのかなっていうのを見るのがすごく楽しいですし、なんかそういう部分ではキャスト全員のことがすごく好きになったな、っていう部分で、すごく変わったなって思います。


インタビュー終了後は、舞台の一部分の公開稽古が行われ、舞台が始まるのが今や遅しと思わせる出来ぶりでした。


©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11
©舞台「リコリス・リコイル」製作委員会