公式レポート:舞台『ブルーロック』合同取材会オフィシャルレポート

「週刊少年マガジン」(講談社)連載中、金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)による大ヒットサッカー漫画『ブルーロック』を舞台化した本作。3rd STAGEの稽古を目前に実施された合同取材会に、潔 世一役の竹中凌平、蜂楽 廻役の佐藤信長、凪 誠士郎役の佐藤たかみち、士道龍聖役の松田 岳、脚本・演出の伊勢直弘が出席した。
シリーズ3作目となる今回、作品・キャラクターを愛するキャスト陣がそれぞれの意気込みを語ってもらった。

――まずは本作への意気込みからお聞かせください。
竹中 3作目となる今回は夏に上演されるということで、今までも熱いステージでしたが、色んな意味でさらに“熱くなる”予感がしています。それに、今回は初めてテレビアニメでもまだ描かれていないエピソードをやるので、ちゃんと原作を読み込んで、原作者はもちろん、ブルーロックが好きな皆さんの解釈と違わないよう、リスペクトを持って作品を届けられたいと思います。そして3rd STAGEにはたくさんのキャストが参加されるので、ものすごい化学反応が起こるような気がして、すごく楽しみです。
信長 本当につい最近、2nd STAGEをやったような感覚で。早くも3rd STAGEを迎えるということで、あっという間だなぁと感じています。上演が解禁されたときのお客さんの反応を通して皆さんがすごく楽しみにしていて、期待していただいてるんだなっていうことが伝わって来たので、第一弾、第二弾とみんなで作り上げてきたものをさらにパワーアップさせてお届けしたいなと思っています。
たかみち 僕は雷市陣吾役を演じさせていただいていましたが、凪 誠士郎役としても舞台に立たせていただきます。本当にいろんなご縁やタイミング、皆様のお力があって、今度は凪として再び『ブルーロック』の世界で戦えることが本当に嬉しくて…。
竹中 ティッシュいる…?
たかみち 大丈夫、泣かないですよ!(笑) 恩返しをしたいというか…ここでまた戦えることへの感謝の気持ちを忘れず、今度は僕がみんなを引っ張っていける人間になれたらいいなと思っています。凪自身がそういう人間でもあるので、皆さんと化学反応を起こしまくって、“エゴく”戦ってきたいと思います!

――松田さんは今回がシリーズ初参加となります。
松田 元々原作ファンということもありまして、舞台『ブルーロック』の制作が発表されたとき、どんなものが皆様の前で繰り広げられるんだろうと考えていました。士道龍聖役は発表前からずっと準備していた役どころなので、“ようやくこの日が来た”という感覚が大きいです。いつもお世話になっている伊勢さんが率いるこのチームには見知ったキャストも多く、このチームで『ブルーロック』の世界に飛び込めるのが、とても楽しみでなりません。また、3rd STAGE自体が舞台『ブルーロック』の転換期となって、また一つ世界観が広がっていく気がしているので、自分の役がそういった起爆剤として機能することができたらいいなと思っております。

――演出の伊勢さんにお伺いします。ズバリ、3rd STAGEのプランは?
伊勢 基本的には今までの作り方、世界観を踏襲していきます。主演の竹中さんや新キャストの松田さんを始めとした、信頼のおけるキャストが集まっているので、今回はどんな化学反応が起きるか楽しみです。2nd STAGEまで作り上げてきた空気感とこのメンバーが合わさったらどうなっていくのかを楽しみながら、今回も丁寧に作っていきたいです。また、この企画が立ち上がった段階から、松田さんが士道龍聖役を演じることは決まっていました。松田さんは僕も絶対的な信頼を寄せている役者で、エキセントリックで振り切った芝居ができる人なので士道にぴったりなんです。松田さんだけでなく、参加するキャストたちの可能性を自分がどれだけピックアップできるか、今からすごく楽しみです。

――改めて、ご自身の役とどう向き合っていかれるか、お気持ちを聞かせてください。
たかみち 同じ作品で自分の中で至高とも言える二つの魂を背負えることを光栄に思っています。それぞれの視点からこの作品世界を見られるのは僕しかいないので、そんな僕だからこそ生み出せるものがあるんじゃないのかなと思っています。
信長 蜂楽 廻は公演を追うごとに進化を遂げているキャラクターなので、役としてもですが、僕個人としても進化した姿を見せていきたいと思っています。また、舞台でサッカーコートを表現する中で、勿論スペースに限りはあるんですけど、これまで観てくれた方々からは「広く、立体的に見えた」と言ってもらえることが多くて。今回はさらに人数が増えて、より一層表現に工夫が必要になってくると思いますが、そういう部分も舞台『ブルーロック』の面白さだと思っているので、今作はどんな表現ができるのかがすごく楽しみです。
松田 僕は、自分の欲望にどこまでも素直になれる士道の生き方に、僕自身も大きな衝撃を受けました。舞台ではそれを体言しなくてはならないという重大なミッションがあるので、一挙手一投足が勝負になってくるなという風に思っています。皆さんと相談しつつ、自分の“思い”を信じてどこまでやれるのか…しっかりと役に向き合って演じていきたいです。
竹中 潔くんはずっと考えている人で、原作でも彼の心理描写が繊細に表現されているんですけど。この舞台でも、そこは余すことなく口にしているんですよね。あと、彼は成長スピードも半端ない! 演じる僕自身も潔くんに追いつきたいと思い頑張ってはいますが、それを表現するのが毎回難しくて。今回もフローの状態になることでまた一歩成長する部分もありますが、そこは…どうやって表現しましょうかね?(笑)
たかみち ね! やっぱり、全身から“もやもや”が出さないといけないですかね?
伊勢 出るようにしておいてくれる?(笑)
たかみち わかりました! 準備しておきます!
竹中 そういう表現の工夫がたくさんあるから、やっていてすごく楽しいですね。

――続投キャストの皆さんから、この作品がどんな現場か、初参加の松田さんに教える形で紹介していただけますか?
松田 お〜! 知りたいです!
竹中 前回はみんなで筋トレしてたよね。部活みたいな空気だったのが印象的だなぁ。
信長 ホント、みんな仲が良いよね。あと、これは多分みんなが感じていると思うけど、ずっと走っていたら身体がもたないっていう(笑)。
竹中・たかみち あー!
信長 最初の方は“舞台上でも走ってセリフ言わないと”って思って、セリフ言うときもずっと走るようにしていたんだけど。実は「やば…死ぬ!」って思いながらやってました(笑)。
たかみち 逆に僕は、初演のときはあんまり舞台上で走っていなくて。試合を一緒にやっているはずのみんなは汗だくになっていて、僕だけ汗をかいてないのはおかしいと思って、袖でその場ダッシュをするようにしていましたね。
竹中 あ、だから袖に霧吹きが置いてあったんだ。汗をかいてる風に…。
たかみち それは違う!(笑)霧吹きじゃなくて、あれはリアルな汗!
竹中 ふふ。あと、サッカーコートを舞台上で表現するためにゴールの位置が結構変わるんです。僕らは“ビューチェンジ”と呼んでいるんですけど。ビューチェンジするたび、「今はゴールどっちだっけ?」って考えながら動くのが結構大変なんだよね。
信長 誰かがボールを蹴ったらフィールドの向きが変わるから、全員がそれに合わせてグルグル回っては視点が変わるっていうね。
松田 なるほど!
たかみち あと、今回も実ボールを一部演出で使うと思うんですけど。前回、僕が蹴ったボールがパネルに当たって自分の顔面に跳ね返って来ちゃったことがあって…。本当に気をつけた方がいいです!
信長 実ボールといえば、ゲネで4回くらいボールが落ちたこともあったよね。
竹中 思い出した〜! 実ボール使って、(たかみちが)普通にハンドした(笑)。ボールが落ちそうになって、急に手が出て(笑)。「それハンドじゃん?」って。
信長 当たり前なんですけど、何かイレギュラーなことが起きても絶対に手は使わないってことを常に意識しておかないと、思わず手が出ちゃうんですよね。僕も前回、1回やってしまいました…。
松田 絶対難しいよね。
たかみち 一番緊張しますね、実ボール。
信長 他の舞台ではない、そういう独特な緊張感があるよね。
伊勢 でもその独特な空気とかみんなの全力な部分がチームワークに繋がっていて、とてもいいチームになっているからね。そこはもう、安心して松田くんも乗っかってくれればいいなと思います。
たかみち 今年もサッカー練習、あるしね。
松田 前作のサッカー練習の取材記事、見たよ!
竹中 フットサルですぐ仲良くなれたもんね。
伊勢 多分、竹中さんがさっき懸念されていた“今年は夏だから”っていうのは、フットサル練習にもあるんじゃない?
信長 確かに! でもこの人、フットサルでもダイレクトシュートしかしないんで(笑)。みんな必死でボール集めるけど、どこまでも役に忠実だから(笑)。
竹中 だって、舞台のためにやってますから。ダイレクトシュートの感覚をつかむために練習しないと!
信長 ずっとゴール前で待って、みんな4人で戦うじゃないですか。相手5人いるのに。必死にボールを集めても、めちゃくちゃ変なとこに蹴るしさ…(笑)。
竹中 今回も頼む!
一同 (笑)。