レポート:作家・加藤シゲアキが魅せる世界観と実際とは?加藤シゲアキ「なれのはて」記者会見レポート

2023年10月24日、東京・護国寺にある講談社において、加藤シゲアキさんの著書「なれのはて」の記者会見が行われました。今回の記者会見では、加藤シゲアキさんが登壇されました。

記者会見では、「書籍についての説明」と、「書籍を製作するにあたってのエピソードやPV」の話、「質問時間」が取られ、今回のレポートでは書籍についての説明と質問時間の一部について、レポートします。


Q:執筆のきっかけは?

加藤シゲアキさん(以下加藤さん) 前作『オルタネート』刊行時ぐらいに、次作は講談社さんと一緒にやろうという話がありまして、その時はぼんやりと「ミステリーならどうだろう?」とか、いろんな可能性を模索していたんです。その後に『オルタネート』がとてもありがたいことに注目されまして、文学賞(吉川英治文学新人賞)を頂き、であるならば、僕自身も新しいチャレンジに臨むべきではないかなと思い、「いつか書いてみたかったな」という社会派なものであったり、一人間として、30代半ばの男性として今、書きたいもの、そして読みたいものを形にするのはどうだろうという形で挑戦したのがきっかけです。


Q:次に、本作は、2020年に構想を開始し、約2万字に及ぶプロットを経て、今年の1月に第一稿を脱稿しました。長期にわたる執筆の苦労話などはありますか。

加藤さん 苦労話。社会派なものというか、自分が書きたいものはどういうものなんだろうと考えた時に、僕は生まれが広島で、5歳までなので記憶はあまりないんですが、そのご縁で広島でお仕事をいただく機会が非常に多くて。原爆関連であったり、今年もNHKのナビゲーターをさせてもらったりとか、戦争や原爆に関して触れあう機会が非常に多く、また広島の方に、「いつか広島の話、戦争の話を書いてくれないか」って言われる機会が多く望まれるのであれば、自分も挑戦してみたい。けれども、果たして自分が、そうしたものに入っていいのだろうかとか、書ける能力があるのだろうかとか、悩みつつ。また、広島を描いた作品はたくさんあるものですから、自分自身がそこに挑戦するのは果たして正しいのだろうか?と。

そもそも戦争は日本中、世界中、日本の各地であったはずだから、「まだ描かれてない戦争があるのではないか」と思いたち、僕の母の出身は秋田ですので「ちなみに秋田ってどうだったんだろう」と。「秋田には戦争にまつわるエピソードがあるんだろうか」と、ネットで「秋田 戦争」って入れたら、本作でも描かれている大きなテーマでもある「土崎空襲」という日本最後の空襲を知りました。「そういったものがあったんだ」とまた、どうしてそこに空襲が起きたのかと、調べるうちにたくさんの発見があり、「これは自分が書かなくてはいけないんじゃないかな」という、ある種、「宿命」みたいなものを感じ始めました。

今まで書かれていない部分もそうですし、母のルーツであるということもそうですし、ただそれを真正面から書くのではなく、「エンターテイメント、小説・物語として書くことで届くものがあるんじゃないか?『オルタネート』を経て書くべきものはそういったものなのではないかな」と。そして言うなれば自信もありました。これなら描けるんじゃないか。

しかし、取材や、たくさんの資料を読み込むうちに、実際の史実というものを元にして小説を書くのは初めてでしたし、「はたして、事実として起きた空襲、被害者のいるものを物語にしていいのか」という葛藤はずっとありました。戦争というものを物語化して良いのか?

一方で、「書くことで伝わることがある」、「届くものもある」っていうその葛藤みたいなのをずっと抱きつつ。実際にあった話ですので、なるべく史実をもとにまた、遺族や被害者、そういった方々の傷をえぐらないように、色んなところに配慮しながら書くという部分が、非常に苦労しました。

その他にも、「報道から異動したイベント事業部」というものが主人公でありますから、事実や歴史、史実、そういったものを書いていく部分で、不安がなかったわけではないですが、書き上げて刊行にいたり、自分がやった道は間違ってなかったんではないかなと、現時点で思っています。


Q;小説の舞台は秋田を舞台の一つにしていますが、8月に秋田を取材で訪れましたが、その時の印象は?

加藤さん 執筆時はコロナ禍ということもありましたし、秋田に実際に足を運ぶことができなくて、資料や編集の方にも助けてもらいながら資料を集めた形でしたので、執筆ののちに「後取材」みたいな形でお邪魔させてもらったんですけど、秋田に訪れたのはどうやら20年ぶりでした。高校生のときに一度帰ったきりだったんです。

祖父母とは会っていたんですけども、母方の実家には帰る機会もあまりなくて。なので、このタイミングで、久しぶりに秋田を訪れて、光景みたいなものは、あまり変わってないですし、まあ小さいころの秋田の空気とか、そういったものは覚えていたので小説として書けたわけです。

ただ、その祖父母とは「土崎空襲」について、あるいは戦争というものについて語り合ったことがなくてですね。祖父とは会えなかったんです。祖母は今年90歳なんですが、まだ元気で。なかなか家族と戦争の話するってのは勇気がいるんですけど、「ちょっとこういう話を書いたんだ。おばあちゃん、ちなみになんか体験したことを覚えたりするの?」って言ったら、その頃祖母は10歳で、「3歳か、もしかしたら3ヶ月かの妹をおぶって『空襲がきた』って言って家から飛び出し、あぜ道に出た。遠くに空襲があるのが見えた」という話を聞きました。

自分の祖父母ともそんな話をしたことがなかったし、またそこから戦争中の話とか、まあ戦後の苦労話みたいなものを、すごく聞かせてもらって、とても近い家族でありながらそうして知らないことがたくさんありました。

そして祖母も快く話してくれたんですけど、祖母とそういう話ができたということも、個人的にはこの小説を書いた意味はあったなと思います。また秋田に行った時は、現地でその当時、実際に土崎で体験された方のお話を聞かせて貰ったりとか、今その土崎空襲を調べている高校生、中学生と若い方にも会ったりしました。自分が執筆してる時に、思い描いていた戦争の凄惨さというものとは、それほど食い違ってはいなかったので、やはりそうだなと思いました。

この小説の中でもありますけど、あと1日早く戦争が終わっていればなかった空襲ですから、きっとそこを思った方もたくさんいるんじゃないかなと思っていたんですが、まさにその言葉を何度も聞いたので、この作品を書いたことで間違っていなかったなと思っています。


Q;発売前重版をしましたが、それについての感想は?

加藤さん ありがたい限りです。本当に初版部数も決して少なくない部数を刷っていただいたんですけど、ありがたいことに発売前重版という形で。『オルタネート』で、本当に自分も想定していなかったような注目をしていただいたので、なんて言うんですかね…。その時の影響で、まあ「次作、加藤シゲアキは何をやるんだ」というところで、それこそ作家の先生方からも「早く書け!」とすごくお尻を叩かれたんですけれども。

結果として、構想から3年かかっただけあるような、自分としての自信作に仕上がったなと思っています。そしてそれがまた話題になっているということは、自分がこれにチャレンジしたことは1つ間違ってなかったんじゃないかなと、再確認する日々です。


Q:ファンの方がすごく期待されているなって言うのが伝わってきたんですが、その点において加藤さんは実感されてるのか、それともまだファンの方からのリアクションが届いてませんか?

加藤さん もちろん届いてます!すごく期待されていた、次作を期待されていた、というのは実感としてあります。番組でも「タイプライターズ」という、作家さんをお呼びして語り合う番組であったりとか、あらゆる対談であったりとか、いろんなところで作家さんとつながるみたいなものがあったのですが、そこでも、自分がこういったことにチャレンジしているということは、軽くは話していたので、きっといよいよ加藤シゲアキがそれを書き上げたと思ってくれたのが、まずファンの方のリアクションだと思います。

今、NEWSのツアー中なんですけど、実はライブで、あのうちわではなく、「小説現代」を振っている人が何人かっているっていう、すごい光景だと(思いました)。文芸誌をこうやって振っているって、あんまり見ないんですけど、「買ったよ!」ということで、そういう方がたくさんいらっしゃいます。

『なれのはて』のうちわを持ってる方もいますし、「発売前重版」といううちわもありまして、すごく喜んでくれてるんだなと、まず思いました。それと、今回プルーフを凄く作りまして、多くの書店員の方に配りました。その反響が今までで一番あったかなと思います。

これまでもすごくあったんですけど、書店員の方からの熱量がすごくあって、僕ももちろん全身全霊で書き上げたものですから、それが本を愛する書店員の方にも届いたからこそ、この熱量で返ってきたんだなと思うと、本当に「小説現代」が出るまで「受け入れてもらえるのか」とか、すごく不安だったんですけど、本当に反響が、ありがたい反響が多くて、ほっとする感じです、今は。


「なれのはて」
加藤シゲアキ著
発行:講談社
判型:四六判ワイド上製
定価:2145円(税込)
ISBN:978-4-06-533143-9


公式サイト:
https://narenohate.kodansha.co.jp/

公式X:
https://twitter.com/narenohate_kds

レポート:身体表現としての総合芸術を魅せる!「小南満佑子写真集『Luce』発売記念会見レポート

2023年10月21日、東京・新宿にあるブックファースト新宿店において、「小南満佑子写真集『Luce』発売記念会見が行われました。今回の発売記念会見は、小南満佑子さんが登壇されました。

Q:待望の写真集の発売された率直な気持ちは?
思っても見なかったのですよ。本当に自分が女優として、表現者として活動をしている中で、写真集を出させて頂くなんて夢にも思っていなかったんですよ。こうやって実現できて本当に幸せですし、こうやって朝から集まって頂いて、誰もいなかったらどうしようと思いましたし、私こうやって一人でイベントをするのが初めてなんですよ。皆さんとお話しできるのが初めてで、誰も来なかったらどうしようと思っていたのですが、さっきマネージャーさんからいらっしゃっていると聞いてビックリです。感謝の気持ちでいっぱいです。凄く幸せな日を迎えることが出来ました。ありがとうございます。

Q:撮影は沖縄で、初めて行きましたが、どうでしたか?
初めていかせて頂いたのですが、凄く美しい海と緑の数々、ナチュラルな所で自然豊かな所で撮らせて頂いて、今回のコンセプトはナチュラルにセクシーにということで、まさにそれがピッタリな完璧なロケーションで撮影をさせて頂きました。

Q:撮影の時に印象に残ったエピソードは?
どのカットも色んなエピソードがあるのですが、一番最初に撮ったピンクの衣装があるのですが、ピンクの船で撮った写真があるのですが、あれは滅茶苦茶熱くて、手すりとか鉄板になっていて。でも、海が綺麗で、The沖縄だなと言うカットでした。数々のカットを撮らせて頂いて、今回の裏表紙は私が選んだのですが、一番ラストなカットだったのですが、奇跡的に凄く綺麗な夕日が見えて、凄く幻想的な神秘的なカットが撮れて、凄くお気に入りのカットで裏表紙にしました。

Q:今回の写真集にあたって、どういうトレーニングをしましたか?
4歳からクラッシックバレーや、ジャズダンスなどをずっと続けていて、舞台もミュージカルをしているので体幹や筋肉のトレーニングをずっとしていたのですが、ピラティスとかも集中的にやって、そうやって舞台で培ってきた身体表現だったり、筋肉の、身体のラインを楽しんで頂けるように頑張りたいなと思って、挑みました。

Q:今回の撮影は舞台の経験は生きていたりしますか?
本当に沢山の役をこれまでも演じさせて頂いておりましたが、色んな様々なシチュエーション、衣装、スタイリング、メイク、色んなシチュエーションに合わせて、作り上げてくれて、スッと私も女優スイッチも演じるのが入ったような気がします。様々なカットがありますが、全部がメロディが一枚一枚あふれでてくるような作品に仕上がっています。そういう所はミュージカル女優ならではだと思います。

Q:『Luce』(イタリア語で「光」)の意味は?
小学校4年の時から、声楽を学んでいて、イタリア語や、色々な言語を勉強してきたのですが、原点であるイタリア語の響きを使いたいなと思って、それでイタリア語で「Luce」にしたのですけど、「Luce」は光と言う意味で、お仕事をさせて頂く中で、いろんなお仕事で、私が活動する中で、色んな人が影響して下さったり感動してくださったり、微かでも光を宿せるような人材になりたいなと思うので、活動しながら凄くそれを思うので、それを大切にしたい。皆様の光になりたいと思いLuceにしました。

Q:周りの方の反響は?
ミュージカルの先輩方だったりとかは、写真集ではなくCDを出す方が多いのですが、私はまだCDを出していないのに先に写真集を出す異例の突飛なことをさせて頂いたのですが、27歳の等身大の姿を形に残したいと思ったのです。舞台をさせて頂くと、お客様に劇場に足を運んでいただかないと見て頂けないのも醍醐味なのですが、なかなか残るものが少なかったので、DVDだったり、写真だったり、なかなか残らなくて、残っても役のビジュアルだったりするので、小南満佑子のナチュラルな姿をありのままを存分に残せたら嬉しいなと思います。皆さん凄くビックリされましたが、凄く良いんじゃないと喜んで頂いた方が多くて、大変嬉しかった限りです。

Q:グラビアの仕事は続けたい?
今回、初めてこうゆう挑戦をしましたが、身体表現と言う意味で、総合芸術して女優として活動していく中で、お顔も大事だけど、プロポーションも大事で、大切なことだと芸能界のお母さんの前田美波里さんに教わったのですが、スタイルを維持していくことを考えて生きているので、そういった物を楽しんでくださる方もいたら、そういったトレーニングをしていきたいと思います。

Q:今回は沖縄でしたが、次は?
どこかな?ハワイとか?(笑)海外も良いなと思いつつ、以前ニューヨークに行った時もすごい芸術にあふれた印象的な街だったので、劇場だったり、ニューヨークの芸術的な町並みで撮影するのもそうだなと思いますし、国繋がりで、ハワイでも撮影出来たら楽しいなと思ったりします。叶ったら嬉しいです。

Q:今後の目標は?
私自身、表現者として活動している中で、あまりジャンルに捕らわれずにいろんなことにトライしていく、チャレンジにしていけたらとモットーにして生きているので、舞台も大好きだし、これからも愛していきたいと思いますが、色々チャレンジ出来たらなと思います。個人的には、今一番大河ドラマに出たいです。と言うのも昔から大河ドラマが大好きで、今も見てますが、満佑子という名前を付けられたのは着物が似合う女性に育って欲しいと名付けられたので、大河ドラマに出たいと思って、黒髪 ピアスも付けず。うちの父は美容師なのですが、髪を染めたことがありません。黒髪ロングを維持しているのでいつか機会があれば良いなと思います。今の近々の目標は大河ドラマに出たいです。

Q:海外での活躍についてはどうお考えですか?その際にポートレイトを作る気は無いですか?
良いと思います。そんな贅沢なことが叶えば嬉しいですよね。海外の作品は勿論オペラも大好きですし、ミュージカルも好きですし、ハリウッドもそうですが、最近海外にトライする俳優さんが凄く多くて、私もその一員として、いつか海外にと昔から目標を持っているので、オペラもそうだし、向こうでも活躍できたら嬉しいです。


『Luce』小南満佑子
発売日:2023年10月20日
定価:3300円(税込)
A4判 128ページ
ISBN:978-4-06-533753-0
代位事業本部FRIDAYチーム

ⒸND CHOW / 講談社

レポート:東京国際映画祭2023「愛する喜び、食べる喜び満載!」「ポトフ 美食家と料理人」Q&Aレポート

2023年10月24日、東京・日比谷地区で行われている東京国際映画祭2023において、「ポトフ 美食家と料理人」のQ&Aが行われました。

今回のQ&Aでは、ドダン役のブノワ・マジメルさん、監督/脚本のトラン・アン・ユンさん、アートディレクター/衣装のトラン・ヌー・イェン・ケーさんが登壇されました。

最初に「ポトフ 美食家と料理人」がカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞したいうことで、監督が喜びの一言を述べられ、改めて作品を見て頂けることが嬉しいと話していました。

東京国際映画祭の雰囲気については、ブノワさんはとても良かったと話していました。監督も、(レッドカーペットで)近くでファンの人と触れ合うのが嬉しかったと話し、長い時間堪能することが出来たと話していました。トラン・ヌー・イェン・ケーさんは、レッドカーペットの後に、今回のレッドカーペットの良さの話や、私のキャリアの中で最高のレッドカーペットでした。と皆さん興奮した様子で話をされていました。

食べ物をテーマにした映画を作ろうと思ったきっかけについては、監督が原作に出会ったのが最初で、登場人物が食べ物を語っているシーンが素晴らしくて、映画にされたそうです。

トラン・ヌー・イェン・ケーさんはその話を聞いて、「挑戦」だと思い、舞台が19世紀末のフランスで、私の起源はベトナムなので、映画の表現に驚いたのですが、食と言うのは文化を超えたものではないかと思ったそうです。

演技については、ブノワさんは、実生活でも料理を作るタイプで、料理を作るのは「愛の告白」ではないかなと思っているそうです。とは言っても、ドダンのようなアーティストではないですが、心を込めようと思い、直感的に演じることが出来たのではないかと思います。と話されました。そして、意外とシンプルに演じることが出来たと話し、冒頭の長い料理のシーンについては、コレグラファーのような振付師のようだったと話してました。

最後に監督から一言メッセージとして、「この作品は愛する喜び、食べる喜び満載です。今回の映画を通して、再確認して頂ければと思います。」とコメントされ、Q&Aが終了しました。


『ポトフ 美食家と料理人』
12月15日(金)Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下、スイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
©2023 CURIOSA FILM-GAUMONT-FRANCE 2 CINEMA

レポート:古畑「全力で振り切って、ここまで出来た」「びびぐら古畑星夏」(別冊ViVi)発売記念会見レポート

2023年10月22日、東京・池袋にあるHMVエソラ池袋において、「びびぐら古畑星夏」(別冊ViVi)発売記念会見が行われました。今回の発売記念会見では、古畑星夏さんが登壇されました。

最初にフォトセッションが行われ、古畑さんの穏やかな表情が会場にも伝播して、終始和やかに行われました。

最初に代表質問から行われ、「人生最初で最後のグラビアですがやり切った感はありますか?」という質問では、「やり切ったなと思った。」そうです。

「ボディメイクは何をしましたか?」では、「ViViだけだとカリカリにした方が良いのかなと思ったのですが、お尻をアップしたいところは筋トレをして、メリハリのある身体に仕上げた。」そうです。

「撮影場所はどこですか?」では、「沖縄の本島に行って撮影したのですが、本当に海外に行ったみたいだねと好評をいただいています。」と「沖縄であんなに撮れたのは嬉しかった。」と話していました。

「びびぐらのスタッフから言われて印象に残った言葉はありますか?」では、ViViでお世話なっているスタッフの皆さんだったので、安心して出来たのと、今までやったことなかったポージングをしたのが新鮮だったそうです。

「馬のカットがお気に入りのカットだと思うのですが、お気に入りになった理由は?」では、馬と写真を撮ればモデルっぽいなと思われたのと、馬と一緒に撮ると盛れるし、一番お気に入りなカットになったと思います。と話していました。

「過激なカットについて」は、なにかあのカットが盛れてたのと今までにやった事のないカットで、あの写真は良い写真だったので、あのカットに差し替えて頂きました。と、モデル魂に火が付いた様子でした。

「ちなみに他のViViのモデルの反応は?」では、ニコルちゃんはViViNightで欲しいと言ってくれて、せいらちゃんはインスタのタグ付けして買ってくれたことを教えてくれて、凄い良い後輩だな。優しい後輩だなと思います。と話していました。

「今回のびびぐら古畑星夏はどういう人に見て貰いたいですか?」では、ViViが絡んでくることでファッショナブルな面と、ボディメイクを頑張ったので女の子にも楽しんで頂けるものになったと思います。男の人にも見て貰いたいです。と話していました。

「アイドルよりも攻めた写真集についての感想」では、色んな媒体さんからグラビアをしないかとオファーを頂いていたのですが、ViViとやりたいと思っていました。安心感もあるし、今までお世話になった部分もあったので、ViViの本当にモデルだからここまで出来ないよねと思われたくないので、全力で振り切って、ここまで出来たのだと思います。と話していました。

「写真集に点数を付ける場合は?」では「120点はなまる葉っぱ付き」とコメントされ、会見が終了しました。


<商品情報>
タイトル:びびぐら 古畑星夏
著書:古畑星夏
価格:2,500円(税込)
発売日:2023年10月17日
ISBN:978-06-533590-1
出版社:講談社

©びびぐら古畑星夏/須江隆治

レポート:津田「等身大の津田健次郎として撮影しました!」「津田健次郎『ささやき』写真集発売記念会見」レポート

2023年10月14日、東京・代官山にある代官山蔦屋書店において、「津田健次郎『ささやき』写真集発売記念会見」が行われました。今回の記者会見には、津田健次郎さんが登壇されました。

質疑応答については、津田さんは丁寧に、かつ真摯で誠実に回答をされ、取材に来ていた記者も、会見内容を真剣に聞き入っていました。

Q:写真集のオファーを受けた時の感想は?
津田さん「ビックリしました。正直このタイミングで、写真集の第1弾を出したのは9年前で、もう写真集の話は無いだろうなと思っていたのですが、こういう写真集はどうですか?とこのタイミングで出させて頂くのは、ちょっと最初はびっくりして戸惑いました。正直な所。けど、熱烈オファーを頂いたので、じゃあやりましょうと思いました。写真集を作って出すのなら、良いものを作っていきたいと思いました。スタッフさんと本当に密に衣装どうしましょう。場所どうしましょう。雰囲気はどういうものにしましょうかと密に打ち合わせをさせて頂きました。」

Q:9年ぶりの写真集の思いは?
津田さん「凄くコンセプトを作り込んだ写真集はあると思うのですが、いやー逆でしょう、そっちじゃないでしょうというか、どちらかというと、緩い日常的と言うか、力の抜けたものがいいんじゃないかなと思って、見て頂く皆様との距離感が近いものが良いなと思って一緒に時間を共有しているものが良いなと、かなり初期段階に出来ていて、出来上がったものもそこにあります。」

Q:大人だからこそ色気や抜け感が漂いますが?
津田さん「自分の写真集を取材して貰うのはちょっと恥ずかしいです。(笑)」

Q:特にこの部分(コンセプト)を意識したところは?
津田さん「本当に力を抜いて、ふわっと一緒に過ごしていますよとか、ふわっとマイペースに過ごしているのが一番自然でいられますし、僕自身も力を抜いていられるので、そこがまったくブレない。結構ないろんな場所で撮らせて頂いて、衣装も綿密に打ち合わせをさせて頂いて、それに空気みたいなものが生まれて、場所を含めて、衣装・場所みたいなものを含めて、ある種の空気みたいなものが写真に写って、それで見て頂く皆様に空気感が伝われば良いなと思っております。」

Q:衣装についてこだわった16の衣装でお気に入りの衣装は?
津田さん「どの衣装も気に入っているのですが、本当にたくさんの衣装を用意して頂いて、フィッティングをさせて頂いたのですが、喧々諤々でやらせて頂いて、これは無いねとか良いねとか、ちょっと尖った、普段着ないようなブルーのパンツも履いている奴もあったりとか、書店の写真とかが有ったりするのですが、古書店の写真もあったりするのですが、それも茶色のシャツとか日情感があるけど、空気感もあるというか、凄く良かったなと思いましたし、冬っぽいコートで緑の草を歩いているのも大人っぽい、旅行に来ましたとかもそんな感じの衣装も良かったですね。」

Q:「旅をしている空気感」とありましたが、一緒に旅をしているような葉山、京都での4日間のロケはどうでしたか?
津田さん「本当にノーストレスで、ストレスなく、マイペースにスタッフの皆さんと写真を撮っていたなと思います。京都は遊びに行ったような感覚で、京都は事前に打ち合わせをした時に観光客の皆さんや外国人の皆さんが沢山来ていて、The京都は凄く撮りにくいんじゃないかと思って、いわゆるThe京都という観光地は外しているのですが、それが逆に凄く良くて、僕個人ではいかなかった場所にも、場所が殆どなので、ガイドブックとしても恐らくここは行かないんでしょうかと言う場所で撮ってたりするので、こういう京都も良さがあるんだなと京都はちょくちょく結構撮っていたりするので、こういう所もあるんだな。と新鮮で、こういうなかなか行かない京都も体験して欲しいなと思います。」

Q:撮らなかったのも自然体だった?
津田さん「単純に僕が新鮮だったので、その場所、場所を楽しんで過ごしていました。炙り餅ってあって、美味しいですよね。昔食べていた記憶があるのですが、改めて食べると新鮮で、炙り餅屋さんの良さ。こんなに美味しい?お菓子とか好きなんですが、ナンバーワンです。お餅だからちょっと食べたらお腹いっぱいになりそうなのですが、割と軽くて、バンバンいけましたね。美味しかったです。」

Q:今回の撮影にはマイカメラで撮影されていたということですか?
津田さん「所謂フィルムカメラでLeica M3のフィルムカメラを持参して、撮影の合間に風景をパシャパシャ撮ってました。人を写すと大変なので、風景を撮っていました。文庫本サイズのミニ写真集が豪華版があります。そちらで写真が公開されています。趣味が無くて、趣味を完全に仕事にしちゃったタイプで休みとかに趣味ないなとインタビューとかでもマイブームとか今の趣味はなんですかとかにも答えられなくて嫌だなと思ったのですが、「写真が好き」だなと思うようになって、僕の場合はストリートスナップが好きなので、どこか行くのではなく、その辺を写真をバシバシ撮るのですが、それが趣味になっていて、今回せっかくだからカメラ持って行こうと。今回はあまり撮ってないのですが、(フィルムカメラだと上限があるので)デジタルだと切れるのですが。

Q:どうして古都を選んだのですか?
津田さん「とてもシンプルなのですが、京都が好きなんです。鎌倉とか京都とか、文化の香りと言うか、他の土地より強くて好きです。そういう所で写真を撮れるとより空気が写真に写ってくれるんじゃないかなと思います。」

Q:俳優・ナレーター・声優・映像監督と様々な面を持っていますが、今回の写真集ではどの面を強調されましたか?
津田さん「コンセプトはスタッフさんと相談したのですが、一つの作品を作る感覚ではなく、僕は被写体としていようと思ったので、(考える表情を見せるも)職業は関係なく、等身大の津田健次郎として撮影しました。」

Q:写真集に点数を付けるとしたら?
津田さん「100点です。」


<商品情報>
タイトル:津田源次郎 写真集「ささやき」
著者:津田健次郎
価格:3,520円(税込)
発売日:2023年10月13日
判型:A4
ページ数:144ページ
出版社:講談社

津田健次郎 写真集「ささやき」数量限定豪華版
12月6日発売
価格:9.900円(税込)
ご予約受付中!
(セット内容)
・津田健次郎と旅するオーディオコメンタリー
・つだ文庫 写真集「ささやき」文庫版
・2024卓上カレンダー
・豪華版カバーver.写真集「ささやき」

https://x.com/tsuda_sasayaki