レポート:待望の舞台第二幕公演開始!『舞台「Wake Up, Girls! 青葉の軌跡」』舞台レポート&舞台前意気込みコメント

2018年6月6日~6月10日までの間、東京・赤坂にある草月ホールにて、Wake Up, Girls!の二回目の舞台となる『舞台「Wake Up, Girls! 青葉の軌跡」』が上演されます。今回の舞台は、前回の『舞台「Wake Up, Girls!青葉の記録」』(2017年1月:東京・渋谷 AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演)からの続編であり、脚本はTVシリーズの5話から7話の部分の話となります。

前回から会場を移し、客席と舞台までの距離が前回と比較しても非常に近く、間近でキャストを見ることが出来、芝居の臨場感を感じられると思います。また、迫力のある場面転換も楽しめると思います。

舞台の内容については、脚本・演出面は是非舞台を見て楽しんで頂きたいと思いますが、演技については、Wake Up, Girls!も上演前のインタビューで役者として成長しているというコメントをしており、演技の良さの他に、ダンス部分の切れの良さや、舞台中も泣きのシーンで、感情がこもって本当の涙を見せるキャストもいるなど、声優5年目の経験を経て、Wake Up, Girls!の作品もユニットも進化していると感じさせました。

芝居を見ても、ライブを聞いても楽しめる舞台であり、ファンでなくても必ず楽しめる作品になっていると言えるのではないでしょうか。

〇今回の舞台の意気込みについて
高木美佑:
「Wake Up, Girls!青葉の軌跡」ということで、今回は前回に引き続き、二回目のWake Up, Girls!の舞台ですが、本当に前回よりも、よりみんなの結束力も高まっていて、よりお芝居の方も詰められたんじゃないかなと思っています。是非楽しんで頂ければと思います。頑張ります。
山下七海:
菜々美ちゃんはもう今までずっと寄り添いながら来ているので、舞台ではそんな菜々美ちゃんの良いところをたくさん見せられるように頑張りたいと思います。
田中美海:
今回の「青葉の軌跡」のストーリーは、私も数年前にアフレコをしたのですが、ずっと好きだったお話だったので、こうして舞台で私たち自身で、実際に演じる機会が頂けて嬉しかったです。どんどん稽古を詰めて完成していく過程が楽しかったので、本番も頑張りたいと思います。
吉岡茉祐:
前回やった舞台とはまた違う続編という形で、舞台でもストーリーが進んでいくということで、キャラクターの成長を描けて、前回からの私たちの舞台としての成長も見て頂けるかなと思います。頑張ります。
永野愛理:
「Wake Up, Girls!」の舞台をもう一度することができて本当に嬉しく思います。アニメで見ていて好きだという方にも楽しんで頂けると思いますし、アニメを見ていないという方にも楽しんで頂ける内容だと思います。このメンバーでやってこれて良かったという作品になっていますので、是非楽しんで下さったら嬉しいです。
奥野香耶:
テレビアニメの新章の前のシリーズを今回舞台で再現するのですが、気持ちが数年前に戻ったような気持ちになっています。本番がとても楽しみです。頑張ります。
青山吉能:
約一年半前にやらせて頂いてから続編になるのですが、個人的には私は佳乃に合わせて髪を切ったり、伸ばしたりするというのが自分の中の佳乃との近づき方でした。今回前のシリーズを新章のために切った髪を伸ばし、それも醍醐味というか自分の楽しみになってきたので、より佳乃と身も心もマッチしてきたのではないかと思います。いろんな姿をいろんな方に見て頂けたら嬉しいです。

レポート:一人の人間の成長を演じられた!『劇場版「PEACE MAKER鐵」前篇~想道~』公開記念舞台挨拶レポート

2018年6月3日、東京・新宿にある新宿バルト9において、『劇場版「PEACE MAKER鐵」前篇~想道~』の舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶では、市村鉄之助(青年期)役の梶裕貴さん、市村鉄之助(少年期)役の小林由美子さん、山崎烝役の櫻井孝宏さんが登壇されました。

三人が登壇すると、自己紹介をしてから作品の話題に。作品についての率直な気持ちについては、TVアニメから15年の月日が経ちましたが、梶さんもドラマCDから参加しているが、「養成所にいた時に見ていた作品」と言うことで、その主人公をするとは思わず、当時も緊張してオーディションを受けたそうです。梶さんが演じている鉄之助は色々な経験を経た闇要素が強くありますが、そこまでに至る鉄之助の姿を演じられたのが嬉しいと話をされていました。

小林さんについては、この日を迎えたことが嬉しく、作品の1ファンとして喜ばれていたそうです。作品の連絡を受けた時は、当初自分も出られるとは思っておらず、出演についても喜ばれたそうです。櫻井さんは15年という結構な月日は経っているが、劇場版として動き始めるのは驚きはあったが、とても嬉しかったと語っていました。

鉄之助と烝の関係については、梶さんは鉄之助の成長した姿を演じたが、一読者の感想としては鉄之助にとっては、烝は兄貴分でにならざるを得ない所があって、近い存在としていてくれた存在であり、形を変えつつも、より近い関係となって、兄弟のような関係なのでは?と語っていました。

小林さんは当初は凄い仲の悪い関係で、全てを否定する関係だったが、劇場版はグッと距離が近づいていて、大親友になり、常に鉄之助を見守っている、一歩踏み込んだ存在になったと感じられたそうです。櫻井さんはいつ死んでもおかしくない時代を生きていて、新しい関係性を作るのはちょっと怖いと思うのではないか、死を共にくぐり抜けながら、切磋琢磨して成長していく、変化していく、鉄之助に対して投げかけている言葉が自分に投げかけている言葉ではないかと感じられたそうです。

今回のアフレコについてのエピソードについては、櫻井さんは大事な瞬間を目撃したと感じ、時が止まっていたのが動く瞬間を見たように思ったそうです。この作品は多くの人に支持されている作品なので、この時をずっと待っていたという人もいるでしょうし、作品が動き出すことが出来たと言うことで、作品の歴史的な大きな出来事が起きたとも思われたそうです。

小林さんは今回はオープニングの序盤に鉄之助が出てきたが、まだ元気のある少年期の鉄之助を見て頂いたが、セリフの端々に少年期を彷彿とさせるセリフの言い回しを聞くことが出来て、バトンタッチと言うよりも、一人の青年が声変わりしたような印象を持ち、自然に成長していったというのを感じたそうです。

梶さんは櫻井さんが話した、長く作品のファンがいらっしゃって、インパクトのある作品ですし、PEACEMAKERと言えば、小林さんの演じる明るく元気な鉄之助の声と芝居が浮かぶので、それを同じ人物を演じさせて頂くのはものすごくハードルが高いと感じたそうです。
続けて、怖い部分もあったが、小林さんから言葉を頂けてとても嬉しかった事、一人の人間が成長した姿を演じさせて頂いたと言うことで、子供の頃に皆さんが感じた鉄之助を自分の中で咀嚼して、今の鉄之助の感情を表現するのが大事だなと思ったそうです。

特に作品で注目して見て欲しいポイントとしては、梶さんは鉄之助を演じた身からしたら、沙夜とのシーン、回想を含めつつ、明るい鉄之助やせつなさもあるが、鉄之助の沙夜の笑顔を見られたこと、青年期と言う所で、ただ子供なだけじゃない少し大人の男として近づきつつある鉄之助の言葉も登場したりするので、注目して貰いたいそうです。

小林さんは隊士達の戦闘のシーンとか、京都の綺麗な町並みとかは映画ならではの美しさを挙げていました。また、戦闘シーンや、鉄之助と沙夜のシーンで、その二人のやりとりも見て欲しいなと挙げ、小林さんの演じる序盤の少年期の鉄之助も見て欲しいと挙げていました。

櫻井さんは、山崎のシーンを見て欲しいが、斉藤が繰り返し呟く言葉がジャブのように効いてくるので、注目してみて欲しいと挙げていました。

最後に一言ずつ挨拶として、櫻井さんは「作品ファンのエネルギーを感じられる作品だと思います。瞬きも出来ないくらい楽しんで下さい。」、小林さんは「愛と熱量を持って劇場版に臨ませて頂きました。拳を握って話せない展開だと思います。」、梶さんは「今回は前編と言うことで、後編も待っていますが、必ず続きが見たくなる作品だと思います。」とコメントをされ、舞台挨拶が終了しました。