公式レポート:『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』松岡禎丞、逢坂良太が登壇!【12月29日(木)実施 待ち合わせ舞台挨拶】イベントレポート

<“12月29日 22:00” ステージで“待ち合わせ”したのは、異色のメンツ!?>
2022年10月22日の公開から、早くも10週が経過した『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』。“待ち合わせ舞台挨拶”と題し、12月29日の22:00にステージに集合したのは、キリト役・松岡禎丞さん、そしてジョー役・逢坂良太さんです。

本編をご覧になっているファンのみなさんはお分かりのとおり、まさに同日・同時刻にダンジョン内で待ち合わせしていたのがジョーとモルテ。松岡さんに続いて姿を見せた逢坂さんは、フードを目深に被りジョーのようにミステリアスな出立ちで、会場からはどよめきと笑い声が起こります。松岡さんもそんな逢坂さんを、「どんなテンションで行くのかと思って」と興味津々に見つめていました。

逢坂さんは、残念ながら出席が叶わなかったモルテ役・小林裕介さんから、メッセージを預かったと代読。「待ち合わせに来ないとか、まじ激サックもんですよ、あははー! ……ほんとにすみません……」と本編のセリフに合わせつつも無念さが滲み出た言葉に、客席からは温かな拍手が沸き起こります。

ちなみにおふたりとも、本イベントが2022年の仕事納めになるとのこと。「深夜テンションで、若干舌も回らなくなってます」と逢坂さんが冗談を挟みつつ、改めて年の瀬が迫る夜遅くにもかかわらず大勢のファンの方が集まってくれたことについて、ふたりは驚きと共に感謝の想いを表していました。

<キリトが《SAO》の世界を救えたのは、ジョーのおかげ?>
まずは本イベントのオファーを受けた際の心境を聞かれ、「やってくれたなと思いましたね」と語った松岡さん。「今日はまさに(劇中の待ち合わせ)当日ですし、今年の《SAO》は“その日”を大事にしていました。『ソードアート・オンライン -フルダイブ-』もそうでしたしね」と、11月6日にあったリアルイベントを思い起こします。

逢坂さんは登壇前の裏話も交えながら、「作中の待ち合わせが朝8:00だったら、大変だった。そうなったらみなさん、朝6:00から鑑賞しなきゃいけなかったわけですよ?」と、“待ち合わせ”が夜でホッとした表情です。松岡さんも逢坂さんも、そもそも22:00という遅い時刻から始まる舞台挨拶は、これまで経験がなかった様子。松岡さんが「《SAO》の女性陣だったら、『12月29日の22:00!? 行くわけないでしょ〜!?』って言いますよ」と、アスナ役・戸松 遥さんの真似をしてみせ、逢坂さんも客席のファンの方々も笑い声をあげていました。

今回のイベントの知らせを受けて、逢坂さんは「TVアニメから出演はしていましたけど、本作の尺的には10分の1も出ていませんから、『どこを呼んでんだ?』と思いました」と、予想外だった様子。すると「半殺しにされましたから」と、逢坂さん演じるTVアニメのキャラ〈ジョニー・ブラック〉との思い出を振り返る松岡さん。これに逢坂さんは、「俺が半殺しにしなかったら、《SAO》の世界を救えてないからね。感謝して?」と返し、松岡さんも「ほんとよ。(そうなっていなければキリトは)ユージオにも会えてないしね。ありがとうございました」と、納得と共に感謝。《SAO》の物語にとっては不可欠だったと知る客席からは、同意するかのような拍手が起こりました。

その後も「あの毒武器に感謝して」「分かった、伝えとく」「いつでも刺すから」「いや、もう出るな!(笑)」と、阿吽の呼吸を見せるおふたりは、実は同い年。ただしこんなにも息ピッタリでありながら、実はふたりきりでイベント等に出席するのは恐らく初めてなのだとか。その理由について逢坂さんが語るには、「(オーディションで)受けるキャラが被るから、片方が受かると、もう片方は出演しないということが多々ありまして。あとは(本作のように)ちょっとした悪役などで呼んでいただいて関係性ができることもあり、それはそれで面白いです」とのこと。

またふたりの共通点として、ピュアな性格でハーレムの中心にいる役柄のイメージが多いのに加え、近年はトリッキーな役柄も増えてきていることを指摘されると、「最近はトリッキーな役しかやってないんですよ。まともなキャラはあまりないです」という松岡さん。一方逢坂さんは、最近またその系統の役が増えてきているのだそう。これに松岡さんは、「あれはあれで大変だよね。現場でどこにいたらいいか、分からないもん」とポロリ。それに対して逢坂さんは、「禎丞は尻に敷かれるタイプだもんね。僕はピエロになって、わりと周りをイジるタイプだから。それでみんなが仲良くなったらいいなって」と、収録現場での様子を明かします。

さらに現場では端っこにいがちと語る松岡さんについて、《SAO》TVシリーズ第1期では、「(松岡さんが現場で)喋っていた記憶がないです」と暴露。「今はそこそこ喋ってるよ?」という松岡さんですが、「誰と? 戸松さん?」と逢坂さんが尋ねると、松岡さんはしばし沈黙。今も自分から積極的に喋るわけではないかもという松岡さんですが、強いアスナ、そして彼女を演じる戸松さんとやはり収録が一緒になることが多いようで、そうした10年の間に松岡さん自身にも変化があることが伝わってきました。

<同い年のふたりでおやじトーク? 新年の抱負はやっぱり“●●”!>
公開から2か月が経つ『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』について、改めて周囲の反応を聞かれ、ファンの方から絶えず本作の話が届くと語ったのは松岡さん。こうして舞台挨拶に登壇するたび、そこでの言葉や想い一つひとつを汲み取ってもらえているとし、「本当にアツいものを毎回いただいています。ありがとうございます」と改めて感謝を述べる姿に、温かな拍手が贈られていました。

話は変わって、作中では2日後に当たる12月31日に第5層フロアボスを攻略し、カウントダウンパーティーが行われ、その翌日に新年を迎えます。ということで、ここで来年の抱負を聞かれると、定番の質問かつ年を重ねるごとに健康面での不安を実感していることから、「健康でいたい」と答えることが多いと語る逢坂さん。松岡さんも「無病息災、悪即斬、みたいなね?」と頷くと、「悪即斬は、人間に対してだから(笑)」と逢坂さんの鋭いツッコミが入る一幕も。

「傷の治りの遅さから年齢を実感するよね」と意気投合するなか、ふと「スゴいおやじトークになってますよね?」と心配する松岡さん。というのも最近、松岡さんの所属事務所に入ってくる方のなかには、「小学生の頃に《SAO》を観てました!」という方もいるのだそう。10周年を迎えた《SAO》の長い歴史に、ふたりとも感慨深げです。

その一方で、《SAO》はおふたりと同年代のファンの方も多い作品。改めて本作の魅力について聞かれると、「どの世代にも刺さる部分があるところ」と、松岡さんは答えます。「《SAO》は、ゲーム内で死ぬと現実世界でも死ぬかもしれないという、当時としても珍しく、でも男の子なら考えたことがある設定だと思うんですよね。僕自身そうですし。お話もどちらかといえば王道。キリトもやるときはやる人ですが、弱いところもあるし、何度も折れそうになって、そこをみんなに支えてもらったおかげで、先に進んできた。そういう姿にも、共感していただけるのかなと思います」と語りました。

<ジョーに合わせて、モルテは調整も。収録秘話、続々>
逢坂さんは《SAO》の魅力について、「自分のようなポジションの人でも、イベントに呼んでくれる懐の深さ」と回答。「普通の作品ではまず呼ばれないです。小林裕介も同じことを言うと思う」と述べると、松岡さんから「裕介は本当に昔から『禎丞と《SAO》で掛け合いたい! 自分も出たい!!』と言っていて」と、小林さんにまつわるエピソードが飛び出します。何でも小林さんは松岡さんのことが大好きらしく、当の松岡さんも「否定はしません」と容認。「本作に出ると決まったときも、スゴいテンションの連絡が来て。だから本人は、今日のイベントをめちゃくちゃ楽しみにしていたと思う」と明かしてくれました。

そんな小林さんと一緒に収録を行ったのは逢坂さんだったそうで、「今の話を聞くと、禎丞とじゃなくてごめんねと(笑)」と小林さんのことを慮りながら、ここでジョーとモルテがどのように作られたのか、その制作エピソードが語られます。

逢坂さん演じるジョーと、小林さん演じるモルテは、当初声質が似通っていたことから、小林さんが声色を若干低めにすることで調整が行われたのだそう。「悪役の咬ませ犬感があるキャラって、そっちの方向に寄せたくなるから、最初の演技プランが似ることがあるんです」としつつ、「現場に行って、みんなと一緒に作っていくのが醍醐味。自分ひとりじゃ作れないものがたくさんあります。ジョーもTVシリーズ第1期の頃を思い出しながら演じていますが、当時の僕と今の僕を比べるとやれることが増えているので、今の自分にできるいろんな表現を使って、もっとこのキャラクターを面白くできたらいいなと考えています」と、役作りについて教えてくれました。

すると「TVシリーズ第3期《アリシゼーション》編のときなんて、歌舞いてたもんね?」と振り返った松岡さん。それに逢坂さんも、「自分ではそんなつもりなかったんだけど(笑)、(声の芝居に合わせて)画(え)に表してくださって。最初は別の普通の絵だったのに、動きも付けてくださった。そういうところが《SAO》のスタッフさんはスゴいし、ありがたいです」と制作陣への想いを述べます。それに松岡さんも「『何でもやってください! 画(え)はこっちで何とかしますから』と、毎回言ってくださるんです。(アニメーション制作を担当する)A-1 Picturesさんは本当にスゴい」と労いの言葉を送り、「役者冥利に尽きますよね」と逢坂さんも頷き返していました。

<3人揃って“待ち合わせ”する日が来ることを願って>
最後に、劇中での第5層フロアボス攻略、そして本作の興行収入10億円突破を記念して、第5層ボスダルマに目入れを実施。初日舞台挨拶にて戸松さんが片目を入れていたダルマが登場し、今回は松岡さんがこの大役を任されます。「絶妙に気味が悪い顔のダルマですよね」という松岡さんに、初めて生で見た逢坂さんも「ほんとだね!?」と慄きつつ、無事目入れを終え、会場は拍手で包まれました。

同年代の気の置けない声優仲間同士、笑いの絶えないトークを繰り広げてくれたおふたり。「今日は好き勝手に喋っていましたが、楽しい時間を過ごさせていただきました」という逢坂さんに、「何のイベントだったっけ?みたいなね(笑)」と頷く松岡さん。

最後の挨拶として逢坂さんは、「年末の遅い時間にお越しくださり、ありがとうございます。《SAO》は僕も新人の頃から付き合わせていただいている作品なので、これから先も続いていってほしいです。今年2022年はナーヴギアが発売された記念すべき年。今後本当にナーヴギアが作られればいいなと思いますし、《SAO》の世界を体感できるゲームも登場すればいいなと願っています。僕も元々原作読者だったので、感慨深い気持ちです」と語るとともに、「残念ながら今日小林くんは来られなかったですけど、もしかしたら……」と無念そうにポツリ。「でも、もう(自分たちが集まる機会は)ないかなぁ?」と零すと、「きっとスタッフさんに頼めば」と、再会を望む松岡さん。これには客席からも期待を込めた拍手が贈られ、逢坂さんは「いつか彼のリベンジを果たせればいいなと思います」としながら、「多分来たら、禎丞への想いをぶち撒けてくれると思います」と笑顔。「ここで告られちゃうの?」と松岡さんも楽しそうな笑顔を見せ、「可能性は大いにある(笑)」と返した逢坂さんは、「それが実現できるよう、引き続き応援していただけたら嬉しいです」と会場へ呼び掛けました。

2022年最後を飾る《SAO》イベントを締め括ったのは、松岡さん。「年末のこの日、この時間にお越しくださり、改めてありがとうございました」と、会場へ足を運んでくれたファンに再び感謝を伝え、「自分たちが心血を注いでお芝居させていただき、すべてのスタッフの皆様が支えてくださり、そんな作品をこうしてみなさんが楽しんでくださる……。こんなウィンウィンの関係はほかにないと思います。何回も観てくださって、本当にありがとうございます。作品が10周年を迎え、また新たな10年に向けて頑張っていきたいと思っていますので、これからも『ソードアート・オンライン』をよろしくお願いいたします。みなさん、良いお年を」と挨拶し、大きく温かい拍手が会場を包みました。

短いながらも、劇中同様“12月29日22:00 待ち合わせ”という、特別な時間になったこの日のイベント。12月31日からの公開11週目には、来場者特典として4種ランダムの「スタッフセレクト・ミニ複製アフレコ台本」が配布されるなど、まだまだ作品は盛り上がりをみせます。年末年始はぜひ劇場で、『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』をお楽しみください!


公式HP:
https://sao-p.net/

10周年特設サイト:
https://sao10th.net/

公式ツイッターアカウント:
https://twitter.com/sao_anime


アニメ「ソードアート・オンライン」 10th Anniversary Project PV:

https://youtu.be/Xpge8WwIPAA


©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

公式レポート:声優アーティスト・芹澤優3度目のソロツアー完走!

2022年12月24日、声優アーティスト・芹澤優が3度目となるソロツアー『Yu Serizawa 3rd Live Tour 2022 YOUr No.1』のツアーファイナルを東京・Zepp DiverCityTOKYOにて迎えた。

本ツアはー10月5日に発売された初のフルアルバム『YOUr No.1』を引っ提げ、9月より全国5都市にて10公演で開催された。

ライブは『YOUr No.1』の表題曲でもあり、ミュージックビデオも作成された『シンデレラストーリー』のほか、2019年に放送されたアニメ「魔入りました!入間くん」 エンディングテーマでもありミュージックビデオのYouTube再生回数が330万回を超えた『デビきゅー』、TRFのDJ KOO、「頭文字D」ほか数々のアニソンの生みの親でもあるラッパー・MOTSUとの楽曲『EVERYBODY! EVERYBODY!』『YOU YOU YOU』、TikTokをはじめとしたSNSでも盛り上がれる『アンビバビバラビュー』などのポップチューンから、『Close to you』など落ち着いたサウンドをしっかり聴かせる楽曲、『Break My Tears』『BLUE ROSE』などハードチューンまで幅広く披露。

改めて”芹澤優“の持つ世界観の広さ、表現力を堪能できるステージを見せ、会場に集まった多くの観客を大いに盛り上げた。


<『Yu Serizawa 3rd Live Tour 2022 YOUr No.1(昼公演)』セットリスト>
M1 シンデレラストーリー
M2 ハウ?トゥ!パーティー
MC
M3 アンビバビバラビュー
M4 デビきゅー
5 YOU YOU YOU
MC
M6 Kiss! Kiss! Kiss!
M7 ラブミーサイエンス
M8 §Rainbow
M9 Break My Tears
M10 BLUE ROSE
M11 Close to you
MC
M12 EVERYBODY!EVERYBODY!
M13 ハイハイハイハハイテンション
M14 告白
M15 最悪な日でもあなたが好き。
Enc1 Merry Birthday!
Enc2 マジカル☆ラブ
MC
Enc3 Voice for YOU!

公式レポート:『シュガーアップル・フェアリーテイル』貫井柚佳&鈴木みのり&諸星すみれ登壇によるクリスマスイベント開催レポート

2023年1月6日(金)より放送開始のTVアニメ『シュガーアップル・フェアリーテイル』のイベントが12月25日(日)、神奈川県川崎市のLA CITTADELLA(ラ チッタデッラ)中央噴水広場にて開催された。

アン・ハルフォード役の貫井柚佳、オープニングテーマ「ミュージカル」を担当し、ベンジャミン役も務める鈴木みのり、そしてエンディングテーマ「叶える」を担当する諸星すみれが登壇し、トークやミニライブで盛り上がった。

3人でのイベントは初めてということで開始前、お互いに「ぬくちゃん」(貫井さん)、「りんごちゃん」(鈴木さん)、「すーちゃん」(諸星さん)と呼び名を決めたそう。

すっかり仲良くなった3人は作品の簡単な紹介のあと、主題歌や演じた役についてのトークを展開した。鈴木さんは「みなさんから『みのりんご』と呼んでいただいているので、タイトルに『アップル』と入った本作の主題歌を担当できることに運命を感じました。物語も女の子が奮闘する、女性に共感していただける内容ですし、このような作品の主題歌を歌うのが密かな夢だったので、感激です!また、ベンジャミンはとてもマイペースな子で、アンとのやり取りが面白くて、それでいてかわいいです」諸星さんは「久しぶりに新曲を出すことができてうれしかったです。先にアニメのPVを観て『キラキラした世界観を歌に乗せたいな』と思いました。また、どんなストーリー展開であっても、みなさんが曲を聴いてひと息つけるようなエンディングテーマ曲になればと思い、レコーディングに臨みました」とそれぞれコメント。また、貫井さんはアンについて「一生懸命だけど不器用な女の子を演じたいと思っていたので、アン役が決まったときはすごく嬉しかったです」と笑顔で語り、「みなさんにアンちゃんをまっすぐに届けられるように頑張ります!」と意気込んだ。

ここからは、アンが「銀砂糖師」になるために奮闘する物語にちなんで、好きなお菓子や作りたいお菓子についてのトーク。貫井さんは「紅茶に合うザクザクのスコーンを作ってみたいです。以前作ってみたことがあるのですが、うまくいかなくて……」と苦笑い。鈴木さんは「昨年のクリスマスは友人と一緒に過ごし、お母さん直伝のシフォンケーキを作りました。でも、電子レンジの相性がよくなかったのか、うまく作れず……。いつかリベンジしたいです」、諸星さんは「最近は『れんこんチップ』にハマっていて、コンビニでいろんな味を買って食べ比べしています。食物繊維も摂れますし、どれも美味しいです!」とそれぞれコメントした。

ここからはミニライブパート。まずは諸星さんがエンディングテーマ「叶える」を、続いて鈴木さんがオープニングテーマ「ミュージカル」を披露。両曲ともに岩里祐穂さんが作詞を担当しており、深みのあるフレーズもあいまって、貫井さんはリハーサルのときから感動して泣いてしまったそうだ。また、この日はクリスマス当日ということで、最後はサンタ帽をかぶった3人からクリスマスソングのメドレーがプレゼントされた。

ステージ後は「ミュージカル」と「叶える」のCD予約者を対象とした「お見送り会」も行なわれ、盛況のままイベントは幕を閉じた。


<イベント終了後のコメント>
・鈴木みのり
「屋外で歌うのは久しぶりでしたし、3人でステージに立ててうれしかったです。また『シュガーアップル・フェアリーテイル』の魅力も発信でき、クリスマスソングも歌えて最高でした!本放送でも『ミュージカル』でみなさんをワクワクさせたいですし、ベンジャミンの演技を見てホッとひと息ついてもらえるように演じられたらと思っております!」

・諸星すみれ
「寒いなか、たくさんの方に来ていただけてとても温かい気持ちになれました。『シュガーアップル・フェアリーテイル』も、老若男女楽しめる温かい作品に仕上がっています。また、オープニングとエンディング、どちらも作品の世界観に合った楽曲になっていますので、ぜひオンエアを楽しみにしていただきたいです!」

・貫井柚佳
「おふたりの透明感のある歌声を晴天の下で聴くことができて、最高に幸せな時間を過ごすことができました!『シュガーアップル・フェアリーテイル』はたくさんのときめきを与えてくれる作品だと思いますし、私自身もアンの隣に自信を持って立てるようにアフレコに取り組んできましたので、放送をお楽しみに!」

〈レポートテキスト&撮影:佐伯敦史〉


<イベント開催概要>
日程&会場:
日時:2022年12月25日(日) 会場:LA CITTADELLA(ラ チッタデッラ)中央噴水広場

出演者:
貫井柚佳(アン・ハルフォード役)
鈴木みのり(OPテーマ歌唱アーティスト)
諸星すみれ (EDテーマ歌唱アーティスト)


©2023 三川みり ・あき/ KADOKAWA/「シュガーアップル・フェアリーテイル」製作委員会

公式レポート:大石昌良、歓声の中に帰還。「大石昌良の弾き語りラボ2022」12.23中野サンプラザライブレポート

「大石昌良の弾き語りラボ」は、アニソン作家にしてバンドマン、そしてシンガーソングライターとしても活躍する大石昌良が定期的に開催しているワンマンライブシリーズ。弾き語りラボの名の通り、弾き語りの向こう側を目指して研究を続けるという一見仰々しいテーマが掲げられているが、その中身はサービス精神旺盛なシンガーソングライターが、ハートフルなオーディエンスと共に誠心誠意を込めてつくりあげるエンターテイメントショーである。

全国9か所を巡る大型ツアーとなった「大石昌良の弾き語りラボ2022」、東京会場の中野サンプラザホールでの開催は3年ぶり。前回の全国ツアーはコロナ禍以前で、音楽ライブを取り巻く環境はそれから大きく変わってしまったが、大石昌良の弾き語りへのこだわり、そして活動を支えるファンへの愛は、変わらないどころか益々燃え上がっていることを再確認させられた。

賑やかな音楽に誘われて、軽やかなステップでステージに躍り出た大石昌良が繰り出した1曲目は『ファイヤー!』、初っ端から遠慮なしのフルスロットルでオーディエンスのハートに火を点けると、『ピエロ』へと繋げてオープニングをゴージャスに彩る。今回のライブは日常会話レベルでの声援が解禁された形での開催、念願のコール&レスポンスを煽って、以前のようにとはいかないものの確かに同じ空間で音楽を共有するライブの醍醐味を味わい尽くす。

声援の解禁を不安に感じるファンに対しては隔離された特別席を設けるという細やかな配慮もあり、誰も置いていかないピースフルな雰囲気でライブがスタートしたところで「あなたの弾き語りピエロ、大石昌良です!」と改めて自己紹介。ステージからの観測では6割が新規層というオーディエンスに対して、「弾き語りで日本一を目指すための研究機関」というライブコンセプトを丁寧に説明して次なる曲へ。

メロウな雰囲気を醸し出して突入したのは『幻想アンダーグラウンド』。ギター1本から繰り出されているとは思えない複雑なアンサンブルを奏でると、親戚であるアニソンシンガー・オーイシマサヨシの楽曲『楽園都市』のカバーも披露し、一気に大人の空気漂う都会の夜を演出してみせた。

「弾き語りには色んなスタイルがあるんですよ」と、長渕剛の『乾杯』を弾き語るスタンダードなフォークスタイルから、アコギを叩いてビートも刻むスラム奏法を紹介したところで、そんな数々のテクニックを駆使してつくった曲として『パラレルワールド』と『ボーダーライン』を披露。色とりどりライトに照らされる中、何重にも折り重なる幻想的なサウンドを響かせると、さらにギアを上げて『トライアングル』へ。力強いストロークから放たれる鮮やかな旋律がオーディエンス一人ひとりの鼓動をさらに速める。欲しがりな視線をバラ撒いてシンガロングを煽れば、声は小さくとも確かにある一体感が空間の幸福度を底上げした。

コロナ禍からの歩みを振り返り「(コロナ禍になって)歌う場所がなくなってしまった、あれはキツかった。向こう一カ月の仕事も全部なくなってライブも飛んでしまって、どうしようかなと思っていた時に救ってくれたのが、自分のチャンネル(YouTubeチャンネル「大石昌良の弾き語りラボ」)だった」と語る。ファンだけでなくアーティストの心も癒していた弾き語り配信からインスピレーションを受けて行われたのが「弾き語りリクエストコーナー」だ。

配信ライブではコメント欄からリクエストを募っていたが、今回は会場に集うファンからリクエストを募集するスペシャルバージョンで実施。一人目からのリクエストのSuperfly『タマシイレボリューション』は流石の大石昌良でも苦戦したが、その後SMAPの『夜空ノムコウ』やMr.Childrenの『抱きしめたい』、サンボマスターの『ラブソング』をとても即興とは思えない完成度で披露し、最後は自らの要望でキリンジの『エイリアンズ』を情感たっぷりに歌い上げると、ラボ本来の目的である弾き語りの研究を大いに前進させてみせた。

音楽史に煌めく名曲たちから繋いだのは『ダイヤモンド』。「この季節にピッタリな曲を」と届けられたラブソングに合わせてオーディエンスからのクラップが鳴り、大石昌良もいつになく楽しそうにユラユラと音の波に身を任せる。

すっかり今夜の楽しみ方を心得たホールに、『オトモダチフィルム』から『君じゃなきゃダメみたい』とオーイシマサヨシの必殺ナンバーのカバーを連続で投下。弾き語りに特化したスペシャルアレンジを施されたポップソングの惜しみない連打によって、ファンから抑えきれない歓声があがると、それを受けて加速度的にパフォーマンスの強度を上げていく大石昌良。やはりこの男には、人々の歓声を浴びながら歌う姿が一番似合っているようだ。

天井知らずで熱気を高めるフロアをさらに燃え上がらせるように、間髪入れずに披露されたのは『ようこそジャパリパークへ』。もはや大石昌良のライブでも定番のスーパーキラーチューンに合わせ、オーディエンスからの「がおー」コールも鳴り響いて極上のハーモニーをつくりあげる。

すっかり盛り上がりきったところで「東京ドームで弾き語りライブをやるまでは日本一を語れない」と大いなる野望も打ち明け、いよいよクライマックスへ。煌びやかに展開した直前のブロックから一転、一条の光のみが照らす中で披露されたのは『耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい』だ。静まりきったステージの上で愛の正体に迫る渾身のバラードを歌う様はまさしく絶唱と形容するしかなく、まるで目の前で一人ひとりへ向けて歌われているかのように、真っ直ぐな気持ちのこもった歌声がそれぞれの胸へ突き刺さる。

命を削るような全身全霊のパフォーマンスを繰り出す大石昌良の目にも涙が見えたが、そんな自身の様を「自分の歌で泣けるってヤバいね、キモいね。でも俺ずっとキモいヤツでいたいわ」と自虐しつつも誇る。楽しいだけでなく涙腺まで刺激し、感情を激しく揺さぶる最高のショーを披露してなお進化を止める気配のない至極のエンターテイナーに万雷の拍手が送られる中、本編ラストとして届けられたのは『ただいま』。シンガーソングライターとしての本領が遺憾なく発揮された優しいメロディがホールの隅々にまで染み渡ると、何度も更新された最高の瞬間を再び塗り替え、颯爽とステージを後にした。

本編閉幕から一瞬たりとも収まらないクラップを受けて、Tシャツ姿に着替えた大石昌良が再び登場すると、アンコール1曲目はデビュー曲『ほのかてらす』を披露。ギター1本と身一つで情景を克明に描き出す、弾き語りの魅力を全開に表現して真なるフィナーレを『ストーリー』で飾る。ステージの背後には夕空を映したようなオレンジの光が灯り、それぞれの日常へと繋がっていく特別な夜の終わりをドラマチックに演出した。やり切った表情の今夜の主役へ大きな拍手が降り注ぐ中、「さみしいけど、このさみしい気持ちを来年に繋げていきたい」と宣誓し、名残惜しそうにしつつも最後は笑顔で手を振って今宵の研究会は幕を閉じた。

執筆:オグマフミヤ 撮影:大参久人


<「大石昌良の弾き語りラボ2022」中野サンプラザホール公演 セットリスト>
01 ファイヤー!
02 ピエロ
03 幻想アンダーグラウンド
04 楽園都市
05 パラレルワールド
06 ボーダーライン
07 トライアングル

【リクエストコーナー】
08 タマシイレボリューション
09 夜空ノムコウ
10 抱きしめたい
11 ラブソング
12 エイリアンズ

13 ダイヤモンド
14 オトモダチフィルム
15 君じゃなきゃダメみたい
16 ようこそジャパリパークへ
17 耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい
18 ただいま

Encore
01 ほのかてらす
02 ストーリー

<オーイシマサヨシ・新曲情報>
オーイシマサヨシ – ギフト

M1.ギフト
(TVアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」OP主題歌)
M2.ギフト (Instrumental)

2023年1月8日(日)より各音楽サービスにて配信開始
https://lnk.to/OishiMasayoshi_gift


<オーイシマサヨシ・ライブ情報>
オーイシマサヨシ「オーイシマサヨシ ワンマンライブ 2023」
2023年3月18日(土)神戸文化ホール
2023年3月25日(土)TOKYO DOME CITY HALL


チケット受付URL:
https://special.canime.jp/ticket/014014/

オーイシマサヨシ/大石昌良 HP:
https://www.014014.jp/

オーイシマサヨシ/大石昌良 Twitter:
https://twitter.com/Masayoshi_Oishi

オーイシマサヨシ/大石昌良 Instagram:
https://www.instagram.com/masayoshi_oishi_/

オーイシマサヨシ/大石昌良 TikTok:
https://www.tiktok.com/@masayoshioishi?lang=ja-JP

公式レポート:テレビ東京の人気アニメ作品一挙集結!「アニメJAM 2022」3年ぶりのリアルイベント開催!

3年ぶりのリアルでの開催となった本公演はクリスマスイブとなる本日12/24に立川ステージガーデンにて開催されました。サンタクロースも登場するこの季節ならではの迫力あるOP映像が流れ、大きな拍手に包まれ「アニメJAM2022」がスタート。

続けざまにオープニングアクト初陣を飾る「おにぱんず!」のメンバー3名が登場し、TVアニメ『おにぱん!』のOP主題歌の「おにパパパン!パン!」が披露されると会場は一気にボルテージが急上昇となりました。トークパートにて「アニメJAM」初参戦を果たしたフレッシュなコメントを残し、2曲目「鬼ヤバッ!」を披露。元気溢れるステージパフォーマンスとともにイベントは最高の滑り出しを迎えました。

続いてはSmewthieのメンバー4名が登場。TVアニメ『東京ミュウミュウにゅ~♡』のOP主題歌「Cat!!してSuperGirls」を披露、さらに2曲目の「トキメキ☆イチゴいちえ」を披露し会場中はSmewthie色に染めあげました。2組のオープニングアクトを終えると、司会を務めるアメリカザリガニの2人が登場しOPトークがスタート。豪華作品を代表したキャスト陣の面々が続々と舞台上に登壇していきました。

TVアニメ『チェンソーマン』からは、戸谷菊之介(デンジ役)、坂田将吾(早川アキ役)が、オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』からは、稲垣好(せるふ役)、市ノ瀬加那(ぷりん役)、 和氣あず未(たくみ役)、高橋花林(しー役)、大森日雅(ジョブ子役)、さらに映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』からは梶原岳人(アスタ役)、村瀬歩(ラック・ボルティア役)、安野希世乃(チャーミー・パピットソン役)が、そしてTVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』からは、古賀葵(古見硝子役)、神尾晋一郎(片居誠役)、豪華キャスト12名が一挙集結となりました。(※梶原岳人は『古見さんは、コミュ症です。』只野仁人役としても出演)

挨拶を終えた後、毎年恒例のゲーム企画、【オールスター感謝祭】と題したクイズ企画がスタート。高級焼肉・叙々苑10万円分のお食事券をかけての猛烈な戦いが繰り広げられました。「DIYって、何の略?」という早押し問題に「だめよ、いや、よして」とDIYチームが大喜利回答で答えると、MCのアメリカザリガニからすかさずつっこみが入り会場は笑いの渦に、さらには「テレ東って何の略?」という早押し問題に、古見チームが「テレンス・リー 帰東」と笑いを誘い、他チームはまさかの「てってれー」から始まるフレーズの回答被りが連発するまさかの事態に。笑いの絶えないクイズの時間はあっという間に過ぎ、ポイントを重ねた古見さんチームが優勝となり、見事お食事券を獲得しました。

各作品の告知コーナーを終え、イベントは終盤のアーティストライブラッシュに突入。アニメJAM初参戦となる熊田茜音が登場し、TVアニメ『織田シナモン信長』のOPテーマ「Sunny Sunny Girl◎」を披露。続いて2曲目はクリスマスをテーマにした楽曲「Pure White Love」をライブ初披露、会場は一気にクリスマスの季節感溢れる雰囲気に包まれました。

続いてはChouChoが登場、特撮ドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』のEDテーマ「なないろのたね」を披露。さらに、2曲目はTVアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ』OPテーマ「starlog」が披露されると、透き通る歌声に会場中が魅了されました。

続いては、オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』のEDテーマを歌うせるふとぷりん(稲垣好/市ノ瀬加那)の2人が登場。ライブイベントでは初歌唱となる「続く話」を披露し、会場は和やかなムードに包まれました。

お次はアニメJAM3回目の参戦となるBeverlyが登場。TVアニメ『フルーツバスケット』OPテーマ「Again」を披露すると2曲目はTVアニメ『FAIRY TAIL』ファイナルシリーズのEDテーマ「Endless Harmony feat.LOREN」を披露、美しく響き渡る歌声に、会場の視線はステージに釘付けとなりました。

続いて、今回声優キャストとアーティストでのダブル参戦となる梶原岳人が登場。TVアニメ『オリエント』第2クール淡路島激闘編EDテーマ「色違いの糸束」を披露すると、2曲目はTVアニメ『ブラッククローバー』第12クールEDテーマの「A Walk」を披露し、会場のボルテージは急上昇となりました。

そしてライブのトリを飾ったのはAKINO with bless4。「君の神話」そして人気楽曲「創聖のアクエリオン」を披露すると会場のボルテージは本日一番の盛り上がりとなりました。最後は全キャストとアーティストで「ジングルベル」を歌い、クリスマスにぴったりの楽しく豪華な時間の幕がおりました。


<ライブパートセットリスト>
[前半]
01. おにパパパン!パン!/おにぱんず!
02. 鬼ヤバッ!/おにぱんず!
03. Cat!!してSuperGirls/Smewthie
04. トキメキ☆イチゴいちえ/Smewthie

[後半]
05. Sunny Sunny Girl◎/熊田茜音
06. Pure White Love/熊田茜音
07. なないろのたね/ChouCho
08. starlog/ChouCho
09. 続く話/せるふとぷりん(稲垣好/市ノ瀬加那)
10. Again/Beverly
11. Endless Harmony feat.LOREN/Beverly
12. 色違いの糸束/梶原岳人
13. A Walk/梶原岳人
14. 君の神話/AKINO with bless4
15. 創聖のアクエリオン/AKINO with bless4


<「アニメJAM2022」開催情報>
開催日程:2022年12月24日(土)開場 13:30/開演 14:30
会場:立川ステージガーデン(〒190-0014 東京都立川市緑町3-3 N1)
主催:テレビ東京・アニメJAM2022実行委員会(企画:テレビ東京/エイベックス・ピクチャーズ)

<出演作品・キャスト>
・TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』
古賀葵(古見硝子役)/ 梶原岳人(只野仁人役)/ 神尾晋一郎(片居誠役)
・TVアニメ『チェンソーマン』
戸谷菊之介(デンジ役)/ 坂田将吾(早川アキ役)
・オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
稲垣好(せるふ役)/ 市ノ瀬加那(ぷりん役)/ 和氣あず未(たくみ役)/ 高橋花林(しー役)/ 大森日雅(ジョブ子役)
・映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』
梶原岳人(アスタ役)/ 村瀬歩(ラック・ボルティア役)/ 安野希世乃(チャーミー・パピットソン役)

<出演アーティスト>
AKINO with bless4 / おにぱんず!(野崎結愛 / 根岸実花 / 野中ここな) / 梶原岳人 / 熊田茜音 / ChouCho / せるふとぷりん(稲垣好/市ノ瀬加那)/ Smewthie(天麻ゆうき / 十二稜子 / 戸田梨杏 / 石井萌々果)/ Beverly

<MC>
アメリカザリガニ(柳原 哲也/平井 善之)


アニメJAM2022公式サイト:
https://anime-jam.com

公式Twitter:
https://twitter.com/animejam_staff

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