レポート:大橋彩香1st写真集「らしさ」発売記念イベント合同取材レポート

2023年9月30日、東京・池袋において、大橋彩香1st写真集「らしさ」発売記念イベント合同取材が行われました。今回の取材では、大橋彩香さんが登壇されました。

Q:写真集を出しての率直な感想は?
大橋さん:まさか自分が写真集を出す日が来るとは思ってなかったので、20歳最後の誕生日の日に写真集を出して、実際にファンの皆さんにも手に取って貰って、はっしーらしい写真で元気になったというお言葉とか、ポストを頂いて、凄く嬉しかったです。

Q:韓国での撮影がメインでしたが、どうでしたか?
6月から3日間、韓国に行って、撮影をさせて頂きました。韓国に行かせて頂いて、海のある場所で、水着の撮影をして、海がある場所で撮影をさせて頂きました。

Q:撮影時に思い出に残るエピソードは?
撮影の時は、水着の撮影があって、個人的には水着を着るのは小学生以来で、久しぶりだなと思ったり、砂場を走ったりしました。色気がなかったけど、スタッフのみんなが楽しく笑ってくれたのが、印象に残っています。水着のシーンもヘルシーな感じに撮れたんじゃないかなと思います。

Q:お気に入りのシーンは?
私としては、顔盛れているなと思っているのですが、あんまり普段眼鏡をかけないです。眼鏡をかけたショットや、デコルテをがっつり出している姿なのですが、それを笑顔とともに、良いアングルで撮れていて、選ばせて頂きました。

Q:自分らしさを全開で表現して撮影しましたか?
注目して欲しいのが、写真のカットを選ぶ段階でも笑顔のカットがたくさんあって、シリアスな表情も撮ったのですが、完成すると笑顔が多くて、普通ににこっと笑う笑顔や、個人的にはぐしゃっと笑っている姿が好きなので、そういう私らしく笑っている姿を見て、注目して欲しいです。よく食べているので、食べ盛りの私を見て欲しいです。

Q:写真集に点数を付けるとしたら?
100点満点だと思います。最初で最後の写真集として出させて頂いたのですが、最初で最後の写真集にふさわしい内容になっていますし、友達や家族の話をきくと、大橋彩香らしいということで、出来栄えとしては、100点満点だと思います。

Q:ファンの方へのメッセージ
この度、私は20代最後の姿を収めた写真集「らしさ」を発売させて頂きました。大橋彩香らしさといえば、これだという笑顔が満載で、健康的に撮影させて頂いたので、本当に何度見てもくすっと笑える写真集の内容になっているので、活力にして欲しいですし、ずっと永久保存版として、一冊持っていただけたら嬉しいです。30代なっても頑張っていくので、応援よろしくお願いします。


<書籍情報>
大橋彩香1st写真集 らしさ
発売日:2023年9月13日(水)
価格:/3,630円 A4判/ページ数:112
発行:KADOKAWA 撮影:前康輔

(C)KADOKAWA 撮影/前 康輔

ニュース:『 =LOVE Today is your Trigger THE MOVIE』ド迫力でスペシャルな3面スクリーン ScreenX本編ライブ映像を特別公開!! さらに10月1日(日)全国にて応援上映会開催決定!入場者特典第2弾配布開始!

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)初のライブフィルム映画『=LOVE Today is your Trigger THE MOVIE』を9月22日(金)より全国にて絶賛公開中。全国の劇場には興奮と感動がギュッと詰め込まれた本作にハマるリピーターが続出中!

2017年4月29日に指原莉乃のプロデュースにより結成されたアイドルグループ=LOVE。昨年末にはFNS歌謡祭に出演し、その歌唱力やパフォーマンス、王道アイドルらしいかわいさでTwitterでもトレンド1位を獲得。また女性アイドルグループとしては異例の同世代の女性からも人気を誇り注目を集めた。

そんな=LOVEがさらに大きく飛躍するターニングポイントともなる2023年1月から3月にかけて開催された=LOVE 全国ツアー2023「Today is your Trigger」追加公演の日本武道館公演でのライブパフォーマンスが初の映画化。

オーディションから今に至る6年間を振り返り、それぞれが語るメンバーへの秘めた想いが、ライブ映像、バックステージやリハーサル、スタジオでの撮り下ろしインタビューから、惜しみなく溢れ出す。

そして、大切なファンへの熱いメッセージがーーーー。何台ものカメラで捉えた彼女たちの一生懸命で愛が溢れるステージでのパフォーマンスがたっぷりと詰め込まれ、何度でも観たくなるファン必見の1本となっている。

この度、ScreenXの本編ライブ映像の一部を特別公開!!本作の上映形態は2D、ScreenX、4DX、4DXScreenの4種類です。今回公開されたのは、ScreenX上映での「Be Selfish」と「Junkies」のライブパフォーマンス映像。ScreenXは通常の正面スクリーンに加え、側面に2つのスクリーンがある計3面で構成されており、圧倒的な臨場感を体感することが出来る上映システムです。

アクティブでパワフルな女性をテーマにした「Be Selfish」では両側面のスクリーンにもメンバーが登場し、エネルギッシュで躍動感溢れるパフォーマンスが視界いっぱいに広がります。そして、ハードなロックナンバーの「Junkies」では華やかなステージ背景が映し出され、より=LOVEの世界観に没入出来ます。

実際にライブ会場にいるかのような臨場感をぜひ体感してみてください!

ScreenX本編映像:

また、9月24日(日)に札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5大都市で行なわれた応援上映会が大変な盛り上がりとなり、遂に10月1日(日)に全国の映画館で応援上映会の開催が決定いたしました!通常上映とは異なり映画館にペンライトなどのグッズを持ち込んで、声援、歓声、拍手、手拍子等、ライブ会場さながらに=LOVEのパフォーマンスをお楽しみいただけます。

さらに、入場者特典第2弾として、9月29日(金)から、本作内の=LOVEライブのワンシーンを描き下ろしてイラストにしたスペシャルなステッカーをプレゼントさせていただきます。


<入場者特典第2弾詳細>
特典名:
イラストステッカー

配布期間:
9月29日(金)~ 10月5日(木)※1週間のみの配布になります。
※先着順。特典は各劇場なくなり次第終了となります。※2D、4DX、ScreenX、4DXScreen全ての 上映回で配布いたします。
※ご入場お一人様につき1枚のお渡しになります。


【=LOVEプロフィール 】
2017年9月6日ソニー・ミュージックより1stシングル「=LOVE」でメジャーデビュー。最新シングル「ナツマトペ」で自身最高の販売枚数記録を更新しオリコン 週間シングルランキング、Billboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales” で首位を獲得。デビューシングルから14作連続でオリコン 週間シングルランキングトップ10入りを達成(うちシングル4作は週間ランキング1位を獲得)。1stアルバム「全部、内緒。」でもオリコン 週間アルバムランキング1位を獲得。2023年10月18日(水)・ 19日(木) には、過去最大規模のコンサートとなる6周年コンサート「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」(さいたまスーパーアリーナ)を開催予定。2023年11月29日(水)には15thシングルの発売も決定している。

<作品情報>
タイトル:
=LOVE Today is your Trigger THE MOVIE

キャスト:
=LOVE

監督:
オ・ユンドン / キム・ハミン

製作:
CJ 4DPLEX

配給:
エイベックス・フィルムレーベルズ

協力:
株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ

公式サイト:
https://equal-love-movie.jp

公式X:
https://x.com/Equal_LOVE_MV

©2023, YOYOGI ANIMATION ACADEMY INC. & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

ニュース:TBS系全国28局ネットにて10月8日から毎週日曜ごご4時30分より連続2クールで放送開始!TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』宣伝大使に乃木坂46・梅澤美波が決定!放送直前の10月1日(日)にナビ番組の放送も決定!

全世界シリーズ累計5,500万部!大ヒットコミック「七つの大罪」の続編譚で「週刊少年マガジン」にて好評連載中の「黙示録の四騎士」が全世界待望のTVアニメ化!“神の指”と呼ばれる辺境の地で祖父と暮らす心優しき少年・パーシバル。ある謎の騎士・イロンシッドとの出会いをきっかけに、果て無き旅路へと足を踏み出すことになる痛快冒険ファンタジーが幕を開けます!

本作をさらに盛り上げるため、この度、乃木坂46の梅澤美波さんがTVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』の宣伝大使に就任!! 梅澤さんは、2018年に上演され好評を博した舞台「七つの大罪 The STAGE」でヒロインのエリザベス役を演じており、本作への思い入れもたっぷり。いよいよ10月からのTV放送に向けて、TBSの様々な番組に出演し、本作を宣伝していきます。

自身が2021年より1年半に渡り月曜レギュラーを務めていたTBS朝の情報番組『THE TIME,』にも出演予定となります。梅澤さんの宣伝大使としての活躍にご期待ください。また、放送直前となる10月1日(日)ごご4時30分から『七つの大罪 黙示録の四騎士』ナビ番組の放送が決定!宣伝大使の梅澤さんに加え、よゐこの濱口優さんも出演し、アニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』のみどころをたっぷりと紹介します。翌週の放送が待ち遠しくなるナビ番組をお楽しみください。


<乃木坂46・梅澤美波さん コメント>
この度、アニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』の宣伝大使に就任した梅澤美波です。「七つの大罪」に加えて、現在連載中の「黙示録の四騎士」の原作マンガをすべて読ませていただいていたので、アニメ続編を楽しみにしていたファンの一人として、宣伝大使就任はとても光栄に思っています。前作からのファンの方だけでなく『七つの大罪 黙示録の四騎士』に初めて触れる方にも楽しんでいただける内容になっていますので、その魅力をしっかりと伝えていきたいと思います。皆さん、お楽しみに!


<ナビ番組概要>
TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』放送スタート記念!スペシャルナビ
[放送日時]10月1日(日)ごご4:30~5:00
[出演者]梅澤美波(乃木坂46)、濱口 優(よゐこ)


<TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』作品概要>
●TBS系全国28局ネットにて2023年10月8日から
毎週日曜ごご4時30分 連続2クールで放送開始

●10月8日からNetflixにて一週間先行独占配信スタート
10月15日から、下記配信サイトでも順次配信開始
ABEMA、Amazon Prime Video、auスマートパスプレミアム、DMM TV、dアニメストア、Hulu、J:COMオンデマンドメガパック、Lemino、milplus、TELASA、U-NEXT、アニメタイムズ、アニメ放題、ディズニープラス、ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ふらっと動画、TVer、TBS FREE ほか10月22日から、Youtubeチャンネル「フル☆アニメTV」でも全話無料見逃し配信開始


https://youtu.be/WuIDVoKdVGU


<INTRODUCTION>
果てなき世界へ 大いなる運命へ 飛び込め―

“神の指”と呼ばれる辺境の地で祖父と暮らす、心優しき少年・パーシバル。
しかし、世界はその安寧を許すことはなかった。
ある謎の騎士・イロンシッドとの出会いが彼らの運命を変え、明らかになる驚愕の秘密。
少年は果て無き旅路へと足を踏み出す。
『七つの大罪』を知っていても、知らなくても楽しめる!!
全世界待望の痛快冒険ファンタジー!!

<STAFF>
原作:鈴木央 「黙示録の四騎士」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:小平麻紀
シリーズ構成・脚本:村越繁
キャラクターデザイン:髙田洋一
美術監督:村本奈津江
色彩設計:小島真喜子(スタジオ・ロード)
撮影監督:野口龍生(T.D.F.)
編集:笠原義宏、グッド・ジョブTOKYO
音響監督:小泉紀介
メインテーマ:澤野弘之/KOHTA YAMAMOTO
音楽:KOHTA YAMAMOTO
企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム

<CAST>
パーシバル:小村将
ドニー:戸谷菊之介
ナシエンス:島田愛野
アン:中村カンナ
シン:内山昂輝
イロンシッド:森川智之
ペルガルド:小山力也
アーサー:國立幸
バルギス:大塚明夫 ほか

<主題歌>
オープニングテーマ:Little Glee Monster「UP TO ME!」
エンディングテーマ:MOONCHILD「Friends Are For」


公式サイト:
https://7sins-4knights.net/

公式Twitter:
https://twitter.com/7_taizai

©鈴木央・講談社/「七つの大罪 黙示録の四騎士」製作委員会

ニュース:ポニーキャニオンがクリエイターとのフェアな取引ルールを公表 さらに1年間の活動をまとめたサステナビリティレポート2022も公開

ポニーキャニオンは、クリエイターとの取引において相互がフェアなパートナーであることを大前提としている当社の姿勢を改めて明文化した「クリエイターとのフェアな取引ルール」を公表しました。

エンターテイメント業界においては、個人で活動するケースの多いクリエイターと発注する側の企業とでは、以前の商習慣によってアンフェアな関係性が一部に残っている事例を耳にすることがあり、またこれから実績を積む段階の若手クリエイターにとっては厳しい労働環境であるなど、課題があると認識しています。

そこで、「すべてのクリエイターとエンターテイメントファンにとっての最良のパートナーになる」をミッションに掲げる当社は、大切なパートナーであるクリエイターの活動を持続可能にするため、さらには事業活動を通じ持続可能な社会づくりに貢献するため、2022年6月にSDGs宣言を行いました。そして、サプライチェーンの取引先を広く対象にした「パートナーシップ構築宣言」に登録し、作品の制作に携わる者がお互いへのリスペクトを共通認識として持つことを目的とした「リスペクト・トレーニング」を導入するなど、企業としてクリエイターと共存共栄する姿勢を広く公表するとともに、その姿勢を社員ひとりひとりへ徹底して参りました。この度、これまでの当社の取り組みを改めてクリエイターにフォーカスし、クリエイターをはじめとしたステークホルダーの皆様により具体的にお伝えするために、「クリエイターとのフェアな取引ルール」の公表に至りました。


<クリエイターとのフェアな取引ルール>
ポニーキャニオンは、クリエイターとの取引において相互がフェアなパートナーであることを大前提としています。
1.当社起点のサプライチェーンが、取引先に負荷の発生しない正当なスケジュール管理の中で実行されるために、具体的な社内標準スケジュールを定めその遵守に努めます。また、スケジュール遵守率を部門ごとに見える化し、会社全体として相互チェックを行います。
2. 取引の際には、予め明確かつ正当な業務内容、工程、納期、対価設定を協議、合意します。また、合意内容を反映した発注書を交付し、対価は期日通りに銀行振り込みにて現金で支払います。
3. パンデミック、自然災害など不測の事態が発生した場合は、相互の状況を確認、理解し可能な限りパートナーシップの維持に努めます。
4. 公的制度などの変更に合わせた、不当な要求や取引の停止などは行いません。
以上を守ることで、パートナーの豊かなクリエイティブ活動をサポートします。

また、当社は 2022年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)のサステナビリティ活動内容と、目標に対しての進捗結果をまとめた、初のサステナビリティレポートを公開しました。本レポートは、サステナビリティページより閲覧・ダウンロードいただけます。

サステナビリティページ|サステナビリティレポート:
https://www.ponycanyon.co.jp/sustainability/report/


<重点取り組みテーマへの取り組み実績概要>(サステナビリティレポートより抜粋>
1. エンターテイメントを通じた社会課題解決
・ エンタメコンテンツと地域との連携
・地域活性事業について勉強会の実施
・SDGs アイディア・コンペの企画・募集
2. ダイバーシティ&インクリュージョン
・ダイバーシティアンケートの実施
・管理職(E グレード)以上対象:アンコンシャスバイアス研修の実施
・女性のキャリアワークショップの実施
・人事総務&SDGs 戦略 PJ 対象:D&I 研修の実施
・パパママ社員サポートの充実
・障害者雇用の整備
・D&I を支える健康経営の推進
3. クリエイターとのフェアな取引
・パートナーシップ構築宣言登録
・リスペクト・トレーニング実施
・フェアな取引を遂行するためのシステム整備
4. 環境に配慮した創造
・本社ビルグリーン電力採用
・自社製品(CD、Blu-ray、DVD)におけるプラスチック削減
・販促物等の素材切り替え
・備品の素材切り替え

今後も、エンターテイメントの根幹をなすクリエイターとのフェアな取引をはじめ、重点取り組みテーマにおいて掲げる目標の達成を目指して活動するとともに、年次でサステナビリティ活動状況を報告して参ります。また、リアルタイムな活動報告や当社のSDGs に関する取り組みの詳細は、当社サステナビリティページにてご覧いただけます。

サステナビリティページ:
https://www.ponycanyon.co.jp/sustainability/


株式会社ポニーキャニオン
所在地:東京都港区六本木一丁目 5 番 17 号 泉ガーデン ANNEX
会社設立:1966 年 10 月 1 日
代表者:代表取締役社長 吉村 隆
資本金:1億円
事業内容:音楽、教養、文芸、スポーツ、映画、娯楽など各種オーディオ・ビジュアルソフト(CD、DVD、Blu-ray 等)・デジタルコンテンツ・書籍の企画、制作、販売、映画配給、 コンサート・イベント企画制作、地域プロモーション事業

ニュース:書評家、書店員大絶賛! 発売まであと1 ヵ月、加藤シゲアキ、 最新長編『なれのはて』カバーデザインを発表!

10月25日発売予定、加藤シゲアキさんの『なれのはて』。テーマのひとつである絵の具、キャンバスなどを表現した美しい装幀と、加藤さんの肖像を使った書店用のティザーポスターデザインを初公開!

刊行発表以来、話題沸騰中の加藤シゲアキさんの最新作『なれのはて』。9月22日には本書の刊行を記念した大特集号「小説現代10月号」が発売となり、「『使命』から『覚悟』へ」と題された加藤さんロングインタビューも掲載されました。そして単行本の発売まで1 ヵ月を切った本日、書籍のカバーデザイン、および加藤さんのティザーポスターデザインを公開します。

「一枚の絵の謎」から始まる本作らしく「絵の具」をモチーフに、秋田・土崎空襲と密接な関係のある「石油」を想起させる黒が映える美しい装幀となりました。紙の手触りや箔など、写真では伝わりにくい細やかなディテールが魅力的な書籍です。出来上がりをお楽しみに!

メインのキャッチコピーは<生きるために描く。それが誰かの生きる意味になる>。ボディコピーは<一枚の絵を通じてたどり着く『いつか還る場所』>。様々な意味と想いを込めたコピーです。デザイナーは高柳雅人さん。数々のベストセラーの装幀を手がけてきたヒットメーカーです。総ページ数は448 ページ。戦争、家族、仕事、芸術、いまの「加藤シゲアキのすべて」を詰め込んだ重厚な一冊となりました。

「⼩説現代10⽉号」には複数のライター、書評家が本書についての原稿を寄稿しました。ロングインタビューを担当したノンフィクションライターの⽯⼾諭さんは、「加藤もまた社会を⾒つめて、書き続けるという道を選んだ。それは変化を受け⽌めるということでもある。作家としての道を続けることにも、表現を続けることにも個⼈としての責任が伴う。時に⼤きな困難はあっても⾔葉を紡ぎ続ける責任を引き受けた̶̶。『なれのはて』は、現時点での彼の覚悟の結晶である。そんな評価がいずれついてくるだろう」と記述。

また、加藤さんによる「ミステリ」を待望していたという書評家の⼤森望さんは、「加藤シゲアキは、激動の歴史とどうしようもない⼈間たちのドラマを重ね合わせ、読み応えたっぷりの⼀⼤エンターテインメントに結実させた。新たな代表作と呼ぶにふさわしい傑作だ」と⾼い評価をしています。同じく書評家の杉江松恋さんは、「他者には他者の理論があり、⽣きるための姿勢は⾃分とまったく異なる。加藤はそのことを理解し、⼩説の形で表現しようとした。⾏間から作者の声が聞こえてくるようだ。あなたを知りたい、⼼から。そうつぶやいている」と語り、同じく吉⽥伸⼦さんも、「『なれのはて』というタイトルの意味は、本書を読んで、実感して欲しい。そして、それが意味することの深さを、重さを、胸の中に沈めて欲しい」と絶賛。

さらに発売に先駆けて校了前プルーフを読んだ書店員からも「凄まじい引⼒を持った作品」「この作家に、この業界の未来を預けてみたくなった」「すごい作品を⼤切に売っていきたい」「この作家に出会えたことに感動を覚えた」など発売前から異例の熱い声がたくさん届いています。加藤さんの肖像を使⽤したティザーポスターは順次書店店頭に掲出される予定です。発売まであと1 ヵ⽉、衝撃の読書体験まで、もうしばらくお待ちください!


【あらすじ】
ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員、守谷京斗(もりや・きょうと)。異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)が祖母から譲り受けた、作者不明の不思議な古い絵を使って「たった一枚の展覧会」を実施しようと試みる。ところが、許可を得ようにも作者も権利継承者もわからない。手がかりは絵の裏に書かれた「イサム・イノマタ」の署名だけ。守谷は元記者としての知見を活かし、謎の画家の正体を探り始める。だがそれは、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた秘密に繫がっていた。

1945 年8 月15 日未明の秋田・土崎空襲。芸術が招いた、意図しない悲劇。暴走した正義と、取り返しのつかない後悔。長年秘められてきた真実は、一枚の「絵」のミステリから始まっていた。戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物の成れの果てだ」


【加藤シゲアキさん コメント】
前作『オルタネート』の執筆時から考えていた本作が、構想からおよそ3 年の歳月を経てついに完成しました。『なれのはて』は自著のなかで最も壮大なテーマに挑んだエンタメ作品であり、また問題作でもあると考えています。三十代半ばとなる(なった)私が何を書くべきか、問い続けた結果がこの作品です。舞台を2019 年の東京と、私の母の地元である秋田にしたのは、私自身がこの物語に深く没入する
ためでしたが、その過程で日本最後の空襲のひとつといわれる土崎空襲を知り、自分がこの小説を書く宿命を感じました。この小説を書いたのは本当に自分なのか、それとも何か見えざるものによって書かされたのか。今はそういった不思議な気分です。作家活動が十年を超えた今だからこそ、全身全霊で書き上げることができました。一枚の絵の謎から広がる世界を、どうぞご堪能いただけると幸いです。


【書籍概要】
■タイトル:なれのはて
■著者名:加藤シゲアキ
■発⾏:講談社
■発売⽇:2023 年10 ⽉25 ⽇(⽔)
■判型:四六判ワイド上製 448 ページ
■定価:2145 円(税込)
■ISBN:978-4-06-533143-9

【公式サイト/公式X】
「なれのはて」公式HP:
http://narenohate.kodansha.co.jp

「なれのはて」公式Xアカウント:
https://x.com/narenohate_kds


◆加藤シゲアキさん プロフィール◆
1987 年⽣まれ、⼤阪府出⾝。⻘⼭学院⼤学法学部卒業。2012 年1 ⽉『ピンクとグレー』で作家デビュー。2021 年『オルタネート』で第42 回吉川英治⽂学新⼈賞、第8 回⾼校⽣直⽊賞を受賞。「NEWS」のメンバーとして活躍しながら作家としても精⼒的な活動を続けており、評価を⾼めている。他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.−バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(全2 冊)、エッセイ集に『できることならスティードで』『1 と0 と加藤シゲアキ』がある。