公式レポート:やなぎなぎライブレポート「やなぎなぎ 10th Anniversary Special Live」

2022年3月1日(火)、やなぎなぎがワンマンライブ「10th Anniversary Special Live」を開催した。その名の通り、このライブは彼女のメジャーデビュー10周年を記念したもので、1stシングル「ビードロ模様」をリリースした(2012年)「2月29日」をまたぐ形で、前日の2月28日(月)にビルボードライブ大阪で、そしてこの日ビルボードライブ横浜とそれぞれ2公演・合計4公演のステージを行なった。

セットリストは彼女の足跡を振り返る代表曲のほか、これに先立つこと2月23日にリリースした「やなぎなぎ 10周年記念 セレクションアルバム -Roundabout-」に収録されたレアなトラック、アニメ作品主題歌のメドレーなど、彼女自身が「メジャーデビューからの10年を詰め込んで」と語ったように密度の高いライブを繰り広げた。横浜での2ndステージの模様をお届けする。

ライブのスタートはリリースしたばかりのアルバム「Roundabout」の同名タイトル曲。イントロでの祝祭感溢れるバイオリンのメロディに続けて、やなぎなぎが「旅立つ道の先には」と、これまでの道のりを象徴する歌詞の一節を歌い出すとアップテンポに軽快なメロディが響き渡る。

ビルボードライブはステージと客席の近さが特徴で、アーティストの歌と迫力あるし演奏をより間近に感じられる会場だ。ドラムの振動がダイレクトに響き、ベースが空気を揺らせるなか、それを乗りこなすように彼女は歌声を届けていく。アルバム「-Roundabout-」の限定盤には彼女がこれまで他のアーティストに提供した楽曲のセルフカバーが4曲収録されており、それぞれの公演で1曲ずつ披露してきていた。

この夜に歌ったのは、シンガー・この子に提供した「PersonAll」。自作曲であってもカバーの際にはそのアーティストをリスペクトして歌うことを意識するという彼女は、このステージでも内省的な声のニュアンスや高らかな歌い上げ、目線の送り方といった仕草ひとつひとつを乗り移させたかのように表現していった。

今回のライブシリーズのもうひとつの特徴にメドレー曲をセットリストに盛り込んでいることが挙げられる。TVアニメ「凪のあすから」から、挿入歌の「mnemonic」、エンディングテーマの「アクアテラリウム」、「三つ葉の結びめ」をメドレーにすることで、静謐な空気感から深海を想起させる作品の世界観をたちまち構築していく。

また、「Zoetrope」、「オラリオン」、「ラテラリティ」といった異なる作品主題歌をメドレーにすることで、壮大さやヘヴィネスといったドラマティックなゾーンを密度高く詰め込んでいった。ライブ終盤には、やなぎが数多くの楽曲提供を受けた北川勝利のメドレーとして「夜明けの光をあつめながら」からの「春擬き」が披露された。

まさにこの日、季節が冬から春に変わろうとしている中で、白い息を多く含んだ歌声から春を感じさせる軽やかな歌い上げで会場の空気を揺らしていった。本編最後はデビューシングルの「ビードロ模様」。イントロの時点から拍手が湧き、多幸感溢れる中でこの10年間の思いを馳せるかのように歌を紡いでいく。途中にはミラーボールを展開し、そこにさまざまな光が反射するさまはまさにビードロ模様。ミュージシャンたちのソロ回しも行われ、充実感でいっぱいの時間が展開された。

アンコール後のオーラスは、やなぎのデビュー前に遡る「深遠」を、ピアノ1本でのバージョンで歌った。この曲からすでに彼女らしい世界観が凝縮されており、空気感のあふれる歌い回しや張り詰めた歌声、俯きから力強く駆け上がる高らかな歌声をそのままオーディエンスに届けていた。

MCで「今回のライブで披露できなかった曲がまだまだたくさん」と話していた彼女。ファンのリクエストに応えるように10周年イヤーはライブ尽くしで、2022年3月から12月の10ヶ月、毎月の開催を予定しているという。この他、隔月で新曲もリリースが予定されているなど10個のプロジェクトが進行中とのこと。やなぎなぎの10周年イヤーから目が離せない。

10周年特設ページ:
https://yanaginagi.net/special/

本公演は生配信も行なわれた。アーカイブ映像は以下のURLから 3月8日(火) 21:00まで視聴することができる。

Streaming+
ご利用ガイドはこちら:
https://eplus.jp/sf/guide/streamingplus-userguide


やなぎなぎ 10th Anniversary Special Live
2022年3月1日@ビルボードライブ横浜(2nd Stage)

・セットリスト
M1 Roundabout
M2 テトラゴン
M3 over and over ~ here and there
M4 PersonAll
M5 未明の君と薄明の魔法
M6 凪のあすからメドレー (mnemonic〜アクアテラリウム〜三つ葉の結びめ)
MC
M7 標火
M8 終わりの世界から
M9 君という神話
M10 Zoetrope~オラリオン~ラテラリティ
MC
M11 夜明けの光をあつめながら〜春擬き
M12 ビードロ模様
EC1 ユキトキ
MC
EC2 深遠


<10周年記念ライブ -Roundabout- 毎月開催>
やなぎなぎ10周年記念プロジェクト企画の第2弾として2022年3月〜12月の10ヶ月、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて毎月ライブを開催。公演毎にゲストを予定
※3月公演、12月公演はやなぎなぎの単独公演になります。
【会場】
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(全10公演)
【日時】
・Vol.1:2022年3月21日(月・祝)*3月1日よりFC先行予約スタート
・Vol.2:2022年4月30日(土)ゲスト:THE SIXTH LIE *3月1日よりFC先行予約スタート
・Vol.3:2022年5月22日(日)*後日詳細
・Vol.4:2022年6月26日(日)*後日詳細
・Vol.5:2022年7月31日(日)*後日詳細
・Vol.6:2022年8月27日(土)*後日詳細
・Vol.7:2022年9月19日(月・祝)*後日詳細
・Vol.8:2022年10月23日(日)*後日詳細
・Vol.9:2022年11月27日(日)*後日詳細
・Vol.10:2022年12月23日(金)*後日詳細

ライブ情報およびその他のやなぎなぎ10周年記念Project詳細:
https://yanaginagi.net/special/


<リリース情報>
■やなぎなぎ 10周年記念 セレクションアルバム -Roundabout-
(初回限定盤)

(通常盤)

(あにばーさる完全限定盤)

・初回限定盤(CD+特典CD)GNCA-1608 4,500円(税抜)
*特典CD:やなぎなぎが楽曲提供した作品のセルフカバー

・通常盤(CDのみ) GNCA-1609 3,000円(税抜)

・あにばーさる完全限定盤(CD+特典CD+特典Blu-ray)GNCA-0028 9,000円(税抜)
*特典CD:やなぎなぎが楽曲提供した作品のセルフカバー
*特典Blu-ray:やなぎなぎMV集
*オリジナルコインケース付き特注豪華BOX仕様

本編CD:
1.Roundabout(作詞:やなぎなぎ  作曲・編曲:北川勝利)
2.メルト 10th ANNIVERSARY MIX(作詞・作曲・編曲:ryo(supercell))
3.芽ぐみの雨(作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:北川勝利)
4.宝石の生まれるとき(作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:北川勝利)
5.melee(作詞:やなぎなぎ 作曲:小野貴光 編曲:戸田章世)
6.飛べない魔法使い(作詞:藤倉絢一 作曲・編曲:ピクセルビー)
7.恋文(作詞:都乃河勇人 作曲:折戸伸治 編曲:MANYO)
8.オールトの夢(作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
9.未明の君と薄明の魔法(作詞・作曲:やなぎなぎ 編曲:保刈久明)
10.三つ葉の結びめ(作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:出羽良彰)
11.終わりの世界から(作詞・作曲:麻枝准 編曲:SHOGO)
12.君という神話(作詞・作曲:麻枝准 編曲:MANYO)
13.Tachyon(作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:MANYO)
14.ビードロ模様(作詞:やなぎなぎ 作曲:中沢伴行 編曲:中沢伴行、尾崎武士)
15.深遠(作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
16.CorLeonis(作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)

特典CD:※初回限定盤、あにばーさる完全限定盤のみ
1.astro traveler [鈴木みのり](作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
2.Tiered [逢田梨香子](作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
3.PersonAll [この子](作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
4.behind [夏目美緒(cv.礒部花凜)、森川葉月(cv.芳野由奈)、小宮恵那(cv.Lynn)](作詞・作曲・編曲:やなぎなぎ)
*[ ]内はオリジナルアーティスト

特典Blu-ray(MV集):※あにばーさる完全限定盤のみ
1.ビードロ模様
2.Ambivalentidea
3.ラテラリティ
4.Zoetrope
5.ユキトキ
6.アクアテラリウム
7.三つ葉の結びめ
8.トコハナ
9.Sweet Track
10.春擬き
11.オラリオン
12.カザキリ
13.ターミナル
14.瞑目の彼方
15.時間は窓の向こう側
16.over and over
17.here and there
18.夜明けの光をあつめながら
19.間遠い未来
20.無形のアウトライン
21.未明の君と薄明の魔法
22.芽ぐみの雨
23.アウトサイダー
24.エメラロタイプ
25.標火

公式レポート:ゲスト声優&主題歌歌唱:中川翔子、主題歌作詞・作曲:ヒャダイン登壇!映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』完成披露上映会実施!

イベントにはまずしまじろう、みみりん、とりっぴい、にゃっきいが登場、客席の子供達に元気よく挨拶し、続いて中川翔子とヒャダインが登壇。中川は「みんなに会いたかったよー!すっごく楽しみにしていました。ついに『映画しまじろう』が完成しました!」と喜びを隠せない様子。「映画を観たあとは絶対に笑顔になって帰れると思いますので、今日は最後まで楽しんでいってね!」と笑顔で呼びかけて舞台挨拶がスタートした。

一足早く本編を観たという中川は「約1時間という時間のなかにギュッと密度濃く詰まっていて、泣いちゃいました。映画の中でパール王子がしまじろう達とお友達になってどんどん成長していくように、子供ってみんな天才でみんな才能を持っていて、一瞬一瞬でグンと進化する瞬間があると思うんです。それを今回お母さんのエメラルダ女王として見守らせていただいたんですが、『ああ、またこんなに成長している!』『見ていなかったところでこんなに大人になっていっている!』と感じられる瞬間がたまらないですね。ぜひ子供達だけでなく大人の皆さんも楽しんでいただきたいです。いつまでも成長し続けられるんだな、誰かに優しくしたいな、観た後にそんな風に思える映画だと思います。」と、熱い思いを語った。

ヒャダインは「(しまじろうの映画を)初めて観たんですが、思いのほか感動しちゃって。最初にお母さん方の胸がキュッと締め付けられるような場面もありますが、最後にはほんわかします。涙あり笑いあり、そしてみんなが一緒に参加できて途中に休憩もあって、全く飽きないずっとずっと楽しい映画だと思いました。」と感想を述べた。

1993年から放送しているTVアニメ「しまじろうのわお!」の劇場版として始まったしまじろうの映画は、観るだけでなくストーリーに参加しながら一緒に楽しめることが特長。近年は感染症対策を講じながら、座席に座ったままダンスができたり、指差しや手拍子、一緒にポーズをしたりして楽しめるシーンがあり、小さなお子さんが最後まで飽きずに楽しめる参加型映画になっている。さらに、場内は完全に暗くせず、63分間の上映に際し途中休憩も設けており、“ファーストシネマ”(初めての映画館体験)として安心して楽しめる工夫が随所に盛り込まれている。

そんな“ファーストシネマ”の取り組みについて、中川は「みんなが楽しめる工夫がいっぱいありますよね。しまじろう達と一緒に踊ったり応援したりできるこの体験は、きっと一生ものだと思います。『楽しかったな』『大好きだな』という気持ちが、いつかの子供達の夢の種になると思います。お父さん・お母さんにも子供達にとっても最高の思い出の日になると思いますので、全力で楽しんで、思いっきり手を振ってしまじろうたちのことを応援してあげてね!」と、笑顔で呼び掛けた。

また、しまじろう達から中川とヒャダインへ花束をプレゼントする場面も。さらに中川には、しまじろうのアニメに出演した際のキャラクターの特製ぬいぐるみのプレゼントもあり、中川は「夢みたい!今日のこと一生忘れない!」と喜びを伝えた。

イベント終盤には、中川が本作の主題歌「君のまんまが いいんだよ」を生歌唱。中川は主題歌について「ヒャダインさんが書いてくださった歌詞が最高です。子供達がこの曲を覚えて歌ってくれて、いつか大きくなって思い出した時にこういう意味だったのかって気づいてくれることを妄想すると、それだけでたまらないなという気持ちになります。ヒャダさんがいつもおっしゃっている言葉を借りると“エア子育て”ができたようで嬉しいです。皆さんの心にこの歌が届いたら嬉しいです」と語り、また「私の1番の夢は子供達の思い出になることが何かできたらいいなという思いがあったんですが、今回しまじろうの映画で最高の形でその夢が叶い続けました。本当に皆さんのおかげです。しまじろう、ヒャダインさん、みんなありがとう!」と感謝の思いを吐露。

主題歌の作詞・作曲を手掛けたヒャダインは、パフォーマンスを観て「本当に素敵な歌声でした。口から音源!(笑)映画の中でも良いところで流れてくるので、それを思い出して思わずウルウルしちゃいました」と感想を寄せつつ、「子供って生まれた時は儚くて脆くて守ってあげなきゃと思うと思いますが、だんだん知らない間に成長して強くなっていったなぁと感無量になることがあると思うんです。子供達も、成長する過程で『どうしてあの子みたいになれないんだろう』『お兄ちゃん・お姉ちゃんみたいになれないんだろう』という葛藤が出てくることもあると思いますが、そういう時にお父さんとお母さんから子供達へ『君のまんまがいいんだよ』と肯定してあげて欲しい、そういう思いを込めてこの曲を作りました。」と、楽曲に込めた想いも明かした。

さらにしまじろう、みみりん、とりっぴい、にゃっきいの4人は、劇中歌「キラキラおうこくは くもの うえ」のダンスパフォーマンスを披露。客席の子供達もしまじろう達のダンスに合わせて身振り手振りで参加し、会場全体が大いに盛り上がった。しまじろう達と一緒に踊った中川は「みんな、すぐにダンスできてすごい!天才!」と子供達を絶賛、ヒャダインは「これね…41歳には辛い…(笑)」と笑いを誘った。

最後にこれから作品を鑑賞するお客さんへ向けて、しまじろうが「これから始まる僕たちの映画、とっても楽しいから最後まで応援してね!」とメッセージを寄せ、和やかな雰囲気でイベントを締め括った。

映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』は3月11日(金)より全国公開!


イベント名:映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』完成披露上映会
日時:2月27日(日) 10:00〜10:30
場所:TOHOシネマズ 日比谷
登壇者:中川翔子(エメラルダ女王役/主題歌 歌唱)、ヒャダイン(主題歌 作詞作曲)、しまじろう、みみりん、とりっぴい、にゃっきい


<主題歌リリース情報>
2022年3月9日(水)発売
中川翔子「君のまんまが いいんだよ」
作詞・作曲:ヒャダイン
形態:シングル(完全生産限定盤 / 通常盤 全2形態)

①完全生産限定盤(CD+Blu-ray+グッズ) 税込4,980円
・CD
1.君のまんまが いいんだよ
2.雲の上に雲はなくて
3.雲の上に雲はなくて -Self cover ver.-
4.君のまんまが いいんだよ -Instrumental-
5.雲の上に雲はなくて -Instrumental-

・Blu-ray
1. 「君のまんまが いいんだよ」 -Music Video-
2. 「中川翔子 クリスマスディナーショー2021〜One for all〜」
(綺麗ア・ラ・モード/snow tears/ストロベリmelody/愛いっぱい、せいいっぱい/君のまんまが いいんだよ)

・グッズ
ジグソーパズル(全3種のうちランダム1種封入)

②通常盤(CD only) 税込1,300円
・CD
1.君のまんまが いいんだよ
2.雲の上に雲はなくて
3.君のまんまが いいんだよ -Instrumental-
4.雲の上に雲はなくて -Instrumental-

<あらすじ>
ある日、ちゃれんじ島にやってきた、キラキラ王国の王子・パール。将来の王となるための期待がかかる王子は、毎日やることがいっぱいで、王国を抜け出してきたのでした。しかし、パールがいない間に、王国では大切なキラキラが失われるという大変な事態に。しまじろうたちは王国の危機を救うため、ちょっぴり自分に自信のないパールと一緒に「3つのカギ」を探す冒険に出ます。果たしてしまじろうたちはキラキラ王国を救うことができるのでしょうか。自分を信じる力が奇跡を起こす、友情・勇気・家族愛の冒険ストーリー。


<作品概要>
作品名:映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』
公開日:2022年3月11日(金)全国ロードショー


声の出演:
南央美 高橋美紀 山崎たくみ 杉本沙織 井上喜久子 茶風林 稲葉実
三村ゆうな 諏訪部順一 下野紘 / 中川翔子
主題歌:「君のまんまが いいんだよ」作詞作曲:ヒャダイン/歌唱:中川翔子
監督:河村貴光  脚本:三浦浩児
アニメーション制作:アンサー・スタジオ  企画:こどもちゃれんじ
配給:東宝映像事業部
製作:ベネッセコーポレーション/テレビせとうち
協賛:イオンモール/カゴメ


公式サイト:
https://kodomo.benesse.ne.jp/open/movie/2022/

©Benesse Corporation1988-2022/しまじろう

公式レポート:劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた⾳が、今も響く-』初⽇舞台挨拶(オフィシャルレポート)

全世界2800万ダウンロードの⼈気⾳楽ゲームをアニメーション映画化した劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた⾳が、今も響く』が2⽉25⽇(⾦)に公開を迎え、東京・新宿の新宿バルト9 にて舞台挨拶が開催︕

声優を務めた⽵達彩奈、丹⽣明⾥(⽇向坂46)、佐倉綾⾳、濱⽥岳、イッセー尾形、藤咲淳⼀総監督が登壇した。舞台挨拶の途中で、2⽉15⽇に21歳の誕⽣⽇を迎えた丹⽣さん、22⽇に70歳の古希を迎えた尾形さんをお祝いするサプライズもあり、Deemoを模した巨⼤な特製ケーキも登場し、会場は温かいムードに包まれた。

ゲームからアリスの声を担当してきた⽵達さんは、今回の劇場版との違いについて「ゲームではほとんど私しかしゃべらない世界だったので、孤独さが強かったんですが、今回、アニメになって、ミライやくるみ割り⼈形さんといった仲間ができて、いっぱいしゃべってくれるので、アリスにも年相応のかわいらしさが⾒えました。⼤泣きするシーンとか、ビックリしましたし、コロコロと表情が変わるのを⾒ることができて嬉しかったです」と愛おしそうに語る。

⽵達さんにとっては、劇場版作品のエンディングロールで最初に⾃⾝の名前が出てくるのは本作が初めてということで「スクリーンで⾒たときはウルっと感慨深いものを感じました」と喜びを⼝にした。

丹⽣さんは最初に台本を読んで、アフレコ、そして完成した作品を観るまでに作品の印象が⼤きく変わったそう。「アフレコをしていくうちに、どんどん感情移⼊して、すごく好きになりました。完成した映像もなめらかで、⾳楽も素晴らしくて⼼にしみて、想像していた以上の作品に仕上がっていて、こんなに素晴らしい作品に関わらせていただいて幸せです」と感激の⾯持ち。

佐倉さんはアフレコ当時、まだ⽵達さん、⻤頭明⾥さん、⼭寺宏⼀さんしか共演陣が明らかになっていなかったそうで「この世界にこの後、どういう⽅が参戦するんだろう︖ と不思議に思いながら収録していましたが、新進気鋭の丹⽣ちゃんがいて、やる気に満ちあふれてるイッセーさんもいらして、個⼈的に幼い頃から名前と姿と声を知っていた濱⽥さんもいて、なるほど︕ と思いました。こんな不思議な世界になって、でも終わった後に『もうちょっとここにいたかったな』と思える空気に仕上がったのが新鮮でしたし、案の定、泣かされました(笑)。監督も含めて最強の布陣です︕」と誇らしげに語った。

ぬいぐるみのミライに命を吹き込んだ濱⽥さんは「ぬいぐるみの哀しみって何でしょうね︖ って思いました。ぬいぐるみならではの苦労って考えたことがなかったので…(苦笑)」と難しさを吐露。「(アフレコで)『いまジェットコースターみたいのに乗ってます』と⾔われて、『ジェットコースターではない…︖』『みたいなの…︖』『わかりました︕』という感じで(笑)、素敵な経験をさせてもらいましたし、勉強になりました︕」とふり返る。

尾形さんも、⾃⾝が演じたくるみ割り⼈形について「よくわからない」と苦笑しつつ「“ごじゃる”という、普段使わない⾔葉を使うので、慣れないといけなくて、運転しながら『ごじゃる』『ごじゃる』と繰り返していました。『⾚信号でごじゃる』って(笑)。本編を⾒て、⼥の⼦の話ですが、後期⾼齢者として、感情移⼊しようと思えばできるなと思いました。『まだ⾃分は終わってない』『捨てたもんじゃない』『まだ扉を開いていないものがあるんだ』と勇気をもらいました」と笑顔で語っていた。

物語にちなんで「かけがえのない存在」について登壇陣に尋ねると、⽵達さんは「難しい…」と悩みつつ「家族がすごく⼤切で、⾃分の原動⼒になっています。⺟は、私が慣れない仕事をするときは常に背中を押してくれる存在で、⺟がいてくれなかったら、私は苦⼿なことから逃げて、いまここに⽴ってすらいなかったと思います。感謝してもしきれないし、常に頭が上がりません」と家族への強い思いを⼝にする。

⽇向坂46 のメンバーである丹⽣さんは、ファンを意味する“おひさま”の存在について「おひさまのみなさんがいなかったら、ライブもできないし、(アイドルとしてのすべての活動は)応援してくださる⽅がいるからこそできています」と改めて感謝を⼝にする。これに「丹⽣ちゃん、100 点満点ですね︕」と感嘆しつつ、佐倉さんは「炭⽔化物です(笑)︕」と語り、会場からは拍⼿が…。佐倉さんのこの⾔葉に対し、⽵達さんは「(佐倉さんは)⼀緒にご飯に⾏っても⾁よりも炭⽔化物⾷べてます」と証⾔。佐倉さんは「お⾁も美味しくいただくんですけど、お⾁についている味でご飯を⾷べたいんです。パン、ごはん、麺、ないと動けないですね︕」と“炭⽔化物愛”をこれでもかと語り、笑いを誘っていた。

濱⽥さんは「強いて⾔うならお酒。『かけがえのない』と⾔ったら⾔い過ぎかもしれないけど(笑)、家に帰って『プシュッ』とやるあの⾳が、1⽇のピリオドですね」と笑みを浮かべる。

⼀⽅、尾形さんは「普段は⾔わないここだけの話です。ここだけにしてください」と前置きしつつ「孫です」とニッコリ。「孫には未来があります︕」と語り、本作についても「『ジイジを観に来い』と声を掛けます︕」とすっかり“祖⽗”の顔で語っていた。

藤咲総監督は「うどんですね、僕は(笑)」と佐倉さんの炭⽔化物愛に同調︕ 佐倉さんの「⼀緒に⾷べに⾏きましょう」という誘いに「(うどんを)打ちます︕」と応じ、⼀同を驚かせていた。

そして、舞台挨拶終盤には、2⽉15⽇で21歳になった丹⽣さん、2⽉22⽇に古希(70 歳)を迎えた尾形さんに、作品をイメージした花束がプレゼントされ、巨⼤な特製Deemo ケーキも登場︕

“サクラノオト”にちなみ、桜の花束を⼿にした丹⽣さんは「ありがとうございます︕」と感謝しきり。尾形さんは、劇中に登場するピアノの⾳で成⻑する樹⽊をイメージした花束を⼿に「まだまだ伸びたいと思います︕」と宣⾔。2⼈の年齢差は49 歳だが、尾形さんは「2⽉⽣まれはこういう商売、すごく向いてるんだよ。古希が⾔ってるんだから間違いないから」と丹⽣さんのこれからの活躍に太⿎判を押し、丹⽣さんはその⾔葉に「イッセーさんにそう⾔っていただけて、これからも頑張れます︕」と満⾯の笑みを浮かべていた。

舞台挨拶の最後に藤咲総監督は「初⾒の⽅も楽しめるように、とにかく『DEEMO』の⾳楽を良い環境で聴かせたいと思って作った映画です。そこに、ここに登壇されたキャストさんを含め、みなさんの声を加えて、とてもいい映画になったと思います。ぜひ、この『DEEMO』を愛していただけるように、もう⼀度、この世界を味わっていただければと思います』と呼びかけ、温かい拍⼿に包まれて舞台挨拶は幕を閉じた。劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた⾳が、今も響く』 は絶賛公開中︕


<先着限定⼊場者プレゼント>
2⽉25⽇(⾦)の公開⽇より、⼊場者にオリジナルステッカーを先着限定配布。「DEEMO」でも屈指の⼈気キャラクター︓ねこの“ミライ”のアカウントアイコンを「DEEMO II」で⼿に⼊れることができる、シリアルコード付きオリジナルステッカーです。
※数量限定のため、無くなり次第終了となります。
※お⼀⼈様、1回のご鑑賞につき1枚のお渡しとなります。


出演︓
⽵達彩奈 丹⽣明⾥(⽇向坂46) /⻤頭明⾥ 佐倉綾⾳
濱⽥岳 渡辺直美 イッセー尾形 松下洸平/⼭寺宏⼀

原作︓Rayark Inc.「DEEMO」
総監督︓藤咲淳⼀ 監督︓松下周平 脚本︓藤咲淳⼀・藤沢⽂翁
キャラクターデザイン︓めばち
主題歌制作︓梶浦由記 主題歌︓Hinano「nocturne」(PONY CANYON)
制作︓SIGNAL.MD Production I.G 製作・配給︓ポニーキャニオン


公式サイト︓
https://deemomovie.jp

公式twitter︓
https://twitter.com/DeemoMovie

ⓒRayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会

公式レポート:2月20日開催・寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人「プレサミ2022」オフィシャルレポート到着!

寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人の人気声優3人組がニコニコ生放送でお届けする、リスナー参加型音楽バラエティ番組「Pleasure Summit(プレサミ)」。そんな「プレサミ」のコンセプトは、「こんなのを観たかった!というライブを作ること」。

これまで約半年間の番組配信で、プレサ民(視聴者)と一緒に様々なことを決定してきた集大成として、ついに2月20日(日)、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、「Pleasure Summit Live 2022 ~入閣のすゝめ~」が昼夜2部制で開催された。

ライブは3人の思い入れが強い楽曲やアニソンといった楽曲パート、そして、番組恒例の流田豊(流田Project)を講師とするギター講座までもが生開催!トークでも盛り上がるライブを締めくくるのは、プレサミテーマソングのオリジナル曲「CLAP×CLAP」!笑いあり、感動あり、驚きありという極上のエンターテインメントショーに仕上がった、「Pleasure Summit Live 2022 ~入閣のすゝめ~」(昼の部)の模様を、余すことなくお届けする。

会場入りすると、早速ステージには「国会議事堂の手書きイラスト」(作・矢野奨吾)がスクリーンに、落語の演目などで使用される「めくり」(発案・寺島惇太)がステージ上にあり、笑いだすプレサ民が続出。これらは、プレサミ番組内で「理想のステージ」を考案した際に出てきたもの。また、梶原の「客席で大きなバルーンをポンポンして欲しい」案は、感染症対策のため、バルーンの代わりに大きなプレサミロゴ(デザイン・梶原岳人)が飾られた。

そして迎えた開演時間…。

大迫力の爆音バンドサウンドが鳴り響くロケットスタート!オープニングソングに選ばれたのは、BUMP OF CHICKEN「天体観測」。寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人の3人による美しいユニゾンと、流田Project演奏の重厚なサウンドという幕開けに、プレサ民のボルテージも爆上げとなる。

最初のMCパートに移ると、寺島が「この衣装も縫ったよね~」と、これまでのプレサミ番組配信を感慨深げに振り返る。これに、矢野が「不器用な僕は…、ツケがまわってきてます」と、プレサミロゴワッペンの縫い付けを失敗した部分を見せるが…。なんと、飛び出ていた糸が「∞(無限大)」のようなマークに!?「あれ!?カッコよくなってる!」と驚く寺島と梶原を横目に、矢野は「衣装さんが僕の“ダメ”をカッコよくアレンジしてくれました!」と笑いを誘った。

そのままステージには寺島だけが残り、ソロでの歌唱。「2曲連続でBUMP OF CHICKEN!バンプ大好き!ありがとうございまーす!」と寺島が2曲目に選んだのは、BUMP OF CHICKENの「ラフ・メイカー」。寺島の伸びのある歌声と深みのある低音が心地よい一曲。このパフォーマンスには会場のプレサ民、配信視聴のプレサ民ともに寺島のメンバーカラーである「青」のペンライトやコメントで応える。

3曲目は寺島・矢野の2人による、19の「あの紙ヒコーキ くもり空わって」。声の相性の良い2人が、お互いの目と目を合わせながらという歌唱スタイル。ほっこりとした空気が会場を満たす。さらに、「番組内でも一切やって無いけど」と言いつつも、寺島・矢野が巧みなハーモニカ演奏で楽曲を彩るというサプライズ演出!

続く4曲目は、矢野のソロ歌唱で優里の「ドライフラワー」。異世界へ誘うような声色での歌い出し、美しく艶やかな高音を活かした歌声は、エモさ爆発。

5曲目は、矢野・梶原の2人による、back numberの「ヒロイン」。2人で「本当に好きな楽曲」、「寒い季節にピッタリ」と選んだ楽曲であることが伝えられる。矢野のさらにギアをあげた高音、そして抜群の歌唱力を誇る梶原のハモリという素晴らしいハーモニーが、プレサ民を至高の領域へと導く。

6曲目は、「僕のルーツになったんじゃないかなという曲」、「小学生の頃からずっと聴いてきて、ライブにも行って感動した曲を自分でも歌いたいなと選びました」と熱い思いを込めた梶原のソロ歌唱、Mr.Childrenの「抱きしめたい」。しっとりと情熱的に感動を呼び起こすエモすぎる歌唱は、会場の空気感をがらりと変えるほど。さらにライブならではでの粋な演出も挟み、プレサ民のハートを鷲掴みにした。

7曲目は、梶原・寺島の2人でFUNKY MONKEY BΛBY’Sの「告白」。「僕たち2人の熱い気持ちをみんなに届けます!」と言葉通りに熱いユニゾンでのスタート。梶原・寺島のイケボで届けられるラップパートは必見のクオリティ!そして、2人の「大好きだー!」の雄叫びにプレサ民も全身全霊で答えるという一体感が会場を包む。

ここからは流田豊を講師とする、番組恒例のギター講座。課題曲、中島みゆきの「糸」をみんなお揃いのESPのアコースティックギターで奏でていく。「♪織りなす布は、いつか誰かを~」の部分、クリシェという難しいコードから、C#m7-5という難易度の高い奏法を学ぶ。

会場や配信で大勢が見守るライブであるにもかかわらず、練習タイムが設けられると、「このゆるさがプレサミ」と配信コメントも大きく盛り上がった。そしていよいよ最終テスト!矢野はコードを抑えるまでの溜め時間が少々長かったもののチャレンジ成功!寺島も「やっぱり溜めができちゃう!」と反省を口にしながらも一発成功!梶原は見事な演奏で溜め時間なしの大成功!

最終テストに合格した3人は、そのまま弾き語りアンサンブルで中島みゆきの「糸」に挑む。本番になると、練習時やテスト時の不安定さが嘘のような安定感を見せる3人。そのまま習得したばかりとは思えない見事なアンサンブルで楽曲と感動を届けることに成功した。

後半戦スタートとなる9曲目は、流田Projectとマニピュレーター&キーボードのコジマフミヒロによるアニソンメドレー!圧巻のバンド演奏で織りなされるド迫力ステージからは、fripSideの「only my railgun」、TVアニメ『らき☆すた』OPテーマ「もってけ!セーラーふく」、μ’sの「No brand girls」が紡がれ、プレサ民のボルテージもブチ上げとなる。

続く10曲目も流田Projectによる、TVアニメ『けいおん!』EDテーマ「Don’t say “lazy”」。重厚なサウンドに加わる、流田豊のキレのあるハードなボーカルが疾走感を生み出す。

このまま「フルメンバーでブチ上がるアニソン行っていいですかー?」と11曲目に届けられたのは、流田Projectの演奏をバックに、寺島・矢野・梶原の3人が歌う、和田光司「Butter-Fly」。このブチ上がりの流れには、寺島も「最高ですね!名曲オンパレード!アニメファンにはたまらない構成でした。小学生の頃に歌ってたあの曲を歌わせてもらえるなんて!」と興奮を抑えきれない様子。

「ラストスパート一気に盛り上がっていこうぜ!」、「楽しい気持ち全開で駆け抜けて、アゲアゲのハッピーな気持ちで行こうぜ!」と選ばれたラストソングは、もちろんPleasure Summitテーマソング「CLAP×CLAP」!激しくもキャッチーで、バツグンの乗りやすさを持つ楽曲。寺島・矢野・梶原の全力パフォーマンスに、プレサ民も全力クラップで応える。そしてライブは最高の一体感のまま、全員でのジャンプでフィナーレ。「CLAP×CLAP」を歌い終えた完全燃焼の3人は、一様にプレサ民とスタッフに対する感謝を口にし、

寺島「楽しんでくれましたか~?今日のステージを目指した番組。本当に皆さんのお力あってのことです!この状況下でもライブって楽しいよね!ライブって、なくてもいいかもしれないけど、あったほうが百億%いいよね!そんな信念で歌と気持ちをお届けできたこと、みなさんに見てもらえたことが最高に嬉しいです!」

矢野「このような状況下で来ていただいたので、皆さんの忘れられない一日になるよう頑張りました!プレサミ番組内の占いでは、“矢野君は上半期色んな経験をすることになるでしょう”とありましたが、まさにそんな結果になりました!学んだことも多いので今後の活動に繋げていきたいです!」

梶原「今回のライブで『CLAP×CLAP』はもちろん、僕たちが思う名曲をこれでもかと集めました!舞台袖でずっとお客さんの気持ちでみていたくらい楽しいライブでした。本当に嬉しく思ってます!また機会があれば是非やりたいです!」

と、心からのコメントで「Pleasure Summit Live 2022 ~入閣のすゝめ~」を締めくくるという万感のエンディング。プレサ民の拍手と「88888888」コメントは、いつまでも鳴りやまなかった。


<「Pleasure Summit Live 2022 ~入閣のすゝめ~」>
日時:2022年2月20日(日)【昼の部】15:00開演/16:30終演
会場:LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)
出演:寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人
演奏:流田Project

プレサミ公式サイト:
https://pleasuresummit.jp/


<セットリスト>
01. 天体観測/寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人
02. ラフ・メイカー/寺島惇太
03. あの紙ヒコーキ くもり空わって/寺島惇太、矢野奨吾
04. ドライフラワー/矢野奨吾
05. ヒロイン/矢野奨吾、梶原岳人
06. 抱きしめたい/梶原岳人
07. 告白/梶原岳人、寺島惇太
ギター講座/寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人、流田豊
08. 糸/寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人
09. 流田Projectアニソンメドレー/流田Project
10. Don’t say “lazy”/流田Project
11. Butter-Fly/寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人
12. CLAP×CLAP (Pleasure Summitテーマソング)/寺島惇太、矢野奨吾、梶原岳人

(c)Pleasure Summit Live 2022

公式レポート:銀河英雄伝説 Die Neue These 激突!宮野真守、鈴村健一、梶裕貴、SennaRin、多田俊介監督が登壇!

3月4日(金)に第一章、4月1日(金)に第二章、5月13日(金)に第三章が上映になる、新作アニメーション『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』の第一章完成披露上映会が23日(水・祝)に都内で行われ、ラインハルト役の宮野真守さん、ヤン役の鈴村健一さん、ユリアン役の梶裕貴さんに、主題歌・テーマソングを歌うSennaRinさん、そして多田俊介監督が登壇し、本作の見どころや『銀河英雄伝説 Die Neue These』への想いを語りました。

『銀河英雄伝説』は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説。数々のヒット作を生み出した人気作家、田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。今なお増刷が続いています。1988年からはアニメシリーズが展開され、さらに多くのファンを獲得しました。

そして、2018年4月、Production I.Gが改めて新作アニメーションとして 『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(全12話)を制作。そのセカンドシーズンとなる「星乱」(13話~24話)も2019年に映画館でイベント上映され、新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれた本作は、銀河英雄伝説ファンのみならず、幅広いアニメファンに話題となりました。2020年4月からはOP、EDを新たに全24話をNHK Eテレにて放送されました。

MCにて宮野真守さん、鈴村健一さん、梶裕貴さん、SennaRinさん、多田俊介監督が呼び込まれ、それぞれが本イベントへの意気込みと『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』第一章が完成した喜びを語ります。そのままトークパートに移り、完成披露を迎えた今のお気持ち、キャラクターや音楽について、本作の見どころなど来場された心待ちにしているファンの皆さまへ作品の想いを語りました。

宮野さんは「ラインハルトは前シリーズで大きなものを失いました。そこでの誓いに囚われているといいますか、彼の目指すものは変わっていませんが、目指す様相が変わってきている姿が苦しく見える瞬間もあって。でも強くまっすぐ進む彼の姿を僕自身も信念を持って演じていますので、ぜひ見ていただきたいです。」と語り、

鈴村さんは「僕が演じるヤンは変わらないところが大事だと思っていて、人としての成長というよりも、ラインハルトやユリアンが成長する中で、ヤンはどのように立ち回っていくのかが銀河英雄伝説(以下、銀英伝)の魅力だと思っています。個人的には成長したり、目標がしっかりしているキャラクターの方が演じやすいのですが、ヤンはいろんな想いを内包しつつ生きていく人なので、手強い役だなと感じていました。」と話し、

梶さんは「演じさせていただいているからというのもあると思いますが、個人的に、この作品の中で一番強く成長や変化を感じるのは、やはりユリアンですね。今作の冒頭、彼は初陣に出向きます。ついに、一人のパイロットとして戦場へと赴くわけです。すべては”ヤン提督の為に”が、彼の行動理念。それだけ敬い、憧れてきた存在なんです。ところが戦争というのは、そう生易しいものじゃない。実際に戦場に出て、死を身近に感じた彼の緊張感や焦燥感などが緻密に描かれております。そのあたりから目を逸らさず、是非ご覧いただけたら。」とそれぞれこれまで演じてきたキャラクターを通して見どころを話しました。

主題歌とテーマソングを担当したSennaRinさんは「多くの方から愛されるこの作品に主題歌&テーマソングで関わらせていただいて、とても感謝の気持ちでいっぱいです。主題歌の『dust』、テーマ曲の『melt』は壮大なバラードとなっています。初めてデモ音源を聴いた際、まさに銀河英雄伝説のような壮大な宇宙を描きつつも、海に沈んでいくような感覚でした。自身で作詞した『melt』もその優しく包まれるような気持ちになれるように書かせていただきました。」と音楽に込めた想いを伝え、SennaRinさんのお話を受け、

多田監督は、「今回の主題歌を使用したエンディング映像を作る際に、スタッフはまさに同じようなイメージで映像を上げてきてくれています。僕やスタッフも同じようなことをこの曲から感じたのだと思います。本当に素敵な曲をありがとうございます。」と本作と音楽とのリンク性を自信をもって語りました。

そして、これから観るお客さまへ宮野さんは「製作が始まった頃から、最後まで演じ切りたいという想いを、みんなで共有していましたので、新シリーズを発表するたびにとても嬉しく思っています。今回は帝国側は双璧(ミッターマイヤー&ロイエンタール)の過去が描かれています。この二人が描かれることで、ラインハルトにちゃんとベクトルが向いている部下がいることがわかったり、ラインハルトと色々なキャラクターとの関係性が見えてきます。人は人生をどう生きるか、その人生をどう全うするかを見せてくれる作品だと思いますので、このような時期だからこそ、一緒に感じていただければと思います。」と想いを伝え、鈴村さんは「収録からしばらく経っており、この日を迎えられることができてとても感慨深いです。いろんなことを乗り越えて上映されるのは本当に奇跡のようなタイミングだと思っておりますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。第一章では銀英伝の魅力である緻密な人間関係が帝国側でしっかり描かれていて、第二章、第三章では同盟軍も描かれていきます。その展開が対比となっていて、その様が僕たちが暮らしている世界に何かリンクしているように感じます。それが1980年代に原作小説の中で書かれたというのは本当にすごいことで、そんな作品に関われるのは稀有なものじゃないかなと思います。これからどんどんノイエ銀英伝は盛り上がって行きます。ご覧いただいた皆さまに何かしらの彩りがあればいいと期待しています。」と話し、監督は「制作自体は随分前から進んでいました。こうして本当にようやく皆さまに見ていただけることとなりました。スタッフも新作を作るにあたって皆さまに満足いただけるように構成だったり色々工夫をしておりますので、その想いが伝わればいいなと思っております。なにより、皆さまに楽しんでいただければ幸いです。このご時世なので制作は一部リモートでの作業もありましたが、クオリティを下げることなく皆さまへご覧いただきたいという気持ちで作りました。ぜひ劇場に足を運んでいただけるとありがたいです。」と語りトークパートは終了しました。

また本イベントにて、「銀河英雄伝説 Die Neue These」を基にしたスマートフォン向けストラテジーゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga』の開発が発表。そして最新作上映を記念し、『銀河英雄伝説 Die Neue These』1~24話YouTube期間限定一挙無料配信、サードシーズン第一章の劇場プログラムと劇場グッズが3月4日(金)より販売、大阪あべのハルカスにてサテライトフェアの開催、3月4日よりセガのお店にてキャンペーン実施発表に、主題歌「dust」とテーマソング「melt」を収録したSennaRinデビューEP「Dignified」の4月13日発売、「dust」の3/4先行配信も解禁され会場は大いに湧きました。

最後に、SennaRinさんによる主題歌「dust」の生歌唱が行われ、会場が『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』の世界観に引き込まれ舞台挨拶は終了しました。


<本日、「銀河英雄伝説 Die Neue These」1期2期のダイジェスト映像が解禁!>
サードシーズン「激突」第一章の3月4日(金)上映開始に先んじて、ファーストシーズン「邂逅」とセカンドシーズン「星乱」のダイジェスト映像(8分44秒)を公開いたしました!最新作上映に向けてぜひご覧ください!こちらのダイジェスト映像は、3月4日から上映開始する「激突」第一章の本編前にも上映されます。


「銀河英雄伝説 Die Neue These」1期2期のダイジェスト映像

https://youtu.be/09kbBQxIse8


『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』
第一章3月4日(金)、第二章4月1日(金)、第三章5月13日(金) 各章3週間限定上映
製作:銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

©田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会