レポート:人間の心の弱さを鋭く切り込んだ!劇団番長ボーイズ☆第14回本公演「逃げろ、逃げるな。」ゲネプロレポート

2022年3月9日より3月13日まで、東京・渋谷にあるCBGKシブゲキ!!において、『劇団番長ボーイズ☆第14回本公演「逃げろ、逃げるな。」』が行われます。今回の舞台には、吉澤アキラ役の糸川耀士郎さん、サクマ役の木原瑠生さん、タカ役の西原健太さん、シンゴ役の坪倉康晴さん、雄太役の宮内伊織さん、広野隆弘役の堂本翔平さんが出演されます。


<あらすじ>

アキラが清掃のバイトをしていると、同じ場所の担当になっていた隆弘と出会います。アキラは隆弘がたまたま落としたメモ帳に美しい詩が書かれており、その詩にアキラは興味を持ちます。しかし、隆弘がバイト先での先輩に虐められ、その時は離れることになってしまいます。

アキラはその時の感想をネットのチャットルームでサクマとタカに話し、アキラは隆弘をいつかはこのチャットルームに連れてきたいと話します。

後日、また隆弘と実際に出会う事が出来たアキラは隆弘をチャットルームに招待をし、隆弘がチャットルームに現れます。そこから、アキラや隆弘が過去にされてきた虐めの話をし、物語はあらぬ方向に進んでいきます。


<レポート>
物語のテーマとしては、どこの小学校や中学校でもあったと思われる男子間の虐めについて取り上げ、見ている方もどうしてあの当時虐めっ子からいじめられっ子を守る事が出来なかったのかという気持ちの葛藤が出てきて、小さいころの行いを考えさせられる面もあると思います。

物語の展開としては、タイトルの通り「逃げろ、逃げるな。」の言葉にどのように辿り着くのかを考えながら見ると楽しめると思います。脚本についても、虐めの話については現実感があり、説得力があるのと、現実とネットを織り交ぜて、今風でよく練られた内容になっていたと思います。

今回の舞台は6人のキャストで行われていますが、舞台を見ている時には、7人以上で行っているのでは?と思うくらい、キャスト陣の演技力も高く、役ごとの切り替えがとても良かったと思います。

芝居の時間としては、約90分で休憩なしです。


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