レポート:大ヒット曲をモチーフにした新感覚朗読劇!「-音読stage-Story of Songs Track1 ORANGE RANGE」2月8日公演レポート

2023年2月8日から12日まで、東京・有楽町にあるヒューリックホール東京において、「音読Stage-Story of Songs Track1 ORANGE RANGE」が行われます。

今回の朗読劇では、心に残るORANGE RANGEのあの名曲が、新しい物語に生まれ変わります。今回の公演では、『上海ハニー』、『ミチシルベ~a road home~』、『キズナ』の三演目が上演されました。(他の公演では、他の演目が行われます。)

時間となり、キャスト陣が出演すると、会場からは温かい拍手が起きていました。開演前にBefore Talkということで、今回の舞台への意気込みと言いつつ、今回が初演ということで、キャスト陣も緊張されてはいるものの、初ステージの小溝さんの緊張している姿でキャスト陣も和やかな雰囲気となり、「今回のORANGE RANGE」の曲の朗読劇については、日高さんは世代と話していました。

そして、ORANGE RANGEの楽曲とともに朗読劇へ。「アスタリスク」の楽曲をバックに、穏やかな雰囲気を出しつつも、これから始まる物語のプロローグとして、リフレインしながら語り上げました。

最初の演目は「上海ハニー」。夏空の下、海に来ている野球部のタカとダンの二人が野球人生について語り合う。そして、二人が女性をナンパしようとするが、タカのシミュレーションから妄想が始まり…。妄想から現実に戻り、続いてはダンのシチュエーション。こちらも妄想が始まり、海から近くにあるイタリアンの店で…。現実に戻る二人は、改めて女性二人に声をかけると、日本人ではなく、上海から来たとのこと。色々な面で撃沈するタカとダン。そこに、同じ野球部のカズトとマキに遭遇。現実を見たタカとダンは?

二演目は、「ミチシルベ」。男性は女性に相談を持ち掛ける。男性は音楽をしたいと思っていた。女性はすぐに否定をするものの、男性の話を聞くことに。男性はミュージシャンとして、ちょっとした成功をしていた話をしていく。しかし、現実はメンバーが辞め、気付いた時には29歳という現実を突きつけられる。男性には母親が病気で面倒を見て、さらに男性と付き合っていた女性ファンとの間に出来た子供。そして、最後はワンマンライブで締めようとしたが、満席ではあったが、実際は女性ファンが手売りをしたものだったと分かり、男性の何かが崩壊した。

三演目は、「キズナ」。アメリカに来た一人の少年。48か月前の物語。14歳の僕。いかにもアメリカ人のおじさんのバンに乗っけられて学校に行く。ロサンゼルスから離れた寮制の学校。半月が経ち。実家のママに電話をして、愚痴を話す。一か月が経ち、ちーちゃんからの電話。他愛もない会話だけど、月日が経ったことを感じさせる。3か月が経ち、連絡が出来なければ良かったと思う。半年が経つ。おばあちゃんとの会話でふと思ったいつ日本に戻るのかという疑問。高校卒業後?大学卒業後?一生?夏休みは日本に帰国して、日本の便利さに痛感し、13か月が経つ。ちーちゃんとの会話に違和感を覚える。一週間後に分かれた。18か月が経つ。ママと進路の話になる。


<公演レポート>
1演目20~40分程度で、今回は合計約80分程度。途中休憩は無し。演目は楽曲をモチーフにしているが、最初から楽曲の世界観を浮かべられる人もいると思いますし、最後に楽曲の世界観が浮かび上がってくる人もいると思います。楽曲を知らなくても、オムニバスの朗読劇としても楽しめるのではないでしょうか。

朗読劇を見ない人でも楽曲を通じて楽しめる内容ですし、普段あまり朗読劇に出ないキャスト陣の出演も多いです。キャスト陣の演技力を楽しむのも一つだと思います。


<「音読Stage-Story of Songs Track1ORANGE RANGE」>
日程:2月8日(水)開場18:30 開演19:00
会場:ヒューリックホール東京(千代田区有楽町2丁目5-1有楽町センタービル11F)
演出:元吉庸泰 脚本:三浦香、谷碧仁、福田響志
出演:伊藤静 茅野愛衣 小松昌平 小溝七夢 日高里菜 緑川光 向野存麿
題材楽曲:『上海ハニー』、『ミチシルベ~a road home~』、『キズナ』


公式サイト:
http://storyofsongs.jp/

主催:Story of Songs製作委員会

©Story of Songs製作委員会