公式レポート:劇団おぼんろ第23回本公演『月の鏡にうつる聲』 8月4日(金)開幕!ゲネプロ写真&コメント到着!

この度、2014年に桃太郎伝説を題材にして描かれた、劇団おぼんろ主宰・末原拓馬の代表作のひとつでもある、『月の鏡にうつる聲』の囲み取材・ゲネプロが2023年8月4日(金)にMixalive TOKYO 6F Theater Mixaにて実施されました。

取材には全キャストが出席し、本番を迎えるにあたっての心境について、萩谷は「自分の人生もそんなに長くないんですが、この座組みに入って初めて経験することが多くて、末原さんや先輩方に教えてもらいながら、すごくいろんな挑戦をしている時間だなと感じています。ここから迎える本番は短い期間ですが、とても楽しみにしております。」とコメント。

今回の作品について考えたことについて、末原は「個人的には嘘をつかないということでした。劇団を長くやっていて、プロ意識としていろんなことにバランス感覚があることが自分の良さだと思っていたんですが、そういうものよりも今思っていることをそのまま嘘をつかないとか、過去の成功体験にこだわらず、9人で一つの劇団を作ると宣言して始めました。この場の9人で今起きたことに向き合いながら、自分がやりたいこと、自分がやるべきことをやろうと思いました。それは来る参加者の顔色も伺わなくなったというのも自分にとっては大きな変化で、俺らが今正しいと思うことはこれだよねということを重視して作品を作りました。伝えたいことは作品を見てもらえればわかると思うので作品をぜひご覧いただけたらと思います。」とメッセージを送りました。

本作品は本日8月4日(金)に開幕し、8月13日(日)までTheater Mixa(シアターミクサ)にて公演します。語り部の紡ぐ物語を、ぜひお楽しみください。


<『月の鏡にうつる聲』 >
岡山県、吉備の里には古くから温羅伝説というものが語り継がれています。
この伝説は誰もが馴染み深い、かの桃太郎伝説のモデルとなったものとされ、温羅とは山に住む鬼、それを討つべく朝廷から派遣された吉備津彦は、桃太郎であるとされています。
ただの御伽話と思われていたこの伝説ですが、近年、岡山県で実際に温羅が住んでいたとされる「鬼城」が発掘され、歴史学者たちの間に衝撃が走りました。
『月の鏡にうつる聲』はこの温羅伝説を元に創られた物語です。物語は、鬼退治から30年後、桃太郎が鬼の首を取って以来、雨が降り止まなくなった呪われた村から始まります。
武勇伝として語り継がれた鬼退治の裏に隠された残酷な愛の悲劇とは?
10年前に執筆され、国内外で評価を得た物語を、戦争の風潮が世界に影を落とす2023年、大幅な改稿と新たな演出で幕を開けます。


<おぼんろ主宰・末原拓馬 開幕コメント>
こうして初日を迎えられることに心から感謝します。10年前に描いた作品を、一度台無しにしようと心に決めて挑みました。
当時、賞もいただき、海を越えて上演もされた作品で、思い入れもある物語ではありましたが、10年前に自分が自分についた小さな嘘に気付き、衝動に身を任せて創りあげることにしました。
衝動に身を任せて作品を創り直すというのは実は多くの困難を孕む物で、恐怖に押しつぶされそうにもなりましたが、座組のみんなに包み隠さず相談したところ賛同して背中を押してくれました。
劇団員を含む九人の語り部を始め、スタッフ、製作委員会のみなさますべての仲間に感謝します。
参加者のみなさまにどう届くかはわかりません。いつになく、特定の感情を抱いて欲しいという思いを持たずに作品を用意しました。どうかこの物語があなたの物語となりますよう、心から願っています。


<公演概要>
【公演名】劇団おぼんろ 第23回本公演 『月の鏡にうつる聲』
【公演期間】2023年8月4日(金)~8月13日(日)全14ステージ
【劇場】Mixalive TOKYO Theater Mixa
https://www.mixalivetokyo.com/

【脚本・演出】 末原拓馬
【出演】 萩谷慧悟(7ORDER)
石渡真修、井俣太良(少年社中)、塩崎こうせい、松村龍之介(五十音順)
さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、末原拓馬(以上、おぼんろ)

【公演HP】
https://www.obonro-web.com/tukinokagami

【タイムテーブル】
8月
4日(金) 18:30
5日(土) 13:00 / 18:00
6日(日) 13:00 / ☆18:00 宴の会
7日(月) 18:30
8日(火) 13:00 / 18:30
9日(水) 13:00 / 18:30
10日(木) 休演日
11日(金) 13:00 / 18:30(収録・生配信予定)
12日(土) 13:00 / 18:00
13日(日) 13:00
開場は開演の45分前。受付開始は開演の1時間前。
☆宴の会は出演者によるトークイベントになります。
※11日は終日収録用カメラが入ります。

【チケット】
◆チケット価格(全席指定) ※全て税込
・プレミアム特典付きチケット:10000円
特典:毎ステージごとに異なる末原拓馬書き下ろしイラストステッカー
・一般チケット:8800円
・2階席チケット:4800円
・いいねチケット:投げ銭 (2階ベンチシート限定)
チケット取り扱い:ローソンチケット
https://l-tike.com/tukinokagami/


<オンライン生配信公演決定!>
【日程】8月11日(金) 18:30の回
【チケット】語り部9人のコメント映像特典付きチケット5000円(税込)/一般チケット3500円(税込)
【詳細・購入】
https://l-tike.com/tukinokagami/
【販売期間】
7/22 (土) 12:00 ~ 8/18 (金) 23:59
【視聴期間】
~8月18日(金)23:59


<劇団おぼんろとは>
劇団おぼんろは大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。語り部の息遣いが聞こえ、温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、日常を忘れて物語の世界に浸る。野外での特設テントでの上演や、サーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、2023年に3階建ての特設劇場にて上演された『ゲマニョ幽霊』は海外演劇祭での招聘が決定。老若男女、国内外の観客から絶大なる人気を誇る。


<脚本・演出 末原拓馬 プロフィール>
劇作家、演出家、小説家、俳優、イラストレーター。早稲田大学在学時、2006年劇団「おぼんろ」を旗揚げ。脚本、演出、出演を担い、公演を繰り返してきた。「おぼんろ」は大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。自身の舞台作品を原作とした小説『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を講談社より出版。近年は声優をキャストに起用した朗読劇の脚本、演出、2.5次元舞台の演出など活動の幅を広げている。子供に関わる活動にも積極的に取り組んでいる。2014年から5年間続いた『野良のあそび箱』プロジェクトでは岡山の子供たちと共に演劇作品を創り上演した。2021年からは、カンボジアに井戸と学校を作ることを目的とした『ジュロコロ基金』の活動も続けている。


<Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)とは>
「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」とは、 池袋駅東口サンシャイン60通り沿いに誕生したLIVEエンターテインメントの複合施設ビル。講談社、テレビ東京、キングレコード、ブシロード、ネルケプランニングほか様々なエンターテインメント企業が集まり、舞台、音楽ライブ、トークショー、イベント、ライブカフェなど、6つのホールから多種多様なLIVEエンターテインメントを世界に発信する。ソフトバンクとの協業により全フロア5G化し、リアル&リモートのLIVEエンターテインメントを発信する「ハイブリッドシアター」として本格始動した。


おぼんろ公式サイト:
https://www.obonro-web.com

おぼんろ公式Twitter:
https://twitter.com/obonro_new

公演に関するお問い合わせ: おぼんろ制作部:
obonro.info@gmail.com

劇場に関するお問い合わせ:
https://www.mixalivetokyo.com/

主催:劇団おぼんろ/講談社/ホリプロインターナショナル/ローソンエンタテインメント