レポート:第31回東京国際映画祭 特別招待作品「『PSYCHO-PASSサイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 & Case.2 First Guardian』」舞台挨拶付き上映会レポート

2018年10月27日、東京・六本木を中心に行われている第31回東京国際映画祭の特別招待作品「『PSYCHO-PASSサイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 & Case.2 First Guardian』」の舞台挨拶付き上映会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われました。今回の舞台挨拶では、狡噛慎也役の関智一さん、宜野座伸元役の野島健児さん、塩谷直義監督が登壇されました。

関さんと野島さんが登壇されると、今回のイベントでは、国際映画祭と言う事もあり、通訳の方がいる事に関さんも恐縮した様子で、イベントに臨まれていました。

作品のアフレコについては、関さんが「収録は終わった。」と話しており、野島さんもアフレコについては、「去年(2017年の)6月に終わっていた。」という話で会場からも驚きの声が上がっていました。そして監督からも「(映像の製作については)時間が無い。」というコメントが出ていましたが、作品に対しての映像への力の入れようが感じられました。

映画のサブタイトルについては、監督からTV版1期・2期、劇場版とありましたが、それらとは別物の位置付けで作られたそうです。今まで作られた作品については、大きな事件に挑む作品だったが、今回はもっと細かいところに絞った作品として作られているそうです。

関さんがアフレコ時に「SS(Sinners of the System)」という表記が無かったという話をし、監督もまだその当時は名付けていなかったという話をされていました。

台本を受け取った時の感想として、野島さんは「一回読んだだけでは理解できなかった。」と話し、「完成品を見てから収録に挑みたい。」と思うくらい、物語が難しいと話していました。関さんは「台本を受け取ってから、ちょっと時間をおいて、台本を見た。」と話していました。その際に「最後まで読んで、自分の芝居をどうするかという、マクロからミクロの視点で台本を読んだ。」そうです。「全体像の把握が大切では?」と演技についての考え方も話していました。

作品の注目点としては、関さんが「誰がメインで出るかはビジュアルで分かっていると思うが、そこから推測して、時代感が分かる。」と話し、「今回の作品でのキャラクターの登場とかが気になるのでは?」と話していました。野島さんは、「(キャラクターの)成長を楽しんで頂ければ。」と話していました。監督からは「何も言わない方が楽しめるのでは?」と話していましたが、敢えて言うと、刑事もので、色んなものを入れ込んで作っていると話していました。

ここで、キービジュアルと3作品の上映日が解禁され、会場からも大きな歓声が起こっていました。Case.3については、関さんからは菊池寛の「『恩讐の彼方に』を読むと楽しめるのでは」と話していました。

最後にコメントとして、野島さんは「先入観無く見て欲しい。」、関さんは「3作品で一作品の括りになっているので、その視点を持って見るとより楽しいと思います。」、監督からは「是非、皆さんのお力を頂ければと思います。」とコメントされ、舞台挨拶が終了しました。


配給:東宝映像事業部

公式ホームページ:
http://psycho-pass.com/

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