レポート:「半年がアッと言う間だった!」劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」上映会&トークショーレポート

2019年3月28日、東京・市ヶ谷にあるSME六番町ビルにおいて、劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」のBlu-ray&DVDが4月3日に発売されるのを記念して、上映会&トークショーが行われました。今回のトークショーでは、「僕」役の高杉真宙さんと山内桜良役のLynnさんが登壇されました。

劇場アニメ「君の膵臓がたべたい」上映後に、高杉さん、Lynnさん二人が登壇し、上映後の会場から作品の反応を聞くと、会場から暖かい拍手が送られていました。

今回、”声優” 高杉真宙として登壇され、MCから「声優」としての感想を聞かれると、高杉さんも「半年ぶりに言われるけど、嬉しい。」と作品に関われたことに嬉しさを見せていました。山内桜良役のLynnさんも「半年経ちましたけど、アッと言う間でした。」と時間の流れが早かったという印象を抱いているようでした。

東京は今週、丁度桜が満開ということもあり、その中で作品が届けられるのが嬉しいという話を作品プロデューサーがされ、劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」は丁度一年前に作品のアフレコをされたそうです。

それを踏まえ、改めて振り返っての感想について、高杉さんは「信じられない。あれから一年間経ったんだなとビックリしました。」と当時は目の前の事に必死で、本番や「僕」を考える時間が幸せだったそうです。そして、初めて声優として挑戦する事が、「新鮮な感情だった。衝撃でした。」と話されていました。高杉さんも声の仕事が出来たことを喜ばれているようでした。

そしてここで、ステージの後方スクリーンに劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」のインデックスショットが映ると、思わず高杉さんもLynnさんも見入った様子でした。

高杉さんは今回の劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」では、「『僕』の事を考えていないと、周りのキャストが声優としてプロだったので、サボると一瞬で駄目になる。」と思い、「僕」だけの事をひたすら考えて収録に挑まれたそうです。

今回の収録では、テストアフレコと本番があったそうですが、それを振り返っての感想として、Lynnさんも「(収録現場を)他の作品よりも鮮明に思い出す事もある。」と話し、今もう一回やったらどうなるだろうという気持ちを抱いているそうです。桜良としての演技の役作りについては、「桜良だったら、こういう風に喋るのかなと自分なりに考えて、今まで使っていない口の動かし方を意識して、声が生まれた。」という桜良だからやったことで、その演技法は今回だけの引き出しだと話されていました。

作品パッケージが来週、皆様のお手元に届くと言うことで、作品やアニメーションの魅力については、高杉さんは「絵とキャラクターの表情と音楽が組み合わさった時の、みんなで演奏しているような絡み方がストーリーの最高点を目指しているところ」と挙げ、家で見られるのが嬉しいと話していました。

今回の作品の魅力について、Lynnさんは「たくさんあります。」と言いつつ、高杉さんと被るところがあるのも踏まえ、「桜良推しが凄い。」ことや、「映像美が凄い。止めて細部まで見て欲しい。新しい発見もあると思うので!」と話されていました。

ここで、作品パッケージが会場に用意され、高杉さんもデザインが作品に出てくる文庫というのに気づき、思わずしみじみ見入っている場面が見られました。

作品パッケージでは、オーディオコメンタリーも収録され、高杉さんは初めて挑戦されたそうですが、高杉さんも「気恥ずかしさと緊張」があったそうです。高杉さん自身もオーディオコメンタリーを楽しむのが好きと話しつつも、「言葉を伝えるのが苦手なので、大丈夫かな?」と心配されながら、挑まれたそうです。

Lynnさんは「オーディオコメンタリーは得意では無く、作品の雰囲気もそうだが、緊張した。」という話や、収録ブースにおいて、高杉さんとLynnさんが、今日のステージが物理的に二人の距離が離れていて、収録初日と同じように席が離れていた話をされていました。収録については、作品プロデューサーからは、「高杉さんも声優初挑戦でしたが、良い物を作ろうとする雰囲気が伝わってきた。」と制作側も感じていたそうです。

「君の膵臓をたべたい」に関連する思い出として、高杉さんは「君膵関連の画像を見ていて、(画像に)Lynnさんが出ていたのですが、その画像を見た時にLynnさんが桜良と似ていた。」と話され、その画像が似せていたのかは分からないけど、とにかく似ていたと話され、Lynnさんも「恐れ多い。」と話されていましたが、「非常に嬉しい!」と本音も見せていました。

高杉さんは去年12月に豊洲で舞台をされていたそうですが、キャラクターデザインの岡勇一さんがコミケに出展していたと言う事で、(会場から)「近い!」と思って、行きたいと思われたそうですが、流石に行くことが出来なくて、悔しかったというエピソードを披露されていました。そして、Lynnさんは地元が日本三大夜桜の名所と言う事で、桜良と桜がキーワードになってくる作品に携われたことを運命的だったと話していました。

最後に劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」で舞台に立つのは最後かもしれないと踏まえた上で、一言コメントとして、Lynnさんは「(春夏秋冬を聞くと)色んな事を思い出すし、良いなと思います。作品自体も切ないんですけど暖かい物語で、たくさんの人に知って貰いたいと思います。是非、Blu-ray&DVDを手に取って欲しいと思います。ずっと大切にしたい作品として、お側に置いて下さい。」、高杉さんは「舞台挨拶19回を終わって、またこうやって収録から一年後に皆さんと舞台挨拶が出来るのが嬉しいなと思っています。それだけ多くの人に見て頂いているのだなと思います。こうやって、DVDになって、僕自身も楽しみにしていたので、思い出の一つだなと思っています。たくさんの人に見て貰って、この作品が好きだと言ってくれると嬉しいですし、全力を注いだ作品を見て欲しいと思います。」とコメントされ、イベントが終了しました。


劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」Blu-ray&DVD 2019年4月3日発売。