レポート:竹達「キャスト一同愛を込めて作った作品です!」劇場版『DEEMO サクラノオト-あなたの奏でた音が、今も響く-』完成披露試写会レポート

2022年1月25日、東京・新宿にある新宿バルト9において、「劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』完成披露試写会」が行われました。今回の試写会には、アリス役の竹達彩奈さん、仮面の少女役の丹生明里さん、ミライ役の濱田岳さん、くるみ割り役のイッセー尾形さん、ハンス役の松下洸平さん、総監督・脚本の藤咲淳一さん、監督の松下周平さんが登壇されました。

時間となり、キャスト・監督陣が登壇され、会場からも声援が出せない分、暖かい拍手でキャスト・監督陣を迎え入れられました。

最初に一言挨拶では、丹生さんと松下洸平さんが声優は初挑戦だったと感想を述べられ、普段とは新鮮な気持ちで作品に取り組むことが出来た話をされていました。

そして、今回の作品については、藤咲総監督は「謎」と「音楽」をテーマに作られている所を注目して欲しいと話していました。

竹達さんはゲームの中ではアリスだけが喋っており、他のキャラクターもほぼそこにいるだけという一人ぼっちの世界観が強かったそうですが、アニメになって、ミライやくるみ割り人形などのお陰で、賑やかな世界観になり、アリスも子供らしく演じる事が出来たと話していました。

丹生さんと松下洸平さんについては、声優初挑戦でしたが、丹生さんも演じて、エンドロールに乗って、声で演じた実感が沸いたそうです。松下洸平さんは、演じるに当たり、完成した絵の中にハンスがいて、自分のありのままの声では物足りなさがあったので、DEEMOの世界観に合わせて声を調整したエピソードを披露されていました。

俳優と声優の違いについては、濱田さんはぬいぐるみの気持ちや個性を考えるのが難しかったと話し、イッセー尾形さんは、一人で収録ブースに入り、手や足を動かして、役に如何に感情移入するかを考えて演じられたそうで、脳ではなく、脊髄で演じられたそうです。

作品の音楽については、竹達さんは素敵な曲ばかりが流れ、劇場版ならではのアレンジも良かったと話していました。DEEMOでは樹がメキメキと成長するのが特徴的ですが、音楽と樹のシンクロを見て欲しいと話していました。

丹生さんは、いろんな音楽が流れるので、たくさんの音色が流れると思っていて、足音とか細かい音とか、(映画館で)360°音に包まれていたいと話していました。

濱田さんは、物語の中盤でかかる「リヴァイアサン」が印象的で、ぬいぐるみの気持ちになって演じたことが印象的だったと話していました。

イッセー尾形さんは、物語の最後の方でみんなで曲を作るが、一人一人の胸に突き刺さるでしょうと物語の核心に迫る感想を述べていました。

松下洸平さんは、この作品のピアノの音色は欠かせない部分になっており、ピアノの音色と記憶がリンクしていて、音楽とは記憶とリンクしていると話していました。

最後に一言メッセージとして、松下監督は、「ライブを見るような感じて見て欲しいです。」。藤咲監督は「優しい時間になるので、楽しんでください。」。

松下洸平さんは、「美しい映像と音楽の詰まった1時間半を楽しんでください。」。イッセー尾形さんは、「一人の少女の話ではなく、年齢・性別、後期高齢者にも関係なく見ることが出来ます。」。濱田さんは「可憐なアリスが活躍する姿にキュンとしました。」。

丹生さんは、「この映画を見終わって、暖かいお茶が飲みたくなるくらい暖かい作品になっています。」。竹達さんは「数年前にゲームをしていた時にまさか劇場版になるなんてと、夢にも思いませんでした。ゲームとは違う世界をキャスト一同愛を込めて作った作品です。」とコメントされ、舞台挨拶が終了しました。


<作品概要>
タイトル: 劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』
2022年2月25日(金)全国ロードショー

予告編:

https://youtube.com/watch?v=65z6h3oaSsA

公式サイト:
https://deemomovie.jp

公式Twitter:
https://twitter.com/DeemoMovie

出演:
竹達彩奈 丹生明里(日向坂46) / 鬼頭明里 佐倉綾音
濱田岳 渡辺直美 イッセー尾形 松下洸平 / 山寺宏一
原作:Rayark Inc.「DEEMO」
総監督:藤咲淳一 監督:松下周平 脚本:藤咲淳一・藤沢文翁
キャラクターデザイン:めばち
主題歌制作:梶浦由記
主題歌:Hinano「nocturne」(PONY CANYON)
制作:SIGNAL.MD Production I.G
製作・配給:ポニーキャニオン

©Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会