公式レポート:『シュート!Goal to the Future』6月21日(火)先行上映会オフィシャルレポート!第1話「烏合」 あらすじ&場面写真解禁!

原作「シュート!」について、小林は「エネルギッシュなパワーを持った作品。すごく感動して面白かったです」とコメント。土岐は「実家が商店街にあって。おばあちゃんがやっていた洋食屋の本棚に並んでいたのが『シュート!』でした」と思い出を語り、当時読んでいた漫画が原作のアニメに出演できることを「光栄です!」とよろこんだ。

サッカー大好きの小野は「『シュート!』の魅力を話したくてうずうずしています」と前のめり気味でトーク。Jリーグ発足の日にサッカーを始めたという小野は「全国大会に行けたのは『シュート!』のおかげです!」と本作への並々ならぬ思いを爆発させた。また、登場人物がやっていた練習も実際にやっていたことを明かし、「おもりをつけて歩き回る“パワーアンクル”もやっていました。おかげで身長が止まりました」と笑いを誘いつつ、「でも、おかげさまで50メートルは6秒切って走れるようになりました」と胸を張り、改めて原作への感謝の思いを口にした。

実は土屋もサッカーが大好きだそうで「幼稚園でサッカーに出会い、小学校の頃はクラブチーム2つを掛け持ちしていました」とサッカー愛を熱弁。「フィジカルまかせだったんだよね?」との小林からのツッコミに土屋は「フィジカルまかせだったので、ドリブルが成長しませんでした。ラフプレーも甚だしかったです」と苦笑いしながらも、本作への出演を「サッカー好きとしてうれしい!」と笑顔で語った。宮川は「小さな島の出身で、全校生徒が8人の学校に通っていました。なので、初めてサッカーというものに触れたのが『シュート!』でした」とサッカーとの出会いを振り返った。

辻秀人について小林は「ひとことで言えば陰キャ(笑)」と説明。原作「シュート!」には泥臭さやキャラクターたちの“なにクソ感”があるが、本作の主人公は「泥臭さよりも達観している感じ。才能がないからサッカーを辞めてゲームをしようと切り替えられるとても現代的な少年です。サッカーを忘れられず、好きなことを好きと素直に言えない、ちょっとナヨナヨしているし、イライラしてお母さんに当たってしまったりするキャラクターですが、秀人が成長していく姿をだんだん好きになれるはずなので…見捨てずに見守ってください!」と呼びかけた。

この日の上映は1話と2話のみ。秀人の成長は後半につれて見えてくるとし、小野は「今日はちょっときついかな」と辛口コメント。土屋が「僕は好きよ」と小久保の感情のすかさずフォローし、「秀人と僕の演じる小久保公平は好き同士だから」と微笑み、「小久保の感情の振り幅がすごいので、楽しみにしてください!」と注目ポイントをアピールしていた。黒川昴流について土岐は「めちゃくちゃいいやつ!」と絶賛。「周りを見ることができ、バランサー的存在です。プレイにおいても自分がシュートを決めるよりもパスを出してアシストするタイプ」と説明し、10代らしく成長しきれていない部分が、どのように成長していくのか見どころと語った。

オープニング曲「アオレイド」について、宮川は「自分なりにストーリーを読み解いて、“私だったら…”を想像して作詞をしました」とコメント。タイトルについては「“アオ”で青空や青春、爽やかさ、“レイド”は突然始まる戦いという意味で、キックオフをイメージしました」と説明すると、小林、土岐、小野、土屋が「いいタイトル!」と笑顔でうなずいていた。

トークイベントは上映前の開催。ネタバレなしの見どころを語るのは「難しい」と声を揃えた登壇者たちだったが、土岐が「最初はサッカーアニメじゃない」と話し、小林が「『シュート!』から20年経ったと伝わる画面から始まります」と見どころをほのめかす。土岐は「この時代だからこそのオープニングです!」と期待を煽るコメントをした直後で、小林が「でも黒川はちょっと…」とニヤリ。土岐は「もう黒川のことはいいから」と遮ると、土屋が「公平と秀人の関係性は1、2話でも分かります」とし、その後、ジェットコースターのような展開が待っていると、ネタバレを避けてしっかりと見どころをアピールしていた。

「全然関係ない話だけど…」と前置きした小野は今日のスタッフ名簿に「田仲」の名前を発見したという。「今日のスタッフの中には田仲という名前の人はいなかったはず。プチミラクルのような、呼び寄せた感がありました」と「シュート!」の主人公・田仲俊彦が蘇ったような気分を味わったことを明かしていた。

日常のシーンにも見どころが多く詰まった本作。土岐は「部活帰りの様子など、秀人がどんな生活をしているのかを観ることができます。10代の頃、自分もこんなことしていたなと感じられるシーンもあります」とおすすめ。小林は「前半は、日常パートが豊富です!」と微笑み、小野も「原作でも日常のノリが好きでした。原作が好きな人はそのノリが楽しめるし、今回のアニメで初めて触れる人も楽しめる(ノリだ)と思います」と話した。

本作のキーワード「成長」または「変化」について、小野は「最近、丸メガネにしました」と告白。メガネの変化より体型の変化が気になると指摘されると「20キロ減りました。でも、標準体型になっただけなので」と照れ笑い。「動ける体にしたかったので」と説明する小野に土岐が「何か、体を動かすイベントがやれたら!」と提案すると「やりたい!」とキャスト全員が乗り気な様子を見せていた。今年からラジオを始めたという土屋は「話すことに自信が出てきたはずなのに、先日先輩に囲まれたイベントでその自信を喪失しました。だけど今日は、リラックスできているので、ちょっと自信を取り戻しつつあります」と素直な気持ちを口にした。「子ども舌」だという小林は「最近、苦いものも口にできるようになりました。例えば、お酒なら日本酒が飲めるようになって…」と笑みを浮かべる。

食の好みの変化を確かめるべく「最近、食べるのは?」と質問されると「ラーメン」と即答し、「そこはサザエの肝とかじゃないと」と小野から鋭くツッコまれ、会場は笑い声と拍手に包まれた。土岐は身長が1センチ伸びたと明かし胸を張ったが、「僕は2センチ伸びました」という土屋にエピソードを速攻持っていかれると、キャスト陣は大爆笑。さらに「プロフィールを変えたのに、ウィキは元の身長のままで変わらない」と土屋がぼやくと、土岐が「誰か変えてあげて〜」会場に呼びかけ、流れるようなトークの連携プレーを披露した。

また、イベントでは宮川がオープニング主題歌の曲「アオレイド」を歌唱披露し、登壇メンバーたちも「初めて生歌唱で聞いた!かっこいい!」と興奮気味。さらに6月22日に誕生日を迎える小野友樹に花束と原作者の大島司先生からのサイン入りイラストがプレゼントされる場面も。大興奮の小野は「生きていてよかった!」とよろこびを爆発させ、土岐から今年の抱負を訊かれると「アニメで再び、一丸となって走り抜けることの大切さを改めて知りました。なので、仲間とともにどこまでも、行けるところまで行きたいです!」と作品になぞらえ、決意を語った。

最後の挨拶で小林は「令和に新たな『シュート!』をやる意味が詰め込まれています。今も根っこに掛川魂があり、それが各キャラクターに詰まっています。ドタバタコメディも盛り込まれていて、サッカーを知らなくても楽しめる作品です。(原作でプレーヤーだった)神谷篤司は今回監督になっていて、かなり強烈なキャラクターとして描かれています。そんなところにツッコミを入れつつ、観客席で応援しているような熱量で観ていただけたらうれしいです。アツい作品、みんなの成長を見守ってください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。


<第1話「烏合」あらすじ&場面写真 解禁!>
かつて様々な伝説を生み出し強豪と呼ばれた掛川高校サッカー部。しかし今やその栄光は見る影もなく、地区で最下位の弱小チームと成り果てていた。主人公・辻秀人は何事にも熱中できない虚無な日々を過ごしている。ある日クラスメイトでサッカー部員の風馬に「サッカーを馬鹿にした」と誤解され、PK勝負を申し込まれる。が、肝心の秀人は異常な程にサッカーを拒絶したのだった。どうやら彼はサッカーに対してトラウマを抱いているようで、風馬たちを置き去りにしたままその場を立ち去ってしまう。秀人がたどり着いた先の公園で出会ったのは、サッカー部OB「闘将」神谷篤司だった。彼から煽られるがまま、過去を断ち切るため風馬との対決に挑んだ秀人だが、勝負は意外な展開を迎える――。


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