レポート:東山「映画だけのオリジナルの話という事で、台本を握った時からドキドキした。」映画「ゆるキャン△」初日舞台挨拶レポート

2022年7月1日、東京・有楽町にある丸の内ピカデリーにおいて、映画「ゆるキャン△」初日舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶では、花守ゆみりさん、東山奈央さん、原紗友里さん、京極義昭監督が登壇されました。

時間となり、舞台挨拶が始まると、キャスト陣へ暖かい拍手が送られました。

最初に、公開初日が、縁がある富士山の山開きの日と重なったことを喜び、初日を迎えての感想では、京極監督は「初日を迎えられて、ホッとしています。」と話し、制作をしていたら、作品の上映時間が増えてしまった裏話を披露されていました。

花守さんは「作品の資料を見た時に、これは全力で取り組みたい。」と思って、収録に挑んだそうです。東山さんは「映画だけのオリジナルの話という事で、ゼロから話を作られ、台本を握った時からドキドキした。」と話し、今回のテーマも映画でなければ描けなかったのではないかと話していました。原さんは「試写会の時に『良かったよ。』という話になり、皆さんが見るまでネタバレ禁止だったので、それが話せるようになるのが嬉しい。」と作品について、今まで語りたいのを我慢していた様子が伺えました。

TVシリーズから5人が大人になった設定については、京極監督は「TVアニメが終わってから、映画を作りましょうという話になり、映画はオリジナル(のストーリーを)を考えてみようかという話になって、TVシリーズ1期のなでしこの妄想シーンの大人の姿が面白かったので、その5人を見たいなと思い、そこから実現可能かどうかをあfろ先生と(話して)一緒に作っていった。」そうです。

大人キャラクターを演じるにあたっては、東山さんは「大人として成長した姿をスタッフと調整をして、セリフからそういう文章になっていたので、特別に意識しなくても演じられた気がします。」と話し、原さんも「大人だからという意識はしなかった。」という話もされていました。花守さんは「大人ってそうだよね。」というシーンが映画にはあり、「変わらないところと変わった所があったので、一呼吸しました。」と世界観の変化について行けてない面もあったと胸の内を披露されていました。

京極監督は「5人の大人になった姿を想定して、職業については、あfろ先生に聞いて、逐一返答を頂いて決めた。」そうです。声優のアフレコのディレクションについては、京極監督からは声優陣が自身で作ったキャラクターが出来上がっていたので、そのままの演技を活かされたそうです。

今回の作品のキャラクターが大人だから出来ることとして、「キャンプ場を作る。」という内容が新しいドラマが出来るのではないかと話していました。

今回の作品については、原作が無いので、ロケハンをして、こういう物語が出来ると考えてから、再度ロケハンを最低2回はして、それを20~30回ほど行われたそうです。

最後に一言コメントとして、原さんは「部長としてみんながここまで作ってくれたことを誇りに思う。社会人の人には刺さる言葉があると思います。見て良かったなと思う作品になっていると思います。」

東山さんは「映画を見て、私は映画館でゆるキャン△が出来て嬉しかったなと思います。映画も120分の尺があって、(今日は)もっともっと(監督の)話を伺いたいと思ったのですが、まずは映画を見て感想を書いて頂ければと思います。」

花守さんは「私の所にメールで友達から3,4人コメントが来ていて、私はまだ劇場で見てないので、早く野外活動をしたいなと思います。」

京極監督は「今日はたくさんのお客様にゆるキャン△が支えられてきたことが嬉しいです。一期の話を貰った時に映画を作るとは思いませんでした。ちょっと長いですけど、最後まで楽しんで頂ければと思います。」とコメントされ、初日舞台挨拶のトークパートが終了しました。


映画『ゆるキャン△』
全国大ヒット上映中!
配給:松竹

©あfろ・芳文社/野外活動委員会