レポート:劇場版アニメ『薄墨桜-GARO-』初日舞台挨拶レポート

2018年10月6日、東京・新宿にある新宿バルト9において、劇場版アニメ『薄墨桜-GARO-』の初日舞台挨拶が行われました。今回の初日舞台挨拶では、雷吼役の中山麻聖さん、星明役の朴璐美さん、明羅役の田中敦子さん、時丸役の東啓介さん、監督の西村聡さんが登壇されました。

劇場版『薄墨桜-GARO-』の上映が終わり、時間となり5人が登壇し最初に挨拶をしてから、初日舞台挨拶のトークショーが始まりました。

MCからキャストへ「今回の劇場版『薄墨桜』を見た時の感想」について聞かれ、中山さんは「桜が凄く綺麗」という言葉と、朴さんも普通のアフレコの時、絵が無い事が多いので、今回は絵があってカラーだったので、中山さんと同じように、桜のシーンは印象的だったようです。田中さんも絵の美しさを挙げ、東さんはアフレコが初挑戦だったそうですが、絵と声が合わさった所が「自分が喋っているのが違和感」と感じながら、声優の演技というものを感じたそうです。

中山さんは初めてのアフレコはテレビアニメの時に全員が集合して収録をしていたエピソードを披露されていましたが、東さんについては、今回一人でアフレコに臨まれたそうで、中山さんからも一人で収録することに凄いという話をされていました。

東さんも絵と声を合わせる作業は大変と思ったそうですが、セリフの大半が叫んでいるパートが多いと話され、そこに朴さんから「(ここで)叫んでみて?」と言う事で、会場内で東さんが叫びの演技を生で披露されていました。迫力の演技には会場からも大きな拍手が起き、東さんは今回の作品で30回ほど叫びの演技をされたそうですが、その数に朴さんも思わず、驚かれていました。

監督から裏話として「叫びのパターンが欲しかった。」と言う事で、数が多くなったそうです。その話の後に、朴さんから「中山さんもやってみない?」と言う事で、東さんと中山さんの叫び比べが会場内で行われ、会場からも拍手が起きていました。

次に「演じるに当たってどういう感じで意識したか」という話について、田中さんは明羅の役についての話では、田中さんもセリフを考えながら役に感情移入をしていくそうですが、スタジオだと他の役者の演技を聞くと考えていたのとは違った声が出たそうで、藤原道長役の堀内賢雄さんのお陰で演技のプランが変わり、堀内賢雄さんに感謝していると話していました。ちなみに、田中さんは最後にアフレコ収録がされたそうで、全員の演技を聞いて、演技を考えられたそうです。

続いて、中山さんと朴さんは初めて雷吼と星明を演じられたわけですが、改めて演じて発見などはありましたか?という質問については、中山さんは「テレビシリーズに比べて、男らしさが出たのでは?」という話をされ、朴さんは中山さんを見ていて「天然っぽい所が雷吼っぽい」と見ていたそうです。

朴さんは、テレビシリーズは色々苦労したと話していましたが、今回劇場版「薄墨桜」が出来て、『牙狼-紅蓮ノ月-』が補完出来たのでは?と話していました。そして、今回の収録では、中山さんと持ちつ持たれつの感じで、良いコンビだったのでは無いかという話しもされていました。

最後に登壇者全員から作品に対してのコメントがされ、東さんは「人の念や兄弟愛を改めて考える作品で感謝だと思いました。」、田中さんは「違った視点で作品を何度も鑑賞して貰いたい作品です。」、朴さんは「牙狼は『日本の和、平安』がマッチするんだなと思いました。」、中山さんは「僕にとって凄く大好きなGAROという作品が劇場版になったのは、応援して下さったからこそ作れた作品です。」、西村監督は「感無量です。たくさんの方に見て頂きたいと思います。」とコメントされ、初日舞台挨拶が終了しました。


劇場アニメ『薄墨桜-GARO-』大ヒット上映中!
http://garo-usuzumizakura.com

©2018「薄墨桜」雨宮慶太/東北新社