ニュース:声優 ・アーティストとして活躍する「 友希」初となる ソロツアー完走!友希1st live tour『Heart』千穐楽公演ライブレポート到着!最終公演に伊藤千晃(元AAA)がサプライズ出演!年末にライブでのコラボを発表!

冒頭、満を持して友希がステージに登場すると、爽やかなアップテンポチューン『BAND SESSION』でライブの幕を切る。「東京、まだまだいける!?」と会場の観客とアイコンタクトを取りながら、手拍子を促し観客のボルテージを1曲目からどんどん引き上げる友希。そのエネルギッシュな魅力に呼応するように、ライブ開始直後ながら観客たちのボルテージも一気にトップギアへと切り替わり、曲に合わせたハンドクラップも激しさを増していく。

勢いそのままに、19日に配信リリースされた新曲『ファンデーション』へ。ピアノサウンドがスパイスとして効いたポップなロックサウンドに、伸びやかでフェミニンな友希のヴォーカルが心地良く会場中に響き渡る。続けて、少し小悪魔的なサウンドとヴォーカルが印象的な『Daydream Devil』へ。声優でもあり、アーティストでもある友希は、持ち合わせた高い歌唱力・表現力を自在に操り、バンドサウンドの絶妙なグルーヴ感を自在に乗りこなしながら、会場の空気を一瞬にしてその楽曲の世界観へと染め上げる。3曲歌い終えたところで1回目のMCタイムへ。

「東京公演です!先週から大阪、名古屋と突っ走ってきたツアーですが、あっという間にこれで終わりです。スタートがあれば終わりがあるけど、楽しんだもん勝ちだと思うので、皆さん楽しめる準備は良いですか!?」と観客に問いかけると、会場からは大きな拍手が起こる。そしてライブタイトルにもなっている"ハート“という言葉を今回用いた理由として「音楽を通して、ハートとハートで繋がりたい。いっぱい"愛"を届けるつもりで歌うからね」と語り掛けると、4曲目『Moon Power』がスタート。

その後、静かにイントロが流れると「8年前、故郷・岐阜から東京へやってきました。東京で闘ってる私にとって地元岐阜はかけがえのない、大切な存在です。そんな故郷の帰り道に生まれた曲、歌わせてください」と静かに口にして始まったのは『オレンジシャワー』。自分を奮い立たせるような歌詞を、切なさと前向きさが混在したメロディに乗せ歌い上げる。

6曲目は昼の部では「Beautiful sky」、夜の部では「タイムマシン」を歌唱。そしてツアー恒例という、Twitterでファンが送ってくれた歌詞を、ライブ会場で即興で演奏する「ジャムセッション」コーナーへ。今回選ばれたのは「痩せなきゃ、痩せなきゃ。でも誘惑してくるの君たちは。ストレスに負け今日も駆け込んでしまう。ハンバーガーにポテト。チキンにピザとか。せめてサラダ食べればいいのに。今日も誘惑に負ける、美味しいごはん。」という歌詞を、即興で楽曲にするというもの。

間もなく大人でジャジーなサウンドが会場に響き出すと、これに呼応して、友希は硬質でハードな雰囲気のヴォーカルを披露。 こうしてジャジーでR&Bを感じさせる「美味しいごはんの悩み」をテーマとした1曲が即興で生まれた。2曲目は「ロック&ロック。感じてよ、もっともっと」「人生最悪な日はハッピーソングウィズユー」「奏でて、僕たちのテーマソング」「世界は案外悪くなかったりする」などの言葉が並ぶ歌詞。バンドメンバーも困惑する様子を見せるも、疾走感のあるポップサウンドが響き出すと、友希は伸びやかな歌声を響かせ、前向きな応援ソングが誕生した。2曲を終えたところでとても楽しかったと口にし、またこのセッションを行う事を誓う友希。

続けて去年からギターを始めたという友希は、アコースティックギターによる弾き語りソングを披露。 自身の愛犬に向けたという『おてがみ』と、「この曲を書いた時の私は今よりも弱くて、どうか未来の自分が輝いてますようにと願いを込めて作りました。今その自分にはなれてないかもしれないけど、だからこそ私はまだやれるって自分に言い聞かせる事ができる。」というエピソードとともに『Hello My Dream』の2曲を歌唱した。 さらにバラードなどエモーショナルなサウンドをベースとしたロックチューン「ex」「レンズ」「Lost」へと続く。

そして明るいバンドサウンドが響き、ポップチューン『リナリア』がスタートすると、会場のボルテージはクライマックスに向け一気に最高潮へ。 「私はライブの、この瞬間が大大大好き!この後も楽しんで行こう!」とシャウトすると『HEARTFULL』がスタート。 観客も腕を高く上に突き上げ、タオルやペンライトなどを回しながら熱狂的な盛り上がりを見せる。 間を置かず「もっとなりたい自分、叶えたい夢が見えた。もっといい景色を見たいのでついてきてください!」と絞り出すように叫ぶとラストナンバー『No more』へ。

一旦ステージを去るものの、会場からはアンコールを求める大きな拍手が鳴りやまず「アンコール、ありがとう!」と再び友希がステージに登場。アンコールに相応しい明るいポップチューン『カフェラテ』をアンコール1曲目に選曲した。

歌唱を終えると、12月17日、赤レンガホールにて開催される『冬の音楽の祭典 エアトリpresents 毎日がクリスマス2022』の12月17日昼公演に友希として出演し、元AAAの伊藤千晃と一緒にステージに立つことが発表された。 「かねてより愛してやまない」と伊藤のファンである事を明かした友希は、伊藤千晃を「“ちーちゃん”(伊藤千晃の愛称)」と呼び、プロデュースしたグッズや写真集を買ったり、メイクやファッションを真似ていたそうで「人生の指標としていた“ちーちゃん”と2人でやらせていただく事になりました。おめでとう、昔の私!」と嬉しそうに口にした。

すると30日に誕生日を迎える友希のため、バースデーソングが会場に流れ、ケーキを運びながら伊藤千晃がサプライズで登場。これに対し友希は「過去一、嬉しいです!」と驚きと喜びを隠せない様子を見せた。この日のライブを見ていたという伊藤は、友希が所属をしている声優アイドルグループ「i☆Ris」のライブと印象が異なり、「かわいいではなく、今日はかっこいい"わかちー“(友希の愛称)が見られた」とニッコリ。そして30日に誕生日を迎える友希に対して「これからも素敵な女性になってください」とコメントを贈ると、友希も「「ちーちゃんみたいな素敵な女性になります」と笑顔で間を置かずに切り返した

その後「初めてツアーができたことは人生にとって宝物になった。昔からシンガーソングライターという夢だけは諦めきれなかった。一度諦めようとも思ったけど、煮え切らない気持ちもあって、このままでは死ねないという想いから、今ツアーを回って、みんなと音楽の楽しさ、素晴らしさを分かち合えている。今に本当に感謝をしているし、今こうやってみんながいる事は本当に有難い事。私の違う面を受け止めてくれて、足を運んでくれたことに感謝しかないです」と感謝の気持ちを真摯な様子で口にした。

続けて「この活動は(i☆Risとは)全く別軸として、デビューして間もない新人として、辛い事もいっぱいあると思うけど、いろんな初めてを経験しながら、悔いが無いように生きていきたいと思います。」と今後への展望を力強く表明した。「最後は笑って終わりたい。友希として、もっともっと上を目指して戦っていきますのでこれからも応援よろしくお願いします」と決意表明をして アンコールラストナンバー「アカリ」へ。

何度も感謝の言葉を口にしながら、最後はマイクを外して「本当にありがとうございました!」と叫ぶと、会場からは割れんばかりの大きな拍手が響き続け、ライブは大盛況のうちに幕を閉じた。


<ライブ前の囲み取材について>
2部のライブ開始前、記者による囲み取材に登場した友希。 今回のライブについて聞かれると「自身1人でライブをする事をはじめ、全てが初めてのことばかりだったが、どの会場も距離が近く、観客と一体感を作る事ができるツアーだった。ツアーコンセプトを『みんなでハートとハートを繋げて音楽の楽しさを感じたい』をテーマとしていたが、ライブで歌っている時に観客と繋がれた感じをヒシヒシと感じる事ができ、楽しかった」と笑顔で語った。 また今年の振り返りと今後の抱負について聞かれると「去年の今頃にシンガーソングライターとしてリリースをしてから10か月、常にシンガーソングライターとして前を向いてやっている気持ちを持ち続けている。今後もこの勢いを止めず、引き続き応援して頂けたら嬉しいと思う。」と力強く抱負を語った。


<SET LIST>
M0 BAND SESSION
M1 YOLO!
M2 ファンデーション
M3 Daydream Devil -MC-
M4 Moon Power
M5 オレンジシャワー
M6 Beautiful sky (昼) / タイムマシン (夜) -ジャムコーナー-
M7 おてがみ
M8 Hello My Dream
M9 ex
M10 レンズ
M11 Lost
M12 リナリア
M13 HEARTFULL
M14 No more
ENCORE
EN1 カフェラテ
-MC- ※サプライズで伊藤千晃登場
EN2 アカリ


i☆Ris ベストアルバム『10th Anniversary Best Album Best i☆Rist』
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