レポート:内田「仕事は一つ一つが大事で手を抜けないな」東京国際映画祭2023「駒田蒸留所へようこそ」舞台挨拶レポート

2023年10月28日、東京・有楽町にある角川シネマ有楽町において、東京国際映画祭2023「駒場蒸留所へようこそ」舞台挨拶が行われました。今回の舞台挨拶では、駒田琉生役の早見沙織さん、高橋光太郎役の小野賢章さん、河端朋子役の内田真礼さん、吉原正行監督が登壇されました。今回は上映前なので、ネタバレなしで行われました。

作品については、監督からは、「若者の群像劇を描く際に、成果物になるのに時間がかかるウイスキーを描きたい」と思われたそうです。

印象に残ったシーンは、早見さんの演じる駒田琉生は「父親を継いで蒸留所の経営に携わり、家族の絆を表すような幻のウイスキーを作るにあたって様々な話がある」と話されていました。

小野さん演じる高橋光太郎は「駒田琉生と正反対で、何となく生きてきて、仕事も転々としていて力が入ってないが、その人物を表すシーンがあり、居酒屋で話しているシーンが表しているな」と思われたそうです。居酒屋で話している所とかは、共感して貰えるシーンではないかと話していました。

内田さんは河端朋子のシーンだと、「喜怒哀楽がクッキリハッキリしていて、怒っているシーンがあるのですが、人を大事に思ってなかったら出来ないなと言うことで、琉生との友情のシーンが好き」だと話していました。

また、監督からは、ウイスキーの仕込みになぞらえて、実際の会社での人材育成についての難しさを話されていました。

仕事像については、早見さんも「すぐに出来ず、作ったものも忘れたころにやってくることや、予期せぬトラブルがあって、落ち込むことがあるが、今やっていることは何年後かの種まき」と感じられたそうです。

小野さんについては、「30代になり、責任感を感じられるようになったそうです。また、知らなかったから起こるミスをあげ、無知のまま行くと大変な目に合うのを経験し、軌道修正」をされているそうでした。

内田さんは「仕事は一つ一つが大事で手を抜けないな」と思われたそうです。

最後に一言メッセージでは、早見さんは「思わず、皆さんと客席で見たいと思いました。」、小野さんは「テーマが仕事、蒸留所の復活と言うことで、この作品を見て、仕事を頑張ろうという作品になっています。」、内田さんは「見終わった後に爽やかで清々しい作品だと思います。」とコメントされ、舞台挨拶が終了しました。


『駒田蒸留所へようこそ』
11月10日(金)ロードショー!

(C) 2023 KOMA復活を願う会/DMM.com