レポート:新木「目がいくつあっても足りない」舞台「モノノ怪~座敷童子~」ゲネプロレポート

3月21日より24日まで、東京・後楽園IMM THEATER、3月29日から31日まで大阪・大阪城 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、4月4日から7日まで、東京・後楽園IMM THEATERにおいて、舞台「モノノ怪~座敷童子~」が上演されます。

今回は上演を前に、新木宏典さん(薬売り役)、岡田夢以さん(志乃役) 、西銘駿さん(徳次役) 、大平峻也さん(少年徳次役)、ヨリコ ジュンさん(演出・映像)、中村健治さん(原作アニメ監督)さんがインタビューに応じて頂けました。


Q.舞台「モノノ怪~座敷童子~」の意気込みについて

新木さん:
この後、ゲネプロをやって、ようやく初日を迎えることができます。今回は旅公演という事で、前回はまだ東京公演のみの公演でしたが、今回は大阪に行けるという事で、よりたくさんの人に舞台「モノノ怪」を見せられるように精一杯務めて参ります。

岡田さん:
第二弾という事で、色んなドキドキがあるのですが、舞台「モノノ怪」の世界観と志乃のキャラクターを大事に全19公演駆け抜けていけたらと思います。

西銘さん:
モノノ怪の世界観をじっくり味わって貰えるよう頑張っていきたいと思います。

大平さん:
今回、少年徳次はそもそも原作にないのですが、抽象的なものを少しだけ具体的に書いて頂いたので、楽しんで貰えたらなと思いますので、やる側もしっかり果たしていきたいと思います。よろしくお願いします。


Q.アニメーション版と違う舞台版の強みは?
新木さん:
アニメーションだとカット割りがあるので、フューチャーしたいキャラクターを一点に絞ってさらに表情であったり、心情であったり、汲み取りやすいようにアップになるのですが、舞台だとそれが効かない。それなので、その空間にいる全てキャストが心を繋いで全ての出来事について反応している姿は、アニメーションでは絶対に見れない部分だと思います。それなので、薬売りがどう感じているかを感じられるかという演出になっているし、薬売りが何かを話している時にリアクションを取っているキャラクター以外のその言葉を聞いている他のキャラクター達のリアクションが見られるのが舞台ならではであって、目がいくつあっても足りないのが、要因かなと思いますこれが演劇の魅力の一つだと思います。

岡田さん:
舞台は客席があるので、客席によってみる風景も違いますし、距離感も違います。舞台「モノノ怪」は第一弾も第二弾も客席を使うので、会場全体が作品のフィールドというのがやっぱり舞台の強みだなと思います。あと各公演の生だからこそ起きる言葉のキャッチボールがちょっとずつゼロ点何コンマが違う日もあるので、その日の生ならではのヒリヒリ感というか。アニメーションだと仕上げられたものが放映されると思うので、だからこそ感じられるキャスト達の良いい意味での緊張感を一緒に感じられるのが舞台の強みだなと思います。


<ゲネプロレポート>
物語の内容については、公演期間中なので省き、演出面についての話をさせて頂きますが、前回は劇場の機能を活かして、270°の映像演出でしたが、今回は舞台は正面だけなので、前のみ(縦横各90°)ではありますが、客席演出が所々にあり、首が360°回ります。前方だと、横360°と舞台の下から上までの縦90°も加わると思います。後方の方が全体を俯瞰して見られるので、前方と後方で見比べると面白いと思います。とにかく、目が忙しいです。

なぜなら、物語の展開について、舞台の至る所で行われているので、大きなステージの上で、例として、ステージA、ステージB、ステージCと小さなステージで芝居があるので、やっぱり目が忙しいです。それ以外でも、会場に入った時は、シンプルな舞台だなという印象を受けますが、公演が始まって、終わりまで見ると、今まで見たことが無いと思うくらい、動きのあるセットだったと思います。通路側については、ぶつかる(衣装)くらい距離が近いので、通路側は気を付けてください。

物語としては、かなりオブラートに絡めて鈍い人には何の話?という感じかもしれませんが、「昔なら、こういうことがあったんだろうな…。」と思わされます。物語という前提であったとしても、今の時代だと難しいかもしれないので、表現的にはこれが限界なのでは?と思わせる内容でした。

今回のステージは原作では薬売りの出番が少ないという事で、新木さんの出番が少ないかと言われると、演目中50%以上はいたと思います。その理由を知りたい方は、是非舞台に足を運んで貰えればと思います。見ると、「そういう事か!」という気持ちになると思います。普段見られない一面が見られるかもしれません。これは新木さんファンは喜ぶかもしれませんが、新木さんも大変かもしれないと思うと思います。

劇場の環境についてですが、吉本興業が作った劇場という事もあり、お笑いは男性より女性ファンが多いという事で、女性トイレはそれなりに充実していると思います。空調が若干寒いので、薄手の羽織物があると便利だと思います。(着てきたコートを着たまま見るでも良いと思います。)

冷えるので、公演前にトイレに行くことをお勧めします。開始30分から60分くらいはトイレに行けると思いますが、それ以外は客席ステージで演技をするので、避けた方が良いと思います。

公演時間は約83分休憩なしです。


<舞台『モノノ怪~座敷童子~』公演概要>
タイトル:舞台『モノノ怪~座敷童子~』
原作:モノノ怪「座敷童子」
脚本:高橋 郁子
演出・映像:ヨリコ ジュン
公演日程:
東京:2024年3月21日(木)~24日(日)
大阪:2024年3月29日(金)~31日(日)
東京凱旋:2024年4月4日(木)~7日(日)
会場:
東京・東京凱旋:IMM THEATER
https://imm.theater/
〒112-0004  東京都文京区後楽1-3-53
大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
https://cjpo.jp/
〒545-0002 大阪府大阪市中央区大阪城3-6
チケット販売:
チケット一般発売中!(先着)
※詳細は申し込み画面にてご確認ください。
※申し込みサイトに記載してあります注意事項をよくお読みの上お申し込みください。
チケット料金:
全席指定(特典付き)13,000円(税込)
全席指定(特典なし)11,000円(税込)
チケットに関するお問合わせ:
公演事務局 0570-200-114(11:00~18:00※日・祝休業)
主催:
舞台『モノノ怪~座敷童子~』製作委員会
制作:
Office ENDLESS
公演に関するお問合せ:
info@officeendless.com(平日10:00~17:00)
公式HP:
https://officeendless.com/sp/mononoke_stage

公式X:
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