ニュース:2月13日発売「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」Blu-ray&DVDに収録!アニメヒロアカを創るクリエイターたちのインタビューの一部を特別公開!三間音響監督が行った緑谷出久役の山下大輝さんを伸ばした方法とは?

劇場版ヒロアカBlu-ray&DVDプルスウルトラ版に封入される特典ブックレットに掲載のインタビューの中から、劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)~』を作り上げたメインクリエイターたちのスペシャルインタビューが一部公開となった!!

長崎健司監督と脚本:黒田洋介さんの対談、堀越耕平先生の描くキャラクターをアニメに落とし込んできたキャラクターデザイン:馬越嘉彦さんのインタビュー、そして、音響監督としてアニメヒロアカの音楽やキャスト陣と向かい合ってきた三間雅文さんのインタビューの3本。

アニメ1期から携わり続けてきた4人だけに、作品への愛や高いプロ意識が感じられる、アニメファン必見のインタビューとなっている。

長崎監督と黒田洋介さんの対談では、二人の劇場版の思い入れがあるシーンの話に。「やはりデクとオールマイトが共闘するシーン」と語る長崎監督に対し、黒田さんはデクとオールマイトが目と目だけで会話するシーンをピックアップ。

「デクが危険を顧みずに皆を助けるために「行きます」と目で伝えて、そんなデクにオールマイトが「そりゃ、行くか……」となる(笑)。めちゃくちゃな師弟関係ですが、あの会話は書いていてすごく楽しかったです。」と作品へ愛とこだわりを覗かせた。

馬越嘉彦さんのインタビューでは、堀越耕平先生のキャラクターをアニメに落とし込む際に注意していることを聞かれると、「堀越先生のコマの絵、そしてキャラクターたちの表情をなるべく原作のままフィルムに落とし込みたいというのが、最初からずっと念頭にあることです。」と原作の魅力を損なわずアニメにしたいという思いを語った。

三間雅文音響監督からは、主人公・緑谷出久役の山下大輝さんの話が。アニメ初期、山下さんの個性を探るため、あえて厳しく追い詰めたという三間音響監督。しかし、山下さんはそのやり方に食らいついてきたといいます。「絶対に折れない。しかも常に前向きでネガティブにならないんですよ。すごく素敵な役者さんだと思いました」と山下さんへの高い信頼を覗かせた。

このインタビューの完全版は、2月13日(水)発売『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)~』Blu-ray&DVDのプルスウルトラ版に封入されている、44pスペシャルブックレットにて読むことができる。さらにスペシャルブックレットには、劇場版ヒロアカの原画や、原作者:堀越耕平先生のインタビューも収録(「T.」再掲)!!迫る発売が待ちきれない。劇場版『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)~』Blu-ray&DVDは2月13日(水)発売。


<監督:長崎健司さん × 脚本:黒田洋介さん 対談>
――劇場版本編の中で、特に思い入れのあるシーンをお聞かせください。
長崎:たくさんありますが、やはりデクとオールマイトが共闘するシーンは思い入れが強いです。特にデヴィットがデクにオールマイトの面影を見るシーンがあるんですけど、そこは今回のテーマを象徴するような場面だと思うので、絵としてもとても印象に残っています。

黒田:僕は自分が書いていた時も、完成版を観ていた時も、捕まったオールマイトがデクと目と目で会話する場面が印象的でした。オールマイトが「やめろ」と言っているのに、デクは「行きます」と伝えて、そんなデクにオールマイトが「そりゃ、行くか……」となる(笑)。めちゃくちゃな師弟関係ですが、あの会話は書いていてすごく楽しかったです。あと、峰田のシーンはどれも書いていて楽しかったです。

長崎:峰田がいると、ちょっとホッとする場面とかクスッとできる場面が作れるんです。彼がいてくれたおかげで、すごく助かった部分があります。峰田と上鳴は楽しいですよね。

黒田:今回は飯田がきちんとリーダーシップを取らないといけなかったので、あまりできなかったんですけど、違う機会があれば飯田の勘違い暴走みたいなものも書ければいいなと思います。

長崎:それでも結局、全員活躍の場を作ってもらえていたと思います。耳郎とかも見せ場がありましたから。

黒田:あのビルの中にいるとどうしても索敵の能力を持った人が必要なんですよね。そうやって“個性”に応じた活躍の仕方を考えていった結果です。ただ、常闇は使い勝手が良すぎるので、今回はちょっと休んでいてもらいました(笑)。常闇が活躍するんだったら、そのためのフィールドを逆に作らないといけないなと思いました。

長崎:まあ、原作でも「ヒーローは適材適所」と言ってますから、得意なところもあれば苦手なところもあるということで。今回はみんなでチームとして行動していき、最後には仲間たちの声援を受けながら、オールマイトとデクが活躍するという話なので、そういう意味でチーム感を出していくためには、今回選んだのがベストメンバーだったと思います。耳郎も可愛かったしね。

黒田:誰かスタッフにファンがいるんじゃないかと思うくらい、活躍していましたからね。すいません。実は、お話運びの上での必然でした(笑)。

ながさき・けんじ/1979年2月12日生まれ。大阪府出身。制作進行、演出を経た後、『機動戦士ガンダム00』(07年)に演出、絵コンテ、助監督として参加したことで注目される。11年に『No.6』で監督デビュー後は、演出、絵コンテとして活躍するかたわら、コンスタントに監督作品を発表。その他の監督作品は『ガンダムビルドファイターズ』(13年)、『Classroom☆Crisis』(15年)など。また、本作が劇場版アニメ監督デビュー作となる。

くろだ・ようすけ/1968年3月29日生まれ。三重県出身。大学卒業後、雑誌編集者やゲームのシナリオライターを経て、スタジオオルフェ結成に参加。以後、数多くのアニメの脚本を手がける。主な参加作品に『魔法少女プリティサミー』(96年)、『トライガン』(98年)、『無限のリヴァイアス』
(99~00年)、『おおきく振りかぶって』(07年)、「機動戦士ガンダム00』(07年)、『ガンダムビルドファイターズ』シリーズ(13~14年)などがある。


<キャラクターデザイン:馬越嘉彦さんインタビュー>
――劇場版では若い頃のオールマイトが描かれることになりましたが、若い頃のオールマイトと聞いて、どんなキャラクターをイメージされましたか?
今回のお話が大体固まったのと、堀越先生が描かれた若い頃のオールマイトのラフデザインを僕が見たのが、ほぼ同時くらいだったと思います。堀越先生のラフデザインを見た時、若い頃のオールマイトの顔にはアメコミのようなブラック(影を表現した黒い部分)がないことが印象的でした。

アメリカで修行を積んでいく間に、あのブラックが刻まれていったのかなと思いました。若い頃にそれがないのは、すごく興味深かったですね。オールマイトのとても特徴的な部分で、ほかのキャラクターとの差がわかりやすく出せるところなので。今のオールマイトは目の周りもブラックなので、目がはっきりと描かれていませんが、若い頃は目も普通に描いてあるんだなと思いました。

――堀越先生のキャラクターをアニメに落とし込む時、注意されていることはありますか?
堀越先生のコマの絵、そしてキャラクターたちの表情をなるべく原作のままフィルムに落とし込みたいというのが、最初からずっと念頭にあることです。その上で、アニメーションになった時には、色が付いて背景が入り、声や音楽も乗っていくので、自分が担当しているところ以外でアニメ独自の世界ができていると思います。

その結果、アニメならではの魅力が十分表現できているのではないでしょうか。そういう意味では、劇場版には原作がないので、別の持ち味が出やすいものではあるんですが、それはそれでテレビシリーズとはまた違った見せ方にもなっていたので、面白かったと思います。

――キャラクターを描かれる時は、どのパーツから描きはじめますか?
描く順番はあまり意識したことがないんですが、基本的には目ですね。あとはやっぱり髪型とか、そのキャラクターのシルエットを作る部分を気にしつつ、全身のバランスを取りながら描いていきます。

例えば、オールマイトなら頭の角のようなシルエットですぐにオールマイトだとわかりますよね。すごくよくできたキャラクターだと思います。そうしたはっきりした特徴がないキャラクターでも、何かしらポイントを探して描いていきます。

うまこし・よしひこ/1968年7月30日生まれ。愛媛県出身。様々な作品で原画や動画を担当後、94年、OVA『グラップラー刃牙』で初めてキャラクターデザインを務める。以後、数多くの作品でキャラクターデザインや作画監督を担当。主な参加作品に『おジャ魔女どれみ』シリーズ(99〜03年)、『ジパング』(04〜05年)、『蟲師』シリーズ(05〜14年)、『ハートキャッチプリキュア!』(10〜11年)、『聖闘士星矢Ω」(12年)などがある。


<音響監督:三間雅文さんインタビュー>
――主役を務めている山下大輝さんの“個性”はどんなところに感じますか?
それを探るために第1話の収録から、かなり追い詰めたんですよ(笑)。一度すべてを脱がしてやろうと思い、「ダメだ」と言うんだけど何がダメかは教えずにいました。まずは自分で考えてやってもらいたかったので。

アメとムチでいえば、ムチしかあげなかったですよ。第1期の13話くらいまでは。だから山下さんは絶対に私の事を嫌いになっているなと思っていました。でも、そのやり方に彼はしっかり食い付いてきたんですよね。それこそが彼の“個性”だと思います。絶対に折れない。しかも常に前向きでネガティブにならないんですよ。すごく素敵な役者だと思いました。

――ゲスト声優として参加された志田未来さんと生瀬勝久さんとのお仕事はいかがでしたか?
お二人ともとてもやりやすかったです。こちらが投げたボールをきちんと拾ってくれる方たちだし、それをどこへ投げ返せばいいのか、聞いてくれる方たちだったので。「アニメのやり方はわからないから」という妥協が、まったくないお二人だったので、すごくよかったです。

しかも、こちらから言われた通りやるのではなく、それをご自分たちで咀嚼して表現してくださるんですよ。自分たちで考えてああやろうとか、こうやろうとか。だから比較的時間はかかったんですが、とても有意義な時間でした。

最初、アメリカ風な明るい娘を志田未来さんが演じると聞いて、少しイメージと違うかもと思っていたんです。でも、役に入ったらパンと華が咲いたんで「これはすごい」と思いました。じゃあ、揺さぶってみようと思っていろいろなボールを投げると、必死になって拾ってくるので、最後は惚れちゃいました。

それに、もともと僕は舞台が好きで、生瀬さんの舞台も何度も見たことがあるんですよ。だから初めてお仕事するのに以前から知っているような気がして、とても話しやすかったです。

生瀬さんもきちんとこちらがほしいことを探ってくださる方で、ストレートにこういうものがほしいとは言わなくても、「じゃあこういうのはどうですか?」、「こういう場合ならこれはどうでしょう?」とこっちに寄せていってくださって、お二人とご一緒できてすごくよかったです。

みま・まさふみ/1962年5月20日生まれ。東京都出身。有限会社テクノサウンド代表。88年、OVA『炎のティーチャー・マドンナ』で音響監督デビュー。89年、『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』でテレビシリーズ音響監督デビュー。主な参加作品に『ポケットモンスター』シリーズ(97年~)、『鋼の錬金術師』シリーズ(03年~10年)、『進撃の巨人』シリーズ(13年~)、『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』(18年~)などがある。


<『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)~』Blu-ray&DVD>
2月13日(水)発売‼
豪華特典満載【プルスウルトラ版】と【通常版】の二種同時発売!

プルスウルトラ版:
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ Blu-ray プルスウルトラ版
品番:TBR29025D
価格:7,800円+税

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ DVD プルスウルトラ版
品番:TDV29026D
価格:6,800円+税

本編DISC:
・本編
・映像特典(特報/予告/TVスポット)

特典DISC:
・「ALL MIGHT:RISING(オールマイト:ライジング)」THE ANIMATION
・エンドロール・BBQシーン新録ピクチャードラマ
・ロサンゼルス AnimeExpoワールドプレミア(出演:山下大輝、志田未来、生瀬勝久、ジャスティン・ブライナー、コリーン・クリンケンビアード)
・完成披露試写会 舞台挨拶(出演:山下大輝、三宅健太、志田未来、生瀬勝久、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴)
・公開記念舞台挨拶(出演:山下大輝、三宅健太、志田未来、生瀬勝久、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴)
・特別番組『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』公開記念スペシャル(出演:千鳥)

封入特典:
●2019年夏イベント(仮題)チケット優先販売申込み券
【日時】:2019年7月7日(日)
【会場】パシフィコ横浜国立大ホール
【出演】山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、広橋涼、畠中祐、諏訪部順一、新垣樽助、上村祐翔、安野希世乃 ※イベント内容・出演者などは予告なく変更になる場合があります。
●ブックレット:貴重な原画や、スタッフインタビュー、原作者・堀越耕平先生のインタビュー(雑誌「T.」再掲)等を収録!
●ポストカード:入場者プレゼントVol.Origin表紙絵柄!


通常版:
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ Blu-ray通常版
品番:TBR29027D
価格:4,800円+税

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ DVD通常版
品番:TDV29028D
価格:3,800円+税

本編DISC:
・本編
・映像特典(特報/予告/TVスポット)

店舗別特典も超豪華!詳細は映画公式サイトをチェック!!
http://heroaca-movie.com/bddvd/


<『僕のヒーローアカデミア』TVアニメ第4期>
2019年10月放送スタート!読売テレビ・日本テレビ系にて

<イントロダクション>
コミックスのシリーズ累計発行部数は2000万部を突破!週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』。舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指し、雄英校に通う高校生・緑谷出久とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく。そんな本作は「友情・努力・勝利」の系譜を継ぐ、“新世代”ジャンプ王道の筆頭!そんなTVアニメ“ヒロアカ”の第4期シリーズが2019年10月より読売テレビ・日本テレビ系で放送スタート決定!

超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、笑顔で人々を救ける最高のヒーローになることを目指して、クラスメイトたちと試練の毎日を過ごしていた。

林間合宿での敵<ヴィラン>連合による襲撃事件をきっかけに、オールマイトは宿敵オール・フォー・ワンと激突。オール・フォー・ワンを倒すものの、オールマイトは力を使い果たし、プロヒーローを引退。デクはオールマイトの意志を継ぎ、最高のヒーローになることを改めて決意する。新たな必殺技を修得したデクは、難関の「プロヒーロー仮免許取得試験」に挑戦。全国から集まったライバルたちに立ち向かい、見事試験に合格!“最高のヒーロー”にまた一歩近づいた。

そして、次なるステージは、プロヒーローの下での「インターン活動」。そこでデクは、新たな“脅威”と、新たな“使命”に出会うことになる―!


アニメ公式サイト:
http://heroaca.com/

アニメ公式twitter:
http://twitter.com/heroaca_anime

アニメ公式Instagram:
http://instagram.com/heroaca_insta

番組公式ホームページ:
http://www.ytv.co.jp/heroaca/

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会