公式レポート:TVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」AnimeJapan 2021 GREEN STAGE 最終日最終ステージでの放送直前イベントレポート!驚愕のリベンジ最終回に向けてフランシュシュ声優陣が一致団結!

本日開催となったAnimeJapan 2021のメインステージ「繋(Connect)GREEN STAG」最終日の最終ステージにてオリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」(以下:第2期)の放送直前イベントを実施。作品内にてフランシュシュを演じる6人のキャストが出演し放送を前に「驚愕のリベンジ最終話」に向けて一致団結しました。

TVアニメ「ゾンビランドサガ」は、謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた、7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として、佐賀県を救うために奮闘する新感覚ゾンビアイドル系アニメ。

2018年10月~12月に放送され大きな反響を呼び、アニメ総選挙2018年間大賞やTAAF2019アニメアワード作品賞TVアニメ部門グランプリなど数々の賞を受賞。舞台となっている佐賀県にはファンが大挙して訪れ、ハリウッド映画『ゾンビランド:ダブルタップ』や「日清カレーメシ」「でんぱ組.inc」とのコラボなどでも話題を呼びました。4月8日(木)から続篇となるTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」の放送が決定しています。

本日開催となったAnimeJapan 2021のメインステージ「繋(Connect)GREEN STAG」にて、4月8日(木)からの放送を控えるTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」から、フランシュシュを演じる本渡楓(源さくら役) 、田野アサミ(二階堂サキ役) 、種田梨沙(水野愛役)、河瀬茉希(紺野純子役)、衣川里佳(ゆうぎり役)、田中美海(星川リリィ役)が出演し放送直前イベントを開催しました。

イベント名を「ゾンビランドサガ リベンジ~リベンジ先生!絶対やってやるーーーー!~」と題し、田野、田中、種田の3名が過去の失敗、挫折とそれをいかにリベンジ(克服、乗り越え)したかを語り、リベンジ最終回に待ち受ける驚愕な運命に立ち向かうために、キャスト陣が心を一つにする企画を行いました。

1人目のリベンジ先生は田野アサミ。元ヤンではない田野が、本作にて二階堂サキの役作りに苦労した話を語り、とにかく自分がヤンキーだと思い込むようにした『経験がない事でもとにかくイメージする』というリベンジ方法を語り『4月8日の放送に向けてまだ何が起こるかわからない、これから私たちはリベンジするかわからなくても「挑んでるんだ」と思えるようになります。とにかくリベンジ最終話まで見てほしいです。一緒にリベンジ最終話まで駆け抜けましょう』と締めました。

続く田中は高校時代「声優になる」という夢を学校の先生に否定され、その反骨精神で夢を実現した「自分の直感を信じて、常に当たって砕けろ精神!」というエピソードを披露。『これから私たちはリベンジに挑みますが、それは怖い事かもしれません。逃げたい事かもしれません。でも、諦めない心って今後生きていく上でも絶対に大切なことだと思うんです。皆で一丸となってリベンジに向けてネバーギブアップしましょう!視聴者の皆さん最終話で何が起こるのか見届けてください。』と意気込みました。

最後に種田は、プレッシャーや病気が原因で落ち込んでしまうことを語り、克服方法として「どんな時も、楽しい気持ちで仲間と一緒に立ち向かう」と話し『ゾンビランドサガ リベンジも熱い作品です。一緒に最終回を見届けていってください。』締めましたました。

TVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」は4月8日(木)からTOKYO MX、ATーXほかにて放送となります。どのような最終回を迎えるのかご期待下さい。

いよいよ放送を目前に控える本作に引き続きご注目ください。


日時:
2021年3月28日(日)16:30~17:05

ステージ:
繋(Connect)GREEN STAGE

出演者:
フランシュシュ(本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海)

MC:
天津向


<TVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」放送概要>
・スタッフ
原作:広報広聴課ゾンビ係
監督:境宗久
シリーズ構成:村越繋
キャラクターデザイン:深川可純
総作画監督:崔ふみひで 桑原幹根
美術監督:大西達朗
色彩設計:佐々木梓
3DCGディレクター:黒岩あい
撮影監督:三舟桃子
編集:後藤正浩
音楽:高梨康治・Funta7
主題歌・挿入歌:SCOOP MUSIC
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:境宗久
音響制作:dugout
制作:MAPPA

・キャスト
巽幸太郎:宮野真守
源さくら:本渡楓
二階堂サキ:田野アサミ
水野愛:種田梨沙
紺野純子:河瀬茉希
ゆうぎり:衣川里佳
星川リリィ:田中美海
山田たえ:三石琴乃
警察官A:吉野裕行
ロメロ:高戸靖広

・放送
TOKYO MX:4月8日 毎週木曜24:00~
サンテレビ:4月8日 毎週木曜24:30~
TVQ九州放送:4月9日 毎週金曜25:58~
サガテレビ:4月9日 毎週金曜24:55~
BS11:4月8日 毎週木曜24:30~
AT-X:4月8日 毎週木曜23:30~
※リピート放送:毎週月曜11:30~/毎週水曜17:30~

・配信
Amazon Prime Video:4月8日 毎週木曜23:15~
ABEMA:4月8日 毎週木曜23:30~



https://youtu.be/ZzLZetJVrl4


・ストーリー
ある日の朝、源さくらは不慮の事故で息絶えてしまう。
10年後――
とある洋館で目覚めたさくらは、謎のアイドルプロデューサー・巽幸太郎に「伝説の少女たちと共にアイドルになって佐賀を救うんだ」と告げられる。
アイドルグループ「フランシュシュ」として、7人の少女たちは存在が風前の灯火と化した佐賀県を救うべく、活動を開始した。
年齢、時代の違いで起こるトラブルを乗り越えて、ゾンビという不死身の身体でアイドルの常識を覆していく。
そして、平成最後の冬に唐津市ふるさと会館アルピノで初の単独ライブを成功させ、
伝説への一歩を踏み出した。
そして、この令和の時代。
希望に満ち溢れ、輝く未来に向かうフランシュシュの新たな物語の幕が上がる。


公式サイト:
https://zombielandsaga.com

Twitter:
https://twitter.com/zombielandsaga

©ゾンビランドサガ製作委員会 ©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会

公式レポート:TVアニメ「おそ松さん」第3期最終回直前記念ステージ!櫻井孝宏「おそ松らしさがにじむ最終回に」

本日、3月28日(日)に開催された「AnimeJapan 2021」エイベックス・ピクチャーズブースステージにて、TVアニメ「おそ松さん」第3期ステージイベントを実施致しました。

ステージには、第3期の新衣装である、それぞれのカラーのスタジャンを着用して、おそ松役の櫻井孝宏さん、チョロ松役の神谷浩史さんが登壇。いよいよ明日、29日(月)深夜1時35分より放送となる「おそ松さん」第3期最終回に向けたスペシャルトークを繰り広げました。

2020年10月から放送スタートとなったTVアニメ「おそ松さん」第3期も、明日25話で最終回を迎えます。司会を務めた大橋隆昌さんから、「第3期も色々ありましたね」と投げかけられると、櫻井さん、神谷さんも感慨深げに頷いていました。まず語られたのは、これまでを振り返ってみて一番印象的だったエピソード。

櫻井さんがぜひ見てほしいと選んだエピソードは、第17話「芋煮」。みんなで芋煮を作ろうという話だったはずが最後はみんな芋になってしまうという最後に「おそ松らしさを感じて好き」という櫻井さんに「あんな怖い話はない」とすかさず神谷さんがツッコんでいました。

また、神谷さんが選んだのは第15話「おじさん」。櫻井さんが演じるおそ松おじさんの痛々しさと、子供に扮した5つ子たちの演技がよかったという神谷さん。櫻井さんから「現場にいたチームみんなの珠玉の一編です」と言わしめるほどの1作となったようです。

続いてのコーナーは「おそ松事件簿」。「おそ松さん」の真骨頂といえばギャグコメディですが、第3期はおそ松やチョロ松にこれまでにない展開が訪れたエピソードもありました。本日28日(日)朝10時より公式Twitterにて「#おそ松事件簿」として視聴者が「これは事件だ!」と気になったエピソードを募集。

視聴者からは第18話「やめておけ」や、第15話「おじさん」、第23話「友」などが選出され、特に第2クールでこれまで以上にイジられたチョロ松の話で盛り上がりました。ちなみにお二人ご自身に最近起こった事件は?という質問には、神谷さんはコロナ禍のため人数を絞ってアフレコをしたこと、櫻井さんは低い段差につまずいて、死にかけたというエピソードを披露しました。

続いて、櫻井さんと神谷さんにそれぞれご自身のキャラを描いていただく「お絵描き選手権」を開催。1分という制限時間の中で櫻井さんは「F6おそ松」、神谷さんはチョロ松を描き、そのイラストを披露したところ、視聴者から「上手すぎる!」と称賛の声がたくさん寄せられました。さらに、こちらのイラストは、お二人の直筆サイン入りで、おそ松さんファンクラブ会員の方に抽選でプレゼントされることも発表されました。

最後には、第1期、第2期、劇場版などこれまでの「おそ松さん」を振り返ってから、明日の最終回についてトーク。公式Twitterで実施していた「第3期最終回大予測キャンペーン」に触れながら、ご自身や視聴者の予測で盛り上がりました。キャスト陣も視聴者も「爆発して死ぬ」というオチが多かった最終回予測。果たして、どんな内容になるのか、ぜひ29日(月)深夜1時35分より放送となる「おそ松さん」第3期最終回を見て答え合わせをして下さい。


<STAFF>
原作:『おそ松くん』 赤塚不二夫/「週刊少年サンデー」(1962年~1969年)他で連載
監督:藤田陽一
シリーズ構成:松原秀
キャラクターデザイン:安彦英二
アニメーション制作:studioぴえろ

<CAST>
【おそ松】櫻井孝宏
【カラ松】中村悠一
【チョロ松】神谷浩史
【一松】福山潤
【十四松】小野大輔
【トド松】入野自由
【トト子】遠藤綾
【イヤミ】鈴村健一
【チビ太】國立幸
【デカパン】上田燿司
【ダヨーン】飛田展男
【ハタ坊】斎藤桃子
ほか


公式HP:
https://osomatsusan.com

公式Twitter:
https://twitter.com/osomatsu_PR

C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

ニュース:TVアニメ『呪術廻戦』本日放送の最終回に向けて榎木淳弥(虎杖悠仁役)、内田雄馬(伏黒恵役)、瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役) オフィシャルインタビュー到着!~TVアニメシリーズの振り返り&最終回の見どころを語る~

「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中、シリーズ累計発行部数3,600万部を突破している大人気コミック『呪術廻戦』(芥見下々・著)のTVアニメが、毎週金曜日深夜1時25分よりMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送中!

本日3月26日(金)より、いよいよTVアニメ『呪術廻戦』の最終回「共犯」が放送となる。最終回の放送に向けて、呪術高専1年生のメンバーを演じる、榎木淳弥さん(虎杖悠仁役)、内田雄馬さん(伏黒恵役)、瀬戸麻沙美さん(釘崎野薔薇役)ら3名のキャスト陣によるオフィシャルインタビューが到着!TVアニメシリーズを振り返り、印象的だったシーンや、最終回の見どころなどをたっぷりと語って頂いた!


<最終話に向けて!榎木淳弥【虎杖悠仁役】内田雄馬【伏黒 恵役】瀬戸麻沙美【釘崎野薔薇役】オフィシャルインタビュー到着!>


【振り返る、熱かったシーン】
ーーTVアニメ『呪術廻戦』の終盤までを振り返って、特に印象に残っていることは?

榎木淳弥さん(以下、榎木):
僕は1クール目終盤の真人戦です。容赦ない展開で、メンタル的にも肉体的にも打ちのめされることが多かったので。でも、真人のキャラは好きです。“純粋悪”という感じで、向こうは向こうの都合で、蹴散らすような感覚で襲いかかってくる。だから、こちらはこちらで、同じような気持ちで闘っていました。

内田雄馬さん(以下、内田):
あの闘いは、純粋に相手を「殺す」ことに集中していましたよね。

瀬戸麻沙美さん(以下、瀬戸):
実際、虎杖も「殺す」って言っていた。以前の虎杖らしからぬシーンでしたね。

内田:
僕は、作画が素晴らしいと思いました。アクションシーンなどいろいろ印象に残っていますが、特に印象深いのは「緩急」のすごさです。たとえば「六本木に行くぞ!」と言った時に、「ろっぽんぎ! ろっぽんぎ!」って喜んでいたり。いつも死線と隣り合わせだけど、どこかに「抜きどころ」がある。シビアな状況は受け入れた上で、気を抜くところは抜くという姿勢がちょっと今っぽくておもしろいです。


ーーでも伏黒は、そういう抜きどころで比較的、大人しめで。

内田:
性格の真面目さがそういうところに出ていると思います。

瀬戸:
私は、野薔薇と西宮が戦った後の回想シーンが印象に残っています。虎杖と野薔薇とパンダが、物陰から真希さんを見ながら彼女の身の上を話して。「だからまずは団体戦で勝つ!」って気合いを入れたら、それを真希さんが聞いている。


ーー「聞こえてんぞ」の場面ですね。

瀬戸:
そこです。少し柔らかい日の光が差し込んでいる雰囲気の映像も美しかったし、OAを観てあらためてグッときました。

内田:
あと、虎杖が「死んだ」ことを知った伏黒と釘崎が、二人で話すシーンも熱かったです。

瀬戸:
ああ、あのシーンは、私も演じていて楽しかった! 結構、尺もたっぷりあったから、本当にこのシーンを大事にしているんだなって感じました。

内田:
二人とも思うことはあるだろうけれど、多くは口にしない。お互いに気を遣った結果、生まれたあの会話の雰囲気、とても良かったです。

瀬戸:
でも、本人たちは気を遣っていると見せないようにしているし、お互い顔を見て話してないし、最後のショットは背中の引きだったりするし。見せ方が切なかったですよね。


【気になる最終回は?】
ーー第2クール最初の大きなドラマは「京都姉妹校交流会編」でした。

榎木:
先輩たちの戦いにもそれぞれ見どころがあって、見応えがありましたね。虎杖は東堂のおかげで成長したけど、二人のバトルはスピード感があって楽しかったです。あと、加茂さんの術式や、花御とのバトルもすごかった。伏黒の式神「満象」も登場したし。

内田:
そう、象さん(笑)。加茂さんとの場面は、バトルのスピードの中で術式を説明するのが難しくて、苦労したのを覚えています。これを読んでいる人はぜひ、「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」10回続けて言ってみてください(笑)。

瀬戸:あと「特級呪術師(とっきゅうじゅじゅつし)」も(笑)。

一同:
(笑)。


ーー現在放送中の「起首雷同編」では、伏黒にもスポットがあたっていますね。

内田:
ついに過去が描かれました。伏黒の心根は、いろんな所から少しずつ積み重ねられているので、それを頭の中でつなげて整理するのが大変です。でも、そこから彼の心を探るのがおもしろいところでもあります。

榎木:
虎杖と釘崎が、伏黒を気にかけるシーンもありました。「もっと話してくれよ!」みたいな深刻な雰囲気じゃなくて、「友達だろ?」ってあっさりしているのが良かった。

瀬戸:
ああ、確かに。事件と自分のお姉さんに身に起きたことに関係があるのではと知って、伏黒の視界が狭くなっていた時だから。虎杖と野薔薇の言葉で、視界が急に開ける感覚がありましたよね。その後の、虎杖と野薔薇の共闘も印象的です。お互い、勝手に身体が動いて、戦いながらコンビネーションが生まれているような感覚。それぞれが積み重ねてきた成長が感じられました。


ーー最後に、最終回の見どころを教えてください。

榎木:
……オレたちの戦いはーー。

内田:
これからだ!(笑)

瀬戸:
(笑)。原作はまだ続いているし、きっとみなさんもどんな最終回になるか気になっていると思いますが……。

内田:
アニメとして積み重ねてきたドラマのひと区切りがしっかり描かれているので、楽しみにしていただければと思います。

榎木:
アニメオリジナルの描写も足されているし、最後の展開は胸にグッときます。原作を読んでいる人もいない人も満足できる最終回になっていますからお楽しみに!


<TVアニメ『呪術廻戦』作品情報>
毎週金曜日深夜1時25分よりMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送中‼

少年は戦う―― 「正しい死」を求めて

辛酸・後悔・恥辱
人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む
呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く

そして、呪いは呪いでしか祓えない

驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、
ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう

呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、
最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり……

呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―

<STAFF>
原作:芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:朴性厚
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史
副監督:梅本唯
美術監督:金廷連
色彩設計:鎌田千賀子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:兼田美希・木村謙太郎
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:堤博明・照井順政・桶狭間ありさ
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:dugout
制作:MAPPA

第2クールオープニングテーマ:
Who-ya Extended「VIVID VICE」(SMEレコーズ)
第2クールエンディングテーマ:
Cö shu Nie「give it back」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

<CAST>
虎杖悠仁:榎木淳弥
伏黒恵:内田雄馬
釘崎野薔薇:瀬戸麻沙美
禪院真希:小松未可子
狗巻棘:内山昂輝
パンダ:関智一
東堂葵:木村昴
加茂憲紀:日野聡
西宮桃:釘宮理恵
禪院真依:井上麻里奈
三輪霞:赤﨑千夏
究極メカ丸:松岡禎丞
五条悟:中村悠一
夜蛾正道:黒田崇矢
七海建人:津田健次郎
庵歌姫:日笠陽子
楽巌寺嘉伸:麦人
夏油傑:櫻井孝宏
漏瑚:千葉繁
花御:田中敦子
真人:島﨑信長
両面宿儺:諏訪部順一


<TVアニメ『呪術廻戦』Blu-ray&DVD情報>
Vol.3発売中!
商品仕様:
[Blu-ray]7480円
[DVD]6,380円
発売・販売元:東宝
収録話数:7~9話収録
DISC枚数:2枚(本編DISC+特典CD)

<特典内容>
初回仕様:
キャラクターデザイン:平松禎史 描き下ろし三方背ケース

初回封入特典:
◆スペシャルドラマCD「反魂人形」
出演:七海建人(CV:津田健次郎)/五条 悟(CV:中村悠一)
原作:芥見下々
著:北國ばらっど
小説:呪術廻戦「逝く夏と還る秋」より(JUMP j BOOKS)

内容:
北海道出張に来た、五条と七海。ハイテンションな五条とそれに辟易とする七海。出張の任務は、呪詛師の危険な通信販売に関する調査だったが、その実態は……。

原作者:芥見下々 描き下ろし「アニメじゅじゅさんぽ」ネーム小冊子
特製リーフレット
ジャケットポストカード

映像特典:
第1クールノンクレジットOP(第9話)
※初回生産限定版の在庫がなくなり次第、初回特典なし・本編ディスクのみの通常盤に切り替わります。
※ジャケット・商品デザイン、特典ほか商品仕様は予告なく変更になる場合があります。


公式サイト:
https://jujutsukaisen.jp

公式twitter:
https://twitter.com/animejujutsu

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

公式レポート:4月1日放送開始&3月25日先行配信開始!『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』宮本侑芽、石毛翔弥、久野美咲、釘宮理恵、高木渉、置鮎龍太郎ら豪華メインキャスト&OPテーマを歌う人気グループ・BiSHが登壇!完成披露上映イベント舞台挨拶イベントレポート

4月1日(木)からTV放送&3月25日(木)から国内先行配信がいよいよスタートするTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』。放送&配信開始に先駆けて、3月19日(金)に、TOHOシネマズ日比谷にて、完成披露上映イベントが開催されました。壮大な物語の幕開けを描くTVアニメ第1話&第2話を史上最速で上映。上映前には、メインキャスト&OPアーティストによる舞台挨拶も行われました。

舞台挨拶が始まると、「ゴジラ」シリーズではおなじみの荘厳なテーマ曲とともに、宮本侑芽(神野銘役)、石毛翔弥(有川ユン役)、久野美咲(ペロ2役)、釘宮理恵(ユング役)、高木渉(大滝吾郎役)、置鮎龍太郎(BB役)という、メインキャラクターを演じる豪華声優陣が登壇。大きな拍手で迎えられました。

まずは、キャスト陣で作品に関するトークを行い、自身が演じるキャラクターを、アフレコの様子とともに紹介していきました。この物語の主人公で、“存在しない生物”の研究をする大学院生・銘(メイ)を演じる宮本さんは、「これまで演じてきたキャラクターとは異なる“天才”という役柄に難しさを感じました。」と語り、専門用語や説明が頻繁に出てくる作品世界に、試行錯誤しながら取り組む様子を振り返りました。

そして、もう1人の主人公で、町工場で働く天才エンジニア・ユンを演じる石毛さんは、「ポジティブやネガティブの概念がなく、とてもニュートラルな性格。演じる時には、淡々とし過ぎないよう温度差に注意して臨みました。」と、一風変わったキャラクターを演じる際の意識について語りました。

また、メイのPCに住み着くかわいい犬型人工知能・ペロ2を演じる久野さんは、「人工知能・AIなので、全てのことを把握している存在。メイと会話する時は、会話のテンポ感を意識しました。」と、言葉一つ一つが分かりやすく伝わるように注意を払いながら演じたとのこと。

そして、同じく人工知能で、ユンのサポートをするAI「ユング」を演じる釘宮さんは、表情の変化がないデザインのAIについて、「淡々としているのですが、温かみが失われ過ぎないように意識しました。とても難しかったです。」と、自身の解釈を加えながらキャラクターを作りあげたことを明かしました。

また、ユンが務める町工場“オオタキファクトリー”の所長“おやっさん”を演じる高木さんは、周りからも「役柄にぴったり!」との声が上がりました。冷静な性格のキャラクターが多い中で、職人気質で熱いセリフが多い人物。「(自身が作る)ジェットジャガーに絶大的な自信を持ちながら演じました。」と本編での様子を含みながら紹介。

そして、ウパラ研究所の研究部長・BB役の置鮎さんは、「キャラクターを見ただけでは、敵か味方か分からないような存在。どのように見せるべきか考えながら演じました。」と謎の多いキャラクターについて感想を語りました。

また、作品の見どころについても伺うと、キャスト陣から次々とコメントが語られ、人型ロボット・ジェットジャガーの復活に期待を寄せる声や、各映画でも様々な演出で描かれている名場面・ゴジラが放射熱戦を吐くシーン、本作では今までにない表情でゴジラが登場することにも触れ、続々登場する怪獣たちの魅力について熱く語られました。

一方で、細かい設定で綿密に練られたキャラクターや、キャラクター同士の密度の高い会話劇など、作品のリアリティも魅力の一つで、SF作家である円城塔さんが描くシナリオの世界観についても触れられました。

また、本作への出演をきっかけに過去のシリーズを観た石毛さんは、本作で、過去作へのオマージュがあちこちに散りばめられていることを明かし、「『ゴジラ』シリーズのファンの皆さんにも楽しんで頂ける内容。観たことことが無い人は、『ゴジラ』シリーズの入門編としても楽しめます。色々な楽しみ方ができる作品です。」と自信を持って作品をアピールしました。

続いて、本作のオープニングテーマを手掛ける人気アーティスト・BiSHが登壇し、宮本さん、石毛さんとトークを展開しました。

まずは、アイナ・ジ・エンドさんに、今作のオープニングテーマに込められた想いを伺うと、「歌詞の中にもある“立ち向かう勇気”や、今欲しい言葉、聞きたい言葉が詰まっています。ライブでの振り付けも、ゴジラの動きを取り入れたいなど、色々と考えています。」と語りました。

また、ひと足早くオープニング映像を見たモモコグミカンパニーさんは、「聴けば聴くほどクセになります。ラップにも挑戦しているのですが、映像と相まって、さらにかっこよくなっています。」とオープニング映像の仕上がりにも満足げな様子。

また、セントチヒロ・チッチさんは、「BiSHはとても人間味のあるグループなので、同じく『ゴジラ』という人間味のある作品に関われたことが嬉しいです。」と想いを語りました。

また、宮本さん、石毛さんは、オープニングテーマを聴いて、「とてもかっこいい曲!毎回本編を盛り上げてくれるテンションの上がる曲です。」と絶賛。そして、それに応えるようにアユニ・Dさんが本編を観た感想を語り、「ある意味、ゴジラの新境地であり、新解釈だと感じました。過去と今と未来に焦点を当てていて、これからの世界や人間の在り方について作品を通して感じます。過去作品のオマージュもあり、魅力的なキャラクターも登場し、世代の垣根を超えて楽しめる、愛される作品だなと感じました。」と作品をアピールしました。

また、宮本さんは、じつはBiSHのライブDVDを持っているほどの大ファン。BiSHのライブパフォーマンスの熱量の素晴らしさを伝えながら、今回のオープニングテーマをライブパフォーマンスする際に、どのように振り付けにするのかアイナさんに尋ねました。

「ゴジラのしっぽにミニラが乗っている、愛のある姿や、この関係性がとても好きなので、それをモモコとアユニで表現したいと思っています。面白い振り付けを考えています。」と、今後のパフォーマーンスが楽しみになるようなコメントも飛び出しました。さらに、石毛さんからもBiSHに「どの怪獣が好きですか?」との質問が。キャスト同士では「モスラ」が一番人気のようですが、チッチさんもやはり「モスラ」を推し、『ゴジラVSモスラ』などで劇中歌として流れる「モスラの曲」が周りでも流行っていた印象を語り、「ほかの怪獣のイメージとも違い、とても美しい怪獣だと感じました。」とモスラへの印象を述べました。

また、ハシヤスメ・アツコさんは「映画館で出てくるちびゴジラがとても可愛いくて、好きです。」と、お気に入りの怪獣をそれぞれ紹介しました。また、リンリンさんには作品の感想を伺い、「景色がとても綺麗で、現実味もありつつ、キャラクターはアニメらしい雰囲気で、色遣いも綺麗で楽しかったです。」と語りました。

作品への感想がたっぷりと語られた後、舞台挨拶は終演の時間に。最後に、代表して3名よりファンへのメッセージが贈られました。

宮本さん「スタッフ、キャスト、アーティストの皆さん、全員が全力を出して、この作品を作り上げてきました。私自身楽しみにしていた作品が、ようやく世に流れ、皆さんに観ていただけることがすごく嬉しいです。これからご覧になる皆さんは、ワクワクが止まらない感じだと思いますが、ぜひ楽しんで頂き、応援して頂ければと思います。」

石毛さん「やっと皆様に『ゴジラS.P』を観ていただけるという喜びと、期待と不安、色々な感情が入り混じっています。物語、音楽、キャラクター、そして怪獣はもちろんですが、演出面を含めて、全て最高の仕上がりになっていると思います。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。来週からの配信、そしてTV放送を一緒に盛り上げていけたらと思います。」

セントチヒロ・チッチさん(BiSH)「『ゴジラ』という長い歴史の中で、また新しく動き出す『ゴジラS.P』の最強の制作陣と、キャラクターのように個性豊かな声優陣の皆さんと一緒に関われることが、とても嬉しいです。本作では“抗えない未来を覆す”というテーマがあり、私たちもずっと抗えないものに立ち向かってやってきたので、この作品とともに、どんな世界にも立ち向かっていこうという強い意志を頂きました。作品と一緒に、BiSHの曲も楽しんでいただけたらと思います。」

『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』は、監督を『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史、シリーズ構成・脚本は、日本を代表するSF小説家で芥川賞作家の円城塔が務め、TVアニメのシリーズ構成&全話脚本に自身初挑戦。キャラクターデザイン原案は漫画『青の祓魔師』の作者・加藤和恵が務め、怪獣デザインは『千と千尋の神隠し』など多くのスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーター・山森英司。音楽は『弱虫ペダル』シリーズや数々の『映画ドラえもん』を盛り上げてきた沢田完。アニメーション制作は、『僕のヒーローアカデミア』のボンズと、他とは一線を画すハイクオリティなCGアニメを制作するオレンジ。そんな充実のスタッフとスタジオの手により、女性研究者の神野銘と男性技術者の有川ユンという2人の若き天才が、人類に訪れる未曽有の脅威に対して、周囲の人間たちと共に挑んでいく姿が壮大なスケールで描かれます。オープニングテーマはBiSH、エンディングテーマはロックバンドのポルカドットスティングレイが担当します。

TVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』は、4月1日(木)よりTOKYO MXほかにてテレビ放送開始。Netflixにて3月25日(木)よりテレビ放送より各週1話ずつ先行国内配信(2021年全世界独占配信)。


<『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』完成披露上映イベント開催概要>
開催日時:2021年3月19日(金)
登壇:宮本侑芽(神野銘役)、石毛翔弥(有川ユン役)、久野美咲(ペロ2役)、釘宮理恵(ユング役)、高木渉(大滝吾郎役)、置鮎龍太郎(BB役)
BiSH(OPアーティスト/アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D)
司会進行:笠井信輔
会場:TOHOシネマズ日比谷


TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』
4月1日(木)放送開始
毎週木曜22:30 TOKYO MX、KBS京都、BS11/毎週木曜24:00 サンテレビ
3月25日(木)Netflix国内配信開始
各週テレビ放送から1話ずつ先行配信(2021年全世界独占配信)

<スタッフ>
監督:高橋敦史
シリーズ構成・脚本:円城塔
キャラクターデザイン原案:加藤和恵
キャラクターデザイン:石野聡
怪獣デザイン:山森英司
音楽:沢田完
CGディレクター:池内隆一・越田祐史・鈴木正史
VFXディレクター:山本健介
軍事考証:小柳啓伍
美術デザイン:平澤晃弘
美術監督:横松紀彦
色彩設計:佐々木梓
撮影監督:若林優
編集:松原理恵
音響監督:若林和弘
オープニングテーマ:「in case…」BiSH
エンディングテーマ:「青い」ポルカドットスティングレイ
アニメーション制作:ボンズ×オレンジ
製作:東宝

<キャスト>
神野銘:宮本侑芽
有川ユン:石毛翔弥
ペロ2:久野美咲
ユング:釘宮理恵
加藤侍:木内太郎
大滝吾郎:高木渉
金原さとみ:竹内絢子
佐藤隼也:阿座上洋平
山本常友:浦山迅
鹿子行江:小岩井ことり
海建宏:鈴村健一
李桂英:幸田夏穂
マキタ・K・中川:手塚ヒロミチ
ベイラ・バーン(BB):置鮎龍太郎
リーナ・バーン:小野寺瑠奈
マイケル・スティーブン:三宅健太
ティルダ・ミラー:磯辺万沙子
松原美保:志村知幸

<ストーリー>
2030年、千葉県逃尾市。
“何でも屋”な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク”で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。


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公式レポート:坂本真綾・3月20日(祝・土)、21日(日)横浜アリーナ2DAYSで開催された25周年記念LIVE「約束はいらない」オフィシャルライブレポート到着!

3月20日・21日の2日間、横浜アリーナにて坂本真綾25周年記念LIVE「約束はいらない」が開催された。今回の公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のためのガイドラインに沿った形で行われ、イレギュラーなことがいくつかあったが、2日間共に混雑なく開演時間を迎えていたのが、まず素晴らしかった。

人数制限(上限5,000人以下)のため座席は余裕を持って配置されており、その間を埋める空席にはフライヤーが貼られ、坂本真綾の自筆で「来てくれてありがとう。私は今日あなたを幸せにするためここに来ました。一緒に楽しもう。」というメッセージが可愛らしいイラストと共に書かれていた。アリーナにはセンターステージが設置され、それを8面LEDと呼ばれる鳥かごのような装置が覆い、左右には長い花道が伸びている。LEDにはライブやCDジャケットなど過去の写真が次々と映し出されて気持ちが高鳴る中、2日間だけの特別なライブが、いよいよ幕を開ける。

1曲目はライブのタイトルにも冠されているデビュー曲「約束はいらない」。今回のバンドメンバー、北川勝利(Band master&G)、佐野康夫(Dr)、千ヶ崎学(B)、奥田健介(G)、扇谷研人(Key)、毛利泰士(Percussion&Manipulator)、稲泉りん(Cho)、高橋あずみ(Cho)が丸いステージを中心に向かって取り囲むように演奏し、その中心で坂本が伸びやかな声で歌う。

25周年の歩み、その始まりを祝福するようなオープニングだが、まだ全貌は見えない。2曲目の「CLEAR」でセンターステージを覆っていた8面LEDが天井に登っていくと、ショートカットにパープルのドレスを纏った彼女が現れ、キラキラとした表情で歌う姿を頭上のスクリーンが映し出した。その瞬間、会場中に広がった華やかで夢のような景色に胸がいっぱいになる。この日のために切った髪、スタイリストと用意したドレス。彼女がこのステージにかけた「みんなを楽しませたい!」というシンプルな気持ちが伝わって来た。私たちは長い間、この楽しさを待ちわびていたんだと強く感じて、ライブはまだ始まったばかりなのに涙が止まらなかった。

「みんな、よく来たね!会えて本当に嬉しいです。今日は最高の1日にするから最後まで宜しく!」と挨拶。そこからタイトなリズムとノイジーなギターが交差するカオティックな「スクラップ〜別れの詩」を、モノクロの映像と赤いレーザーが印象的な演出で披露。続く「ユーランゴブレット」ではセンターステージの内側から彼女の動きを追うカメラワークとカメラ目線のパフォーマンスが抜群のカッコ良さ。昨年からのコロナ禍でオンラインライブも新たな主流となった中、リアルタイムで届ける映像美は格段に進化しており、それがこうして有観客でのライブでも生かされるという新たなエンタメの在り方にワクワクさせられた。他にも「独白」ではエモーショナルな曲調に合わせてセンターステージに大迫力の火の玉が何度も上がったり、「躍動」では左右に伸びた花道上にブルーのLEDがゆらゆらと揺れていたりと、演出面でも見逃せない場面が次々と繰り広げられていく。

ライブの序盤から「みんなこの1年間、すごく気を張っていた日々を過ごしていたと思います。この時間は心置きなく楽しんで行ってください」と話していた。この日、久しぶりにコンサート会場に足を運んだという人も多かったことだろう。そして「2020年、家にいる時間が長かった時に心に思い浮かんだことを曲にしました」と「いつか旅に出る日」を披露。自身が過去に訪れたクロアチアの景色を思い浮かべながら、今はまだ制約の多い生活を送っている私たちの「いつか」に希望を灯すような優しいメロディが、旅先での写真と共に届けられる。今回の2日間のライブの中で「どんな悪いことも永遠には続かないよ」と話してくれたことも、心に残った。

「自分の結婚式でもこんなドレス着てないわよ!」とか「歩くとルンバみたいでしょ?」と笑いながら言っていた豪華な衣装から、いつの間にかピンクのパンツスタイルがキュートな衣装にチェンジしたら、お楽しみのゲストコーナーへ。そう、今回の25周年記念LIVEではリリースしたばかりのアルバム『Duets』で共演したアーティストがゲストでお目見え。

まずは内村友美(la la larks)が登場すると、一緒に「色彩」を歌う。言わずもがな「色彩」はla la larksが提供した楽曲なので、ふたりで歌うと更に最強。センターステージの中央部分はせり上がるようになっていて、背中合わせになって歌う姿にはユニット感が漂う。デュエット曲「sync」は難しい旋律をふたりで軽やかに駆け上がる美しさ。MCではふたりで向き合い坂本が「あなた綺麗ね」としみじみ言うと、内村が「そんなディズニープリンセスみたいな真綾さんに言われても!」と返したシーンが面白かった。1日目、2日目の共通ゲストとしてもう一人、とびきりのエンターテイナーぶりを発揮して会場を盛り上げたのがポップの貴公子、堂島孝平。花道の端っこから「真綾さんもうちょっとです〜!」とか言いながら走ったり転んだりしながら登場するだけで何でこんなに面白いのだ、この人は。デュエット曲「あなたじゃなければ」では、喧嘩しながらじゃれあうようなカップルをコミカルに、時にアドリブも交えて披露すると坂本のパフォーマンスもいつも以上にハイテンション。その後で堂島がアコースティックギターを奏でながら、彼が作曲を手がけた「レコード」を一緒に歌う場面も。インタビューでも坂本が堂島のことを「本当に何でもできるんですよ!」と絶賛していたが、それを目の当たりにするような客演だった。

ここからは「今日だけのあの人が来ますよー!」と、日替わりのゲストを招く。1日目は原昌和(the band apart)がにこやかに登場し、そのままセンターステージで一人せり上がり「Be mine!」で華麗にベースを弾き倒す。デュエット曲「でも」では、原いわく「高級すぎるスナックに来てる気分」と心底楽しそうにふたりで歌ったが、アルバム『Duets』の制作を通じて「原さんと私の声の相性が本当に良いんですよ!」と言っていた通り、抜群のハーモニーを生で聴かせてもらった。2日目に登場したのは土岐麻子。デュエット曲「ひとくちいかが?」を、誰もが一聴して「素敵!」と心踊るような声で披露すると、お洒落でポップなムードが会場いっぱいに広がる。坂本も「幸せだな〜!」とうっとり。土岐に対し「私、見つめ合うと何だか女性の方が緊張します」と高揚した表情で言っていたが、1日目に汗だくの原にお水やタオルを手渡すサービスをしながら「使ったタオルは自分で何とかして!」と最後に雑にあしらっていた姿を思い出して笑ってしまった。2曲目は土岐もカバーしている「DOWN TOWN」をふたりでチャーミングに披露すると華やかなサウンドと共に幸せいっぱいのハイライトとなった。

まるでお祭りのようなひと時が終わると、再び8面LEDがセンターステージに降りてきて25周年の軌跡をランダムに辿るように「gravity」、「序曲」、「birds」と続けて披露し、じっくり聴かせた。「気付けばこの25年の間に200曲以上リリースしてきました。ライブで全てを網羅することはできなくてもみんなが好きな曲がひとつでも入っていたら嬉しいです。限られた時間の中で1曲でも多く聴いてもらいたくて、この日のためにメドレーを作ってきました」と始まった25周年メドレーでは自身のキャリアの中でも節目の一歩を踏み出した「ループ」や、数々のライブを彩ってきた「Private Sky」や「マジックナンバー」、「ヘミソフィア」や「トライアングラー」などの人気曲まで聴かせた。

オーディエンスは、時に懐かしくなって心がキュンとすることもあったのではないだろうか。坂本真綾の25周年は、彼女を応援してきたみんなの25周年でもある。ファンとしての歴史がいつ始まったとしても、大好きな曲と思い出を共有しながら、みんなが2日間ここに集まったことが意義深い。メドレー最後の「光あれ」では彼女の、歌手としての風格すら感じさせる神々しさだった。〈もしも今この声が誰かに届いてるなら/手を振ってくれないか〉のフレーズで観客が手にしたLEDバンドが白く光り、みんなで彼女に手を振った。音と光のコール&レスポンスはひときわ美しい名場面だった。声を出せなくても、拍手をして、手を振って、拳を振り上げて、みんなでステージに想いを伝えた。それはステージから坂本真綾が溢れんばかりのたくさんの想いを伝えてくれたからだ。

「今回のライブは満席というわけにはいかない形で開催しましたが、みなさんがここに来てくれたことが本当に嬉しいです。ステージがせり上がったり、火が出たり(笑)、私自身お祭りだと思って準備してきました。空席に貼ってあるメッセージは、実は2日ぶんの枚数を印刷したんですが、1日目のお客さんはほとんど持って帰らなかったそうです。きっと2日目も使うだろうからとみなさんが気を遣ってくださったんだと思います。いつも人を想いやる方達に支えられているなとあらためて感じました。よろしかったら今日は持って帰ってください」。そんなエピソードにも坂本とファンの関係性をしみじみと感じた。そして今回のライブは映像収録されて後にリリースすることを発表し、「少し先の未来でこの映像を見る人へ」向けたメッセージをライブ中に話してくれたので、参加できなかった人も楽しみに受け取ってもらいたい。そんな風に坂本真綾自身がいつだってファンへの思いやりを忘れずに活動してきたからこそ、人を思いやり、マナーを守るファンばかりなんだと思う。25年という長い歳月の中でそうやってひとつひとつ、築き上げてきたからこそ、観客全員がマスクをして歓声を上げられなくても楽しい祝祭空間を生み出すことができるのだ。

いよいよ終わりが近づいてくる。たくさんのシャボン玉の中で熱唱した「誓い」は、「10年前に世の中が大変だった時に作った曲です」と紹介された。〈何を失っても 僕は生きていくだろう〉という歌詞に、また新たな今とこれからへの想いを込めて歌われている気がした。そして最後は活動初期から愛され続けてきた人気曲「プラチナ」を披露して幸せ最高潮の状態で締めくくる。「また会う日まで、元気でねー!」と笑顔で最後の挨拶をすると、会場内には「ポケットを空にして」のインスト・バージョンが流れ、バンドのメンバーとみんなでステージの周りや花道をゆっくりと歩きながら別れを惜しんだ。いくつものライブでアンコールを彩ってきた「ポケットを空にして」だが、今回は坂本も観客も全員が心の中で歌っていた。今は歌うことができなくても、私たちには記憶の中のピースフルな大合唱が胸に響いていた。2日間でそれぞれに2時間半強、途中でステージを去っての衣装チェンジも、アンコールもなしで、しかし曲数はたっぷり、という構成にも工夫が感じられた。坂本真綾のキャリアにおいて、これまでにもライブで様々な挑戦やコンセプトがあったが、今回はシンプルに「みんなを楽しませたい!」という気持ちが伝わってきて、それが25周年記念公演だったことも何だか感慨深い。様々な困難を乗り越えて実現した、この2日間のステージはいつか振り返った時にもきっと忘れられないものになるはず。そしてタイトルの「約束はいらない」は、ファンと坂本真綾の絶大なる信頼の上に成り立つ、「またいつか会おうね」を意味する合言葉なんだ。

TEXT BY 上野三樹
※こちらの公演は、上限5,000人以下で開催されました。


<坂本真綾 25周年記念LIVE「約束はいらない」 SET LIST>
M01 約束はいらない
M02 CLEAR
-MC-
M03 スクラップ〜別れの詩
M04 ユーランゴブレット
M05 オールドファッション
-MC-
M06 いつか旅に出る日
M07 独白
M08 躍動
M09 色彩(with 内村友美)
-MC-
M10 sync(with 内村友美)
M11 あなたじゃなければ(with 堂島孝平)
-MC-
M12 レコード(with 堂島孝平)
【Day 1】
M13 Be mine!(with 原 昌和)
-MC-
M14 でも(with 原 昌和)
【Day 2】
M13 ひとくちいかが?(with 土岐麻子)
-MC-
M14 DOWN TOWN(with 土岐麻子)
M15 gravity
M16 序曲
M17 birds
-MC-
M18 25周年メドレー
・ループ
・ヘミソフィア
・逆光
・奇跡の海
・Private Sky
・トライアングラー
・マジックナンバー
・指輪
・光あれ
-MC-
M19 誓い
M20 プラチナ

各配信サイトで、このセットリストのプレイリストを聴くことが出来ます。
https://jvcmusic.lnk.to/20210321


<7人と織り成す全曲新曲のデュエットアルバム>
25周年記念アルバム第二弾
4thコンセプトアルバム『Duets』
Now on sale
2,500円+税 / VTCL-60544

収録曲:
1. Duet! / 坂本真綾×和田弘樹
作詞:坂本真綾
作曲・編曲:h-wonder
2. あなたじゃなければ / 坂本真綾×堂島孝平
作詞・作曲・編曲:堂島孝平
ホーン編曲 : 堂島孝平・sugarbeans
3. ひとくちいかが? / 坂本真綾×土岐麻子
作詞:土岐麻子
作曲・編曲:TENDRE
4. でも / 坂本真綾×原昌和(the band apart)
作詞:岩里祐穂
作曲・編曲:原昌和
5. sync / 坂本真綾×内村友美(la la larks)
作詞:内村友美・坂本真綾
作曲・編曲:江口亮
6. 星と星のあいだ / 坂本真綾×井上芳雄
作詞・作曲:坂本真綾
編曲:山本隆二
7. ひとつ屋根の下 / 坂本真綾×小泉今日子
作詞:坂本真綾
作曲:鈴木祥子
編曲:山本隆二


坂本真綾 – 4th Concept Album『Duets』 Lyric Video

https://youtu.be/LHZcs94jqNc


配信情報:
3月17日より、音楽ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信スタート!
※対応ストリーミングサービス:
Apple Music、Amazon Music Unlimited/HD、AWA、KKBOX、LINE MUSIC、mora qualitas、RecMusic、Rakuten Music、Spotify、YouTube Music、ANiUTa
早速チェック:
https://jvcmusic.lnk.to/Duets


<特番情報>
FMラジオ特番「Maaya Sakamoto Special Program -Duets-」
出演:坂本真綾
ゲスト出演:井上芳雄
備考:3月19日(金)20:30から約1ヶ月間、この番組のディレクターズカット版を、無料音声サービス『AuDee(オーディー)』で配信します。お楽しみに!

CS日テレプラスにて、15周年&20周年記念LIVEの放送が決定!
放送日程:
①坂本真綾15周年記念LIVE “Gift” at 日本武道館
3月30日(火)21:00~(再放送)
https://www.nitteleplus.com/program/maaya_live-gift/

②坂本真綾20周年記念LIVE “FOLLOW ME“ at さいたまスーパーアリーナ
3月31日(水)21:00~(再放送)
https://www.nitteleplus.com/program/maaya_live-followme/


オフィシャルHP「I.D.」:
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/

坂本真綾 YouTube Official Channel:
https://www.youtube.com/user/maayasakamotoCh/