レポート:16年の歴史はいくら時間があっても語り足りない!『ARIA The BENEDIZIONE』完成披露上映会レポート

2021年11月18日、東京・豊洲にあるユナイテッド・シネマ豊洲において、「『ARIA The BENEDIZIONE』完成披露上映会」が行われました。今回の上映会では、晃役の皆川純子さん、あずさ役の中原麻衣さん、灯里役の葉月絵理乃さん、アリア社長役の西村ちなみさん、主題歌を担当された牧野由依さん、監督の名取孝浩さんが登壇されました。

時間となり、キャスト陣が登壇すると、和やかな雰囲気で、舞台挨拶がスタートしました。

最初に、藍華役の斎藤千和さんがビデオメッセージで皆川さんや中原さんとの収録時のエピソードを話されていました。そして、皆川さんは台本を読んだ時に号泣し、本番も泣くのではないかと思われたそうですが、役にスッと入っていったので、泣かなかったのではないかと収録時のことを思われたそうです。中原さんは作品のあるシーンで、あずさ以外の役もやっていて、その役の相手の人と収録をして、懐かしい気持ちになられたそうです。

続いて、ARIAシリーズが16年続いて来て、今までやってきた時の話では、葉月さんも初期の13話のストーリーから2期・3期と続いてくれて、嬉しかったそうです。ネオ・ヴェネツィアで過ごしているのがシンクロするなと全身で実感されているそうです。西村さんは16年とか年数の重みは、始まったころは牧野さんが大学生だったなという事や、西村さん自身もお子さんが産まれたころだったと思い、ARIAと共に、人生を歩ませて貰った事に感謝していると話されました。主題歌について、牧野さんは「ウンディーネ」についての思い出や、今回の「ウンディーネ~2021 edizione~」への思いを熱く語られていました。

作品の見どころについては、皆川さんは上映前なので、ネタバレをしない範囲で話をされ、中原さんは晃の格好良さ、名取監督はARIAのフィナーレとして、結構作品を遡っていく形となっていて、16年前のものを引っ張ってきて見直して、時間の経過を感じ、最初の作品を見た時の感覚になったのではないかと話していました。

そして、ARIAのベスト10が発表され、キャスト陣もベスト10は選びきれないと話し、ファンから集まったベスト10のエピソードを見て、深く感慨にふけていました。

最後に一言コメントとして、皆川さんは「皆さんの応援の声があって、スタッフさんの熱い気持ちがあって、天野先生が描いてくださって、今回の劇場版を届けることが出来ました。私自身もARIAを触れられたこと、晃を演じられて本当に嬉しかったです。今回がフィナーレと銘を打っていますが、私はそんなつもりで演じていません。三部作のトリという事で、今も続いているARIAの世界の一部、過去の話と現在の大事な話を切り取って、皆さんにお届けできたと思います。とても素敵な話を届けられたと思いますが、フィナーレじゃないなと思っています。どこかで元気で暮らしていてまたいつか彼女たちの日常を切り取ってお届け出来るような気がします。皆様もARIAを愛し続けてください。」、名取監督は「皆さんに支えられて、ここまで来てしまったという驚きが正直なところです。初めて皆様にお披露目できることが、自分のキャリアにとっても嬉しいことです。ARIAの世界を楽しんでください。」とコメントされ、舞台挨拶が終了しました。


『ARIA The BENEDIZIONE』
2021年12月3日(金)
配給:松竹ODS事業室

公式サイト:
https://ariacompany.net

公式Twitter:
https://twitter.com/ARIA_SENDEN

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