ニュース:武田「本当にゆる~く、ゆったりしながら楽しんで。」 アニメ「ビジネスフィッシュ」でモーションキャプチャ―初挑戦!ヒロインを演じた武田玲奈インタビュー

体は人間で頭は魚なサラリーマンを主人公のニュースタイルアニメ「ビジネスフィッシュ」が、TOKYO MXとBS11で毎週日曜24時から放送中だ。またHuluでも各TV放送エピソードを1週早く先行配信中。IT企業に勤める、頭は魚で体は人間なサラリーマン・魚脇タイが、生意気で新人類な後輩、社内ゴシップ好きなOL、パワハラ全開な上司らに悩まされながら、仕事にコイに奮闘する姿を、シュールでゆる~い世界観で描く。

本作は、「架空OL日記」をはじめコミカルなドラマやバラエティを手掛けている住田崇氏が監督。東京オリンピック/パラリンピック2020の公式競技紹介アニメの演出を担当するオークラ氏がシリーズ構成、同じくイラストを手掛けるニイルセン氏がコンセプトデザインと、従来のアニメとは一線を画すスタッフィング。

さらに、全編を演者が声だけでなく動きや表情も含めて演技をする「全編モーションキャプチャ―」による特殊な制作方法を取り入れている。演者が専用の特殊なスーツを着て、動きと共に声や表情も同時に撮影・収録。そうすることで、キャラクターが分断されず活き活きと表現がすることができ、そこに精密なCGを乗せてアニメに仕上げていく。スタッフ、作品の設定、世界観、さらに制作方法まで、まさに「ニュースタイル」なアニメとなる。

そんな『ビジネスフィッシュ』に、ヒロインの乙姫 舞(おとひめ まい)役として出演するのが、女優・モデル・グラビアと多彩に活躍している武田玲奈。今年4月クールに放送されたTVドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で浅川由那役を好演して話題を呼んだ。そして『ビジネスフィッシュ』ではモーションキャプチャ―に初挑戦、コミカルな世界観に飛び込んだ彼女にインタビュー。本作出演にあたっての想いを語ってもらった。


―「ビジネスフィッシュ」という作品に出演するにあたって、作品の第一印象はどんなものでしたか?
武田玲奈(以下武田)「資料を読んだりお話を聞いたりして、とにかくシュールで、いままでにない作品だなと思いました。ふつうのサラリーマンのお話なんですけど、頭が魚だったり、イカだったり、海老だったりっていうキャラクターが出てきて。でも、その人たち…人?なのかな…(笑) その人たちがなんの疑問もなく社会に溶け込んでるんですよね。」

―そういったキャラクターの中で、武田さんは「乙姫舞」というキャラクターを演じているわけですが…。
武田「乙姫舞ちゃんは、見た目は人間です(笑)。最初、キラキラしたアイドル的なキャラクターなのかな、と思ったのですが、住田監督から「可愛らしい、というよりイマドキのOL像という感じでお願いします」とお話をされて。なので、自分なりに「イマドキのイケてるOL」というのをイメージして演じようと思いました。」

―インスタが趣味、という設定ですもんね。
武田「そうですね。イマドキです(笑)。」

―この作品は「モーションキャプチャ―」で制作されていますが、そちらについては?
武田「まず「モーションキャプチャ―」というものを知らなかったので、「なんだろう?」というところから始まりました。撮影に入る前にスタジオで練習する機会をくださって、その練習で「こういう風に撮るんだ!」って知った感じです。全身タイツのような、あとたくさんセンサーが付いているスーツももちろん初めて着ましたし、撮影するとき、私たちの動きを読み取らせるために毎回「Tポーズ」をするんですけど、それがおもしろくて、(共演の)皆さんといつも笑っていました(笑)。」

―(笑)。アフレコはせず、声と動きを一緒に演じる撮影はいかがでしたか?
武田「あとからCGになるので、動きにいろいろと制限がありました。物を触ったりつかんだりするのもひと苦労で、その中で演技をしなければならなかったので、難しかったですね。でも、横のモニターにはキャラクターになってる私たちが同時に映っていて、他のキャラクターの動きだったりが面白くて。次第に撮影にも慣れていったので、楽しかったです。」

―本作の住田崇監督についてはいかがですか?
武田「コミカルなドラマやバラエティなどですごく活躍されている方だけあって、「笑い」というものにこだわりを持っている方だと思います。私は普段バラエティなどにはあまり出ることがなくて、コメディの作品もあまり経験がなかったこともあって、演技で「笑い」を生み出すのは難しかったですね。ラブストーリーだったりミステリーだったり、いろいろなジャンルの作品に出演させていただいてますけど、コメディが一番難しいと思います。」

―どのあたりに難しさを感じますか?
武田「お笑いとかバラエティはTVでよく観るんですけど、いざ自分で人を笑わせるのは…。それもドラマや映画などでセリフや動きが決まってる中で、観ている人を笑わせるっていうのは難しさを感じますね。でも、新しいことをやるのは好きなので、今後はコメディ作品にもチャレンジしていきたいと思います。」

―主人公の魚脇タイは中間管理職で、上司と部下に挟まれて悩んだりしていますが、武田さんご自身は後輩の方などにアドバイスしたりしますか?
武田「そうですね。だんだん撮影の現場とかにも年下の子とかも増えてきて、私自身は人見知りなんですけど、それなりに頑張って話しかけようとしてます。あと、ここうまくいかないな…ということがあったら教えてあげたいと思いますね。少しでも参考になればと。」

―「働き方改革」などが謳われる中で、働くサラリーマンを主人公にした「ビジネスフィッシュ」ですが、武田さんは「働くこと」をどんな風に捉えていますか?
武田「最初はモデルからお仕事を始めて、今ではドラマや映画で演技のお仕事をたくさんいただいていますが、すごく世界が広がっている気がします。お仕事をすることで知ったことや見つかったこともあるし、自分の視野を広げてくれるものだと思います。これからも新しいお仕事にチャレンジしていきたいですね。」

―「ビジネスフィッシュ」の武田さんなりの楽しみ方を教えてください。
武田「本当にシュールでクスクス笑える作品なので、テレビをグッと見つめる感じじゃなくて、本当にゆる~く、ゆったりしながら、好きなことをしながら、好きなもの飲みながらゆっくり見るのがいいと思います(笑)。どうぞよろしくお願いします。」


<武田玲奈プロフィール>
1997年7月27日生まれ、福島県出身。2013年12月【Ameba Candy Collection 第2のくみっきー!発掘オーディション】グランプリを獲得し、Popteenレギュラーモデルとして芸能活動をスタート。2015年3月映画「暗殺教室」で女優デビューを果たす。同年の「週刊ヤングジャンプ」13号で初登場にして初表紙に異例の抜擢。2016年より集英社「non-no」専属モデルに。2018年放送TVドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」、映画「人狼ゲーム インフェルノ」では初の単独主演を果たす。2019年放送TVドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」では浅川由那役を好演。今後ますますの活躍が期待される若手女優の一人。


<作品・放送情報>
『ビジネスフィッシュ』
毎週日曜24:00 TOKYO MX、BS11で放送中/Huluで毎週日曜24時より次週TV放送エピソードを先行配信

<スタッフ>
原作:クオン
監督:住田崇
シリーズ構成:オークラ
脚本:オークラ、岩崎 う大、土屋 亮一
コンセプトデザイン:ニイルセン
CGディレクター:白石照明
制作プロダクション:アイアンドエー
製作:ビジネスフィッシュ製作委員会

<キャスト>
魚脇タイ:永岡卓也
乙姫舞:武田玲奈
海野ぶどう:落合モトキ
蛸山八男:竹井亮介
伊勢えびか:藤井武美
浅瀬課長:大津尋葵
磯野もずく:白石優愛
IKAちゃん:小野賢章
ED振付/ダンス:s**t kingz(シットキングス)

<あらすじ>
ここは東京にあるIT企業(株)SEA VISION。システム部営業課の中間管理職・魚脇タイは、頭が魚で体が人間な普通のサラリーマン。仕事は可もなく不可もなく、プライベートは不可多め、見ためは魚。そんなポジション的には「人生の脇役」なタイは、今日も今日とて出勤し、生意気な後輩・海野、親友だが言うことは辛らつな同僚・蛸山、今どきのOL・もずく、パワハラ全開な上司の浅瀬課長、グラマラスで見た目は海老なえびかたちに囲まれ、仕事や人間関係の海をユラユラと泳ぐのだった。


公式サイト:
http://businessfish.jp/

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(C)ビジネスフィッシュ製作委員会